マーケティングにおけるデジタル化は今後、無視できないほど加速化していくと思います。
現在、マーケティングで使われている媒体は殆どがデジタル化し、その流れが主流になるでしょう。また、コンテンツも今後はますます動画が増えていくと思います。媒体が発達して、様々なところでスクリーンに相当するモノからコンテンツが流れる事でしょう。
デジタルコンテンツの増加により、情報があふれてくるでしょうが、目的のコンテンツを見つける作業が複雑になるでしょう。となれば、再び顧客と企業を結び付ける役割に相当する強力なポータルを提供するサービスが必要に迫られるかも知れません。
上記の流れがやってくると、現実と仮想の境目がなくなるかもしれませんね。顧客は無意識のうちに現実と仮想の空間を行き気している事でしょう。
このような世界を見通して行われるマーケティンン活動にデジマーケティングという概念があります。ちょいと未来のマーケティングの概念ですが、すぐそこまでやってきています。マーケティング活動の全て若しくはそのほとんどがデジタルチャネルを使うため、双方向のやり取りが可能になります。つまり、アドレサブルなチャネルの活用によってエンドユーザーは長期にわたり企業と個別化した商品を提供してもらえるようになります。
従来のマーケティングは企業が主体でプロダクトオリエントでした。それが、消費者主体になります。しかし、デジタル化が進めばこの動きがますます加速して消費者の参加型が積極的な参加という位置づけになると思います。
早嶋聡史
2009年12月 のアーカイブ
デジマーケティング
年末のご挨拶
“光陰矢のごとし”、早いもので今年も師走を迎えました。歳を重ねるごとに時間の経過を速く感じるようになるというのは本当ですね、身を持って実感しています。
今年も感謝の気持ちを「年末のご挨拶」にかえてお送り致します。無事に一年を終えることができましたのも皆さまのお陰と、心からお礼を申し上げます。ありがとうございます。
「皇帝ダリア」をご存知でしょうか。ここ数年気になっていたのですが、ようやくその名前を知ることができました。皆様もお気づきかと思いますが、竹のような茎を持ち、地表から5メートルもの高い所に薄紫色の大輪の花を咲かせます。先月から咲いていますが、この植物の原産地はアマゾンだと聞き“九州の熱帯化もここに極まれり”と驚きました。
私事ですが、クリスマス前後はドイツに視察に参りました。30年ぶりのドイツ、昔の記憶を辿って懐かしいハイデルベルグの街を歩きました。今年9月に環境の専門家として国連に職を得、ボンで働く娘に会うのも目的の一つでした。環境への取り組みのトレンドに関する情報も収集して参りました。得た情報は引き続き皆さまに発信したいと考えております。
昨年の同じ時期に皆様にお約束したことがございました。ご記憶頂いていますでしょうか。2009年中に本を出版するということです。紆余曲折はありましたが、何とかお約束を果たせそうです。時期はお約束より少し遅れまして、2010年3月または4月には刊行致します。
詳しいことは正式に決定しましてから改めてお知らせいたしますが、「営業管理者」向けの書籍で、私の営業管理職としての経験と、現職における経験を整理してしたためました。営業の現場で管理者としてご活躍の皆様にお役にたてる内容だと秘かに自負しております。
来年の私の約束は“喫煙の習慣に決別する”ことです。来年もよろしくお願い致します。それでは皆様、ご健康に留意なさり、良いお年をお迎えください。
長田 周三
フェアトレード
フェアトレード。直訳すると公平貿易、60年代に欧州で始まった国際協力活動の一環で、経済的・社会的に弱い立場にある途上国の生産者の生活が成り立つよう、環境負荷が小さい農産物や手工芸品を適正な価格で継続的に取引することです。
発祥の地だけあってドイツでもフェアトレード専門とするショップがいくつかあり、カフェを併設した施設が目立ちました。ビズ・ナビ&カンパニーもフェアトレードの精神にのっとり、カンボジアで社会起業家として、カンボジアのフェアトレードに携わっている社会企業家を応援していることから、今回の視察で注目しています。
しかし、上記のようなフェアトレード専門店を日本に持ってきたら?生活水準が高い広尾等では成り立つと思いますが、他の都市ではまだ難しいと思います。適正な価格という事ですが、国際競争をすると圧倒的に弱いので、価格が少々高くプライシングされているからです。商品そのものに対しての価値と、フェアトレードに協力しているという感情的な価値。どちらかと言えば、後者に共感する人たちが今は商品を購入しているのが大半でしょう。
フェアトレードを持続的な活動にするためには、生産体制を整えて、大手企業が行っている効率化を見習う必要があると思います。フェアトレードでビジネスを行っていても、生産体制が脆弱だと大手企業とのコラボレーションのチャンスを失う可能性も考えられます。
フェアトレードビジネスのアーリーステージは、付加価値に重んじたプライシングで勝負しても良いでしょうが、成長期、成熟期に持っていくためには、途上国にも先進国レベルの品質管理や生産体制を取り入れていくことが鍵かも知れません。
そんな中、キットカットがフェアトレード商品に認定されたとのニュースがありました。来年の1月からは英国とアイルランドでフェアトレード認証ラベルが付いたパッケージが用いられるようです。キットカットの原料であるココアを供給するコートジボワールの農家に対して、1トンあたり1750ドルの支払いを保証すると言う事です。そのうちの150ドルは地元発展に充てられます。
このような形で大手がフェアトレードに参入する意味は、純粋にフェアトレードの精神に乗った活動と、フェアトレードを使った企業イメージの向上の2つがあるでしょう。特に、後者の方はまだまだ新鮮さがあるため、企業としては絶好のプロモーションツールとして捉えられているかもしれません。
米国の事情ですが、現在4500以上の商品がフェアトレードに認定されており、昨年1年間では43%も売上を伸ばしていると聞きます。今後も、引き続きキットカットのようなフェアトレードの商品を認定を受けてプレスで発表する動きが加速するでしょう。
企業にとってはマーケティングの材料かもしれませんが、確実に途上国のためになっていることも事実です。余裕がある方は、是非、フェアトレードの商品を検討するのはいかがでしょうか?
