※本ページはQTnet様向けページです。「新規事業創出のためのインプット用」です。
・PWは別途、事務局より確認ください。
・視聴は、参加者当人に限定されます。
(問題解決の基礎)
問題解決の基本的な考え方と各ステップでのポイントを全6回に分けて解説する講座です。講座は①から⑥までの6回シリーズです。各回10分から20分程度の内容です。
問題解決の基礎 流れ
問題解決の基礎 問題
問題解決の基礎 課題
問題解決の基礎 解決策
問題解決の基礎 計画と実行
問題解決の基礎 問題解決の整理(プレゼン)
(論理思考の基礎)
論理思考の基本的な概念を解説して、重要な3つの視点、ゼロベース、モレなくダブり無く考える、仮説の考え方を整理しています。講座は①から⑤までの5回シリーズです。各回15分〜25分程度の内容です。
論理思考の基礎 概論
論理思考の基礎 問題解決
論理思考の基礎 ゼロベース
論理思考の基礎 MECE
論理思考の基礎 仮説
(デザイン思考の基礎)
何か「新しいことに取り組む」ための視点と考え方としてデザイン思考が注目されています。本動画では、概論とデザイン思考のプロセスである観察、創発、試作について説明していきます。
デザイン思考の基礎 概論
デザイン思考の基礎 観察
デザイン思考の基礎 創発
デザイン思考の基礎 試作
(提案書の書き方)
仕事を進めていく上で作成頻度が高い提案書。今回の動画では提案書の概要、作成の流れ、準備、構想、そして作成に分けて提案書の書き方について説明しています。
提案書の書き方 概要
提案書の書き方 流れ
提案書の書き方 準備
提案書の書き方 構想
提案書の書き方 作成
(プレゼンテーションの基礎)
プレゼンテーションの目的である相手に納得頂き、行動変容していただくための考え方やノウハウを学び、実践的なプレゼンテーションのイメージを掴んでいただきます。講座は①から⑤までの5回シリーズで約90分間の内容です。
プレゼンテーションの基礎 概要
プレゼンテーションの基礎 流れ
プレゼンテーションの基礎 準備
プレゼンテーションの基礎 中身
プレゼンテーションの基礎 配信
(イノベーションの基礎)
本講座ではイノベーションの概念を整理した後、イノベーションの開発と普及の仕方について説明します。
イノベーションの基礎 概要
イノベーションの基礎 開発
イノベーションの基礎 普及
(新記事業の基礎)
新規事業を立案する際の基本的な流れや考え方について整理しています。
新規事業の基礎
新規事業ビジネス創造の前に考えること
事業チャンス(社会課題)の発見
新規事業10億ビジネスを創造
規模の推定
(ジョブ理論)
ジョブ理論についての理解を深め、実際の事業で活用するイメージを持って頂く講座です。講座は①から⑨までの9回シリーズです。各回15分程度の内容です。10回目以降の動画は随時更新しています。詳しくはYoutubeをチェックするか、本ブログの実践ジョブ理論を参考下さい。
実践ジョブ理論①:ジョブ理論とは
実践ジョブ理論で学ぶ『ジョブ理論』の概要と全体像について理解を深めて頂けます。
実践ジョブ理論②:ジョブ理論のフレームワーク
実践ジョブ理論で活用するフレームについての概要と全体像について理解を深めて頂けます。
実践ジョブ理論③:顧客
ジョブを発見するための顧客の捉え方や分析方法について理解を深めて頂けます。
実践ジョブ理論④:成し遂げたい進歩
ジョブを発見するための成し遂げたい姿についての捉え方や分析方法について理解を深めて頂けます。
実践ジョブ理論⑤:特定の状況
ジョブを発見するための特定の状況についての捉え方や分析方法について理解を深めて頂けます。
実践ジョブ理論⑥:障害
ジョブ理論における障害についての捉え方や分析方法について理解を深めて頂けます。
実践ジョブ理論⑦:ジョブスペックと解決策
フレームワークを活用してジョブを発見した後、ジョブスペックを整理して解決策を導く考え方について理解を深めて頂けます。
実践ジョブ理論⑧:組織
ジョブ理論を実践するための組織についての考え方を理解して頂けます。
