本ページは、2022年度の次代舎の参加者向けのページです。
2月5日(日)の18時から19時30分にマーケティングの概説と演習を行います。
基本的なインプットとして以下の動画を視聴し、ビジネスモデルキャンパスを準備の上、参加下さい。
PWは別途事務局の指示に従って下さい。
【動画】
マーケティングとは(約27分)
本動画は、マーケティングの基礎シリーズの1本目、概要の動画です。マーケティング全体のイメージを掴む目的で視聴下さい。
マーケティング・ミックス(4P)とは(約45分)
本動画は、マーケティングの基礎シリーズの6本目、マーケティングの実行策の動画です。マーケティングを実現する際のコンセプトである商品、価格、流通、販促の概念について理解を深める目的で視聴下さい。
顧客のマネジメント(約25分)
本動画は、マネジメントの基礎シリーズの7本目、顧客のマネジメントの動画です。販売をスタートと捉えて、いかに顧客の体験する価値を高めるのか。いかにリピート顧客をマネジメントするのかについて理解を深める目的で視聴下さい。
【2月5日の演習内容】
プロジェクトで考えた商品(製品・サービス)をどのようにターゲット顧客に認知させ、コミュニケーションを行い、購買に結びつけるかについて議論します。ビジネスモデルキャンパスの4つ目の視点:チャネルに相当する部分です。次に、プロジェクトで考えた商品の継続利用のための仕組みについて議論します。ビジネスモデルキャンパスの5つ目の視点:顧客との関係に相当する部分です。
2023年2月1日 のアーカイブ
【動画】次代舎・マーケティング
コミュニケーションは歪(ひず)んで伝わる
高橋です。
私がコンサルティングをしている『営業プロセス研修』のエッセンスを、毎回お伝えしています。
今回のテーマは「コミュニケーションは歪(ひず)んで伝わる」です。
このような経験はありませんか?
・ 「ちゃんと伝えたはずなのに…」部下が指示と違うことをやっている
・ 部下が「分かりました」と言ったから理解していると思っていたのに…
・ 上司の指示通り仕事をしたのに、「そうじゃない」と言われた
・ 上司は指示したと言われるが、「私はそんなこと聞いた覚えがない」
仕事でもプライベートでも、コミュニケーションにおいて誤解や真意が伝わらない(伝わらなかった)という経験は誰でもあると思います。
なぜ、そのようなことが起きるのでしょうか?どうすれば避けられるのか、考えてみたいと思います。
私は研修で、誤解や真意が伝わらないことを「コミュニケーションの歪み」と言っています。
歪みが生じる原因は、話し手と聴き手の間に聴き手の価値フィルターが介在するからです。聴き手の価値フィルターを通過することで、話しの内容に聴き手の解釈が加えられるので、話し手と聴き手の理解が違ったり、真意が伝わらないということが起きます。
会話をしていて、話し手と聴き手で共通の知識や判断に関わることは、おおむねそのまま真意が伝わります、同じ価値観ですから。
問題は、「共通でない知識や前提」がフィルターを通じて違う形に変化して聴き手に解釈される場合です。この時、聞き手は自身の価値に応じて話し手の内容に自分の知識や自分の判断、自分の経験を加えて理解しています。
結果、話し手の意図が歪んで伝わり、「伝えたこと」と「伝わったこと」が同じにならないのです。
では、どのように歪みを起こさないようにコミュニケーションすればいいのでしょうか。
ここでは大きく2つ提案します。
1つ目は前提を合わせるということです。
先ほども話し手と聴き手で共通の知識や判断はそのまま伝わるということでしたので、そのような前提をつくってコミュニケーションすることが大切です。自分にとって常識だと思っていることが、相手にも常識とは限らないことは、常識ですよね。だから意識して前提を揃えておくことが必要なのです。
特に年齢による世代間のギャップは私も感じます。私の世代での常識が、今のZ世代の若者にとっては非常識ということは多々ありますが、その世代の方々がもう新人として会社で一緒に働き始めています。「今の若者は常識がない!」というのではなく、考え方や価値観のどこが共通で、どこら辺が違うのか、お互いにすり合わせたいところです。
ビジネスにおいては、自分達が何をやろうとしているのか、自分が求められている役割は何か、自分はどこまでの役割を担っているのか、と言ったことを普段からチーム内で、もしくは上司と部下の間で話し共通の認識(前提)を持つようにしましょう。
前提と言うと、言葉選びも含みます。相手がわからない単語、誤解されそうな曖昧な表現なども避けるべきでしょう。「そんなつもりで言ったのではなかった」というのはよくある事です。
2つ目は、話しに至った根拠・理由(背景、話の目的)に着目するということです。
話し手も聴き手も双方に言えることですが、結論(もしくは主張)だけでなく、その結論に至った根拠や理由まで話す(聴く)べきです。そもそも根拠や理由にこそ、話し手の真意が表れるからです。