早嶋聡史
時計の動きに注目
ドイツのイメージは正確。でしたが、電車は遅れるのは当たり前。遅れてもアナウンスは適当。きれいさっぱりそのイメージは崩れました。
時計の動きを見ていたら、明らかに2秒くらい止まっているような気がします。正確なのかしら?因みに、鉄道の駅全てがこの針の動きです。悩ましい。
早嶋聡史
見て楽しいプレゼン
秘訣はひとつのセグメントに集中している事でしょうか?肉なら肉、チーズならチーズ、ハムならハム。それぞれが専門性を出して、見せ方にも工夫が見られます。展示内容が一目で見える工夫、トレーサービリティーが一目で見える工夫、視覚、味覚、臭覚、そして店員さんの声やお客さんとのやり取りで聴覚、実際に手にとって確かめれる。触覚。
秘訣は五感をフルに活用したマーケティングを実践している事でしょう。
早嶋聡史
ドイツのタクシー
当たり前ですが、ベンツです。
ベンツのタクシー。なんだかとっても高級な感じがしますが、これが当たり前。中はゴージャスな革張りです。しかし、タクシーの運転手さんは大柄な方が多く、運転席がかなり後部座席を押しやっています。大きい人は3人乗れないかもしれません。
早嶋聡史
ヴァルラーフ・リヒャルツ美術館
ローマ時代からの古い文化都市を誇るケルンは、貴重な文化遺産があふれています。大聖堂を南に下ったところに美術館があります。ヴァルラーフ・リヒャルツ美術館。14世紀から16世紀のケルン派と呼ばれる宗教画家の作品を中心に展示されています。
建物は、昔の聖堂の後をモダンにアレンジした4階建ての大きな美術館です。1階に大きなカフェとスーベニアショップ、チケット売り場があり、展示は2階から。
宗教美術は画家の名前を見ても良く分かりませんが、とても400年から500年も前に描かれた絵とは思えないほど鮮やかな色彩でした。4階にはゴッホの跳ね橋やルノワール、ドガの踊り子、モネの睡蓮など、3階にはクラーナハ、デュラー、レンブラント、ルーベンスなどの大御所がずらりと常設されていました。
早嶋聡史
ミサ
クリスマスイブ。多くの教会ではミサが行われています。夕方からずっと鐘が鳴り響いています。実に荘厳な雰囲気です。
フランクフルトの中心地にあるDom(大聖堂)を目の前に見たところと、ライン川に移動して見たところです。街中に鐘の音が鳴り響いている事が分かります。
4711
ケルンの綴りは、KOLN。Oの上にちょんちょんが2つ付きます。ドイツ語ではケルンと発音するのでしょうが、英語ではコロン。オーデコロンと聴けば、ピンと来るはず。意味まケルンの水。どうやらケルンはコロンの発祥の地という事で4711というコロンがありました。
ある修道士が若い夫婦の結婚の贈り物としてアクア・ミラビィス(不思議の水)の処方箋をプレゼントしました。送られた夫婦はこの処方の価値に気付き、すぐにお店をオープンします。それがケルンの水(オーデコロン)と呼ばれるようになり、世の中に広まったと言われます。
4711という数字の由来を聴いたところ、フランス軍占領下のケルンで1796年に、当時のフランス軍司令官が建物に続き番号をつける事を命じたそうです。そして、その建物が4711番でした。この数字は1875年に商標登録されたと言います。
オーデコロン屋さんを立ち上げたウィルヘルム・ミュルヘンス夫妻、素晴らしき商才の持ち主だったのでしょうね。
早嶋聡史
撤収の様子
クリスマスの約4週間前に行われるクリスマスマーケット。毎年行われているので、撤収作業も手慣れたもの。大型トレーラーとクレーンを駆使して、半日程度で会場は元の広場へと戻ります。
撤収している人がAMGに乗ったり出たり。ひと月足らずで結構な収入を得れると見た!
早嶋聡史
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