実践ジョブ理論⑨:法人企業
法人企業向けに事業を行っている企業がジョブ理論を活用するための考え方について理解を深めて頂けます。
実践ジョブ理論の動画は随時更新しています。詳しくはYoutubeをチェックするか、本ブログの実践ジョブ理論を参考下さい。
2023年5月 のアーカイブ
【動画】新規事業創造のためのインプット
新規事業の旅49 アニメ界のSPAが覇者になる日
早嶋です。
アニメ業界は日本のお家芸だったが、伝統を守ってきたが故に、低迷している。帝国データバンクのアニメ制作業界動向調査2022年によると、日本アニメ世界の市場が11年ぶりに減少した。その真髄はアニメの視聴者がテレビ放送からネット配信に切り替わり、パラダイム・シフトが起きたことを物語る。
日本動画協会によれば、2020年のテレビアニメ制作本数は278本。2016年をピークに4年連続減少している。一方でアニメ配信市場は過去最高を記録しており、Netflixなどのサブスク配信が普及浸透しているのだ。当然、日本のアニメ制作会社は、海外の動画プラットフォーマーとの取引を増やしはじめている。2022年7月時点で、309社のアニメ制作会社の約2割に相当する70社は海外と取引を行っている。中国が5割、アメリカが3.5割、残りは韓国と台湾だ。
元来、アニメを視聴するプラットフォームはテレビや映画館だった。これが近年台頭した配信プラットフォーマーに置き換えられる。プラットフォーマーは、日本の人気アニメとタッグを組んでコンテンツを配信プラットフォームで流すことで、直接のエンドユーザーの顧客IDを獲得する。そして、配信プラットフォーマーは顧客の視聴データを見ながら、顧客が好きそうなコンテンツを自分たちでも制作している。
セブンイレブンがナショナルブランドの商品を仕入れて棚に並べる一方で、店内に入って来た顧客に自社のプライベートブランド商品を提供しながら、徐々にプライベート商品の割合を増やしている様子と重なって見える。顧客IDを握った側が上流の企画や制作を抑えはじめる流れができ始めているのだ。
数社の大手を除き、日本のアニメ制作会社は零細中小企業。外注のアニメーターを安く雇い仕事をさせ、間に入る代理店が旨味を得る構造が伝統だった。代理店のみが肥え、アニメーターなどに富の源泉は配分されない次代が続いた。しかし優秀なアニメーターは、中国の制作会社や配信プラットフォーマーから声がかかるようになり転職しはじめる。従来より遥かに高い報酬と仕事環境を与えられ仕事を行うようになるので、大手を除く国内のアニメ制作会社は慢性的な人手不足がはじまる。人件費と外注費が増加しコスト上昇が止まらない。将来の有望な人材を確保して教育する仕組みなどもおろそかになり、組織的に生産性とクオリティをあげることが出来ない。労務面や生産現場の最新機器の導入も鈍い。負のスパイラルが続き生存が脅かされている状況なのだ。
少し前までは中国のアニメ制作会社は日本のアニメ制作会社に依頼する部分が多かった。しかし作品によっては自社で内製化したり、一部パートナーとして制作するなど、実力をつけ始めている。20年前、日本の半導体技術者が週末毎に韓国に行き、冷遇されていた日本を度外視して、半導体のノウハウをせっせと流出させた時期があった。アニメのノウハウも今は同じではないか。お家芸と言われているアニメ業界は地盤沈下が始まっているのだ。
海外の配信プラットフォーマーは高額な制作費の投下、長期に渡る共同制作の実施、最新テクノロジーの導入に加えて、若手のアニメーターを育成する活動も行っている。今後は、配信プラットフォーマーは日本の中堅アニメ制作会社を買収しながら拡大をするだろう。
その時、アニメ界にもユニクロの事業モデルのようにSPAが生まれるのだ。企画と製造と調達と販売とフォローの全てのバリューチェーンを1社で行う。アニメの企画から制作、そして配信、その後のIPの2次利用まで。体力が無いアニメ制作会社は自力では行きられない。業界の合従連衡が始まるか、プラットフォーマーや海外のアニメ制作会社の傘下になるか。