上司は部下に指示を出す時に「○○しなさい」で終わらないということです。「なぜなら△△だからです」と根拠まで説明すると、聴き手である部下も納得して指示に従います。また部下の側も「上司は何を求めて指示を出しているのか?何を求めているのか?」と考えると、自ずとその指示の理由、つまり上司の真意を確認することになります。そこでお互いのコミュニケーションが歪みなく伝わります。
日頃のビジネスコミュニケーションにおいて、お互いの真意が伝わっているか、歪んでいないか、振り返りたいものですね。
営業プロセス、営業研修、人材育成、セールスコーチなどをご検討の経営者・経営幹部・リーダー・士業の方はお気軽に弊社にご相談ください。
新規事業の旅34 複利の効果
早嶋です。
新規事業と既存事業を並行して行うと、常に既存事業が優先される。理由はいくつかある。
・評価基準が既存事業になっている
・既に顧客が待っているため新規に時間を避けない
・そもそもスローガン程度で時間の配分がない
・今儲かる可能性が低い
ただ、企業のPPMを理解し、複数の事業を継続的に取り組んでいる経営者にとって、事業ポートフォリオを常にマネジメントすることは重大な仕事だ。ただ、自分たちがマネジメントから経営者になる頃までに新規事業の立ち上げを経験した役者がいなく、どうしても既存事業に資源を投入したほうが楽だと思っているかもしれない。
ポイントは、新規事業の時間と担当者を確保することだ。既存事業で数億以上の利益を出している企業であれば、数名は捻出できる。そして。3年程度のビジョンを毎週、経営者がプロジェクトリーダーとなり議論を続ける。その際の調査や詳細分析、資料集め、整理はその数名の担当者に任せる。しかし、大きな方針やビジョンが固まるまでのおよそ10回以上は、経営者がコミットして毎週のブレストを続ける。3ヶ月もすれば、骨子はできるだろう。その後、再度トップを交えて直近の半年の行動を決め、毎週、その行動をその数人の担当者に課すのだ。ここを担当者に丸投げすると平気で数ヶ月は調査といって机上で時間を過ごすことになる。
実際のベンチャーに会いにいってもらい、VCの人間と自社の方向性を確認させ、提携先の候補企業にアポ取りをさせ裏を取る等々。新規事業といえどもやることが盛り沢山だ。しかし多くの企業は行動しない。
要は、初動と行動と方向性が大事なのだ。その際に、中途半端に行うのではなく、毎日着実に新規の事業に近づく行動を取り続ける。半年、1年も経過すると立派な新規チームが出来上がり、経験がないので・・・・と平気で1年が過ぎてしまったなんてことはなくなる。動くば疑問がでて、疑問を潰すとまた新たな問が生まれる。その繰り返しをすると一定規模以上の社員レベルであれば必ず半年程度で人が変わり、ノウハウや経験もそれなりに蓄積できる。その程度のチームになれば、社長のコミットはゆるくしても良いのだ。
何事も毎日、そのことを続けるか、続けないか。要は複利の計算と一緒なのだ。
新規事業の旅(35) 人間は機械の一部になる
新規事業の旅(34) 複利の効果
新規事業の旅(33) ストレッチ目標
新規事業の旅(32) 需要と供給
新規事業の旅(31) ジョブと障害とキャズム
新規事業の旅(30) OEは最早役に立たたない
新規事業の旅(29) 売り手のトラブルは売り手の無知から
新規事業の旅(28) 動画サブスクの落とし穴と処方箋
新規事業の旅(27) 仲介会社のビジネスモデルと買い手の事情
新規事業の旅(26) M&Aの勘所を押さえる
新規事業の旅(25) キャズムを超えるまでのKPI
新規事業の旅(24) 敵のコトを知りつくそう
新規事業の旅(23) 道具の使い方
新規事業の旅(22) 売ってから始まる事業
新規事業の旅(21) 現場とトップのギャップ
新規事業の旅(20) 自前主義の呪縛とイデオロギー
新規事業の旅(19) モノからコトへ転身できない企業
新規事業の旅(18) アンゾフ再び
新規事業の旅(17) 既存事業の市場進出の場合
新規事業の旅(16) キャズムを超える
新規事業の旅(15) 偶然と必然
新規事業の旅(14) 経営陣のチームビルディング
新規事業の旅(13) ポジションに考える
新規事業の旅(12) 山の登り方
新規事業の旅(11) 未だメーカーと称す危険性
新規事業の旅(10) NBとPB
新規事業の旅(9) 採用
新規事業の旅(8) 自分ごとか他人ごとか
新規事業の旅(7) ビジネスモデルをトランスフォーメーションする
新規事業の旅(6) 若手の教育
新規事業の旅(5) M&Aの活用の落とし穴
新規事業の旅(4) M&Aの成功
新規事業の旅(3) よし!M&Aだ
新規事業の旅(2) 既存と新規は別の生き物
新規事業の旅(1) 旅のはじまり
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