アニメの世界にコンテンツを作る側が強かったが、やはりリトルハイアにフォーカスした企業が最終的には力をつけるのだ。顧客データベースを軸に事業を展開する。アニメ界のSPAの誕生によって300程度もあるアニメ制作会社は10くらいか、それ以下の規模になることが推測される。追って業界をウォッチしていこう。
(過去の記事)
過去の「新規事業の旅」はこちらをクリックして参照ください。
(著書の購入)
実践「ジョブ理論」
「M&A実務のプロセスとポイント<第2版>」
「ドラッカーが教える問題解決のセオリー」
【動画】2023年九州工業大学 グローバルリーダー教育
2023九州工業大学の学部生に向けて、弊社代表がグローバルリーダー教育 「21世紀を生き抜く提案」~好きなことを徹底して追及する~と題して90分講演をしています。
チャプター
0:00:00 オープニング
0:01:41 講 演
今何を考えていますか?
0:12:10 生まれてからの変化は?
0:13:30 Uber
0:20:13 タクシー
0:24:20 中国、スマホ
0:30:30 今やってみるか!
0:33:50 魚の絵(同じ、異る)
0:40:15 やりたいこと、今から!(情報、経験)
0:45:00 同じと考える、違うと考える
0:50:30 好奇心、自分の考えの言語化、行動と検証
1:07:26 質疑応答
質問1:相手に関係なく収集?→ 若い時は、、
1:11:56
質問2:何がよいかな?本とか →「坂の上の〇〇」 、、、
1:19:21
質問3:結果と過程はどっちが大事?
1:25:15
質問4:成長の源泉は?→ 掛け合わせ 好きなことを徹底追及!
1:40:11 エンデイング
第16回めいせんnet 学生に向けた講演
チャプター
0:00:00 オープニング(番宣)
0:02:45 自己紹介
0:05:35 今後やりたいこと!
0:06:36 著書
0:06:55 アジェンダ
1.学生・社会人前半
2.昔 vs 今
3.好きなことに没頭
4.技術に、、、
0:07:49 1.学生・社会人前半
0:09:42 (悲劇のはじまり、、、何のために大学に、、、~)
0:31:11 2.昔 vs 今
0:42:26 3.好きなことに没頭(異分野のテクノロジー!)
0:48:51 4.明専会の活用
0:55:50 質疑応答
1:20:20 エンディング
1:20:42 次回お知らせ 5月13日(金)20時「地層処分とは」第二弾 専門家に聞く!
新規事業の旅48 Z世代の高級品
消費の二極化が進んでいる。中途半端な価格帯、安くもなく高くも無い商品(製品・サービス)は、消費者から嫌われ低迷。そして元祖低価格商品やコスパ重視の商品はかつてない賑わいを見せ成長している。一方で、元来高級のポジションにあった商品は、以前よりもまして顧客からの支持を得ている。その様な商品は、常に満室、満員、予約待ち、長い行列が出来ている。
そんな中、なんちゃって高級品を演出する商品がまちなかに溢れていることに気がつく。コロナ中盤頃、多くの企業はが値上した。そして、どさくさに紛れて、一部の店舗や個人は高級感を演出するふりをした商品を世に出し始めている。特徴として面白いのは、商品の機能的な優位性は残念ながらすこぶる低く、価格相応の味やサービスや体験は無いのだ。
しかし、SNSにあげると何故かバズる。そして、狭い店舗、要領の悪い接客、盛りやパッケージはイケているが、中身が伴なわず、サービスにも心がない。でも不思議なことに賑わっている。演出は良いが、中身がハリボテの映画のセットのように、写真写りは非常に良い商品。パン、ケーキ、シナモンロール、ドーナッツ、パフェ、オムライス。。。
Z世代が好きそうな何かがあり、とにかく映える。SNSで突然バズり、店舗に行列ができはじめる。並んでいる方々の層は様々だが皆スマフォ片手に何時間も辛抱強く待ち、商品を購入してSNSにアップして満足して帰路につくのだ。一方で舞台裏を除くと、ここはおじさんおばさんの闇が見える。並ぶ専門のバイトがあり、開店してしばらく行列を演出するのだ。そして、複数のアカウントを駆使しながら、対象の店舗のコメントをしながら行列の印象をイケてる感じに演出する。並んでいる方もうすうすは気がついているのか、行列に並ばないことを負けと思っているのか、その店舗を愛してやまないのか。考えるのは自由で、並ぶのも自由。そして、同様の手口をコピペして、瞬間風速的に利潤を追求している業者も目立つ。
おじさん、おばさんからするとありえない。が、Z世代はそれが良いのだ。そこに行くことが目的、そこでタグ付して写真をアップすることが目的、ならぶのも体験かもしれない。味や材料なんかどうでも良いのだ。オンラインに登場した瞬間からリアルの現実は払拭される。飲食系では、添加物満載、作りがとにかく雑、サービスなんて期待できない。それでも、SNS上のコメントのやり取りは、めちゃくちゃ丁寧で、なんとなく良い店のようにバーチャル上では感じてしまうから不思議なのだ。
リアル店舗は、オンライン上での脇役かもしれない。彩りをするためのツールで、さしみのツマみたいなもので、主戦場はオンライン。Z世代はリアル店舗にならび、オンラインを華やかにするために数時間並ぶことを何とも思わない。それは並んでいる間もスマフォ片手にだれかとチャットをしてSNSサーフィンしているからだ。
果たして、この消費は続くのだろうか。舌が肥え、様々な人間味ある体験をし、本質が見えるようになれば、砂上の楼閣であることに気がつく。が、その様なリアルな経験は当面、あるいは将来的にもあり得ないかもしれない。とすれば、その様なマーケティングのあり方を理解して、そこを攻めまくることでZ世代に対しての攻略が見えるかもしれない。ただ、その企業が新にパーパスやミッションを追求しているのであれば実行不可能だろう。ってことは、中小企業や若手起業家がノウハウを蓄積して、そのうち、味やサービスや素材を正していくバージョンも出てくるかもしれない。いずれにせよ、今は発展途上。なんでもありのマーケット創造。従来とは異なる概念、手法、魅力なのがZ世代なのだ。面白い。
(過去の記事)
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実践「ジョブ理論」
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「ドラッカーが教える問題解決のセオリー」
“睡眠”と企業の利益
安藤(公認心理師)です。
今回は、「“睡眠”と企業の利益」です。
ゴールデンウイークは、いかがお過ごしでしょうか。
日頃、睡眠不足の方も、十分な睡眠がとれていますでしょうか。
さて、今回は、以前も少しお書きしていますが、「睡眠と企業の利益」についてです。
2022年7月11日(月)に睡眠シンポジウム2022を開催されました。
パネリストとして、労働経済学の慶應義塾大学商学部の山本勲教授、楽天グループ共同創業メンバーでありCWO(Chief Well Being Officer)の小林正忠様、銚子丸の石田満社長等が登壇されました。
ログミーBizでは、「企業単位で見る、日本人の平均睡眠時間は「6.3時間」と低水準。1万人調査でわかった「睡眠」と「企業の利益率」の相関性」について記しています。
今回は、慶應義塾大学商学部の山本勲教授が、日本経済新聞社のスマートワーク研究プロジェクトのデータを元に、「睡眠と働き方の関係、睡眠と企業業績との関係」を検証している日経スマートワーク研究会の内容について、ご紹介します。
研究会では、働き方改革を通じて生産性を高めて、持続的に成長する先進企業を表彰するものになっています。スマートワーク調査では、企業によって従業員の睡眠の状態はかなり違うということがわかってきたそうです。そして、(睡眠が)パフォーマンスとどういう関係があるのかを調べられています。
その結果、睡眠時間が長いほど利益率が高くなる傾向が見て取れます。参照:詳しいデータは、こちらをご覧くださいませ。https://logmi.jp/business/articles/327046
詳細の一部を引用します。
『メンタルヘルス指標が良くなると、企業業績が良くなるそれから、企業を5つに分類したもので見てみると、特に上位20パーセントの企業でより顕著に、利益率が睡眠時間によって高まるという傾向が見えています。それから、睡眠の質に関しても似たような傾向が見えています。こうした睡眠とパフォーマンスの関係ですが、健康という意味では、「メンタルヘルス指標が良くなると企業業績が良くなる」「健康経営を企業が実施すると数年後に業績が良くなる」ということを示しておりまして、それらと非常に整合的な結果になるのではないかなと思います。柔軟な働き方で在宅勤務が増えると睡眠の時間が長くなったり、質が良くなるという結果が見えて来ています。
さらに似た研究として、経済産業研究所で「健康経営度調査」という、健康経営銘柄を選定するための基礎調査のデータを用いて、健康経営関連の施策と健康アウトカム、それから業績との関係性を検証しています。そこで似たようなことがわかっていまして、「健康経営を実施すると業績が良くなる」と。その中でも、 経営理念に関する施策を充実させると業績が良くなる。』
と述べています。
生産性向上、ワークエンゲージメント、Well-Being、メンタル不調や疾病予防などを実現するために”睡眠が関係している!と企業側も睡眠への取組を初めているようです。
今どきのOJTはテレワークが定着
高橋です。
私がコンサルティングをしている『営業プロセス研修』のエッセンスを、毎回お伝えしています。
今回のテーマは「今どきのOJTはテレワークが定着」です。新年度で新入社員を迎えられた方が多いと思います。新人育成の実践的な手段としては、昔も今もOJTが変わらないと思います。昨今のコロナ禍オンラインで仕事をすることは定着しましたが、最近はOJTもオンラインという企業も増えています。今回はオンラインでOJTをする時のポイントをまとめました。
まず今更ながらの説明ですが、OJT(On the Job Training)とは、新人が上司・先輩と一緒に実際に現場で仕事をしながら、フィードバックや指導を受け仕事を覚える育成手法です。実務能力を短期間で習得することができるメリットがあります。
今年の新入社員の方々は、いわゆる「Z世代」という世代の方が多いのではないでしょうか。一般的には1990年半ばから2010年頃までに生まれた人たちです。Z世代の人たちの特徴を色々耳にします。
Z世代の特徴で私が一番聞き実際に感じるところでは、「仕事に対する姿勢」の違いです。主観ですが、私世代(もう30年以上前の新人時代)は自分のことより仕事優先が当然でした。残業するのは当たり前、仕事が残れば休日でも出社し、私生活より仕事の付き合いを大事にしていました。
それとは逆にZ世代は仕事とプライベートのバランスを最重視するそうです。私生活に影響するまで仕事を頑張らないし、フレックス出勤やテレワークなど自由度が高い働き方を好みます。
特に学生時代をコロナ禍で過ごした今年の新人は、授業も友達付き合いもオンラインが当たり前だった世代です。コミュニケーション手段として対面よりオンラインやSNSなど通信を使った方が相手と上手く接することができる人が多いのかもしれません。
そんな時代背景も踏まえ、企業の中にはOJTもテレワークで行うことが増えています。そもそもこの3年間で普段の仕事や営業活動もテレワークが定着しましたので、新人育成もテレワークというのは当たり前なのかもしれません。
とはいえ、指導する側である上司・先輩はテレワークでOJTを受けたことがないでしょうから、ポイントや留意点を知っておいた方が良いと思います。今回ご紹介するポイントは3つです。
ポイント➀ 明確に指示を出す
通常のOJTなら、そばで状況に応じて細かく指示や指導することができますが、テレワークではそういうわけにもいきません。まして新人相手なので、より詳しく、細かに指示を出さなければ伝わりません。具体的には『6W3H』と言われる、What,Why,Who,When,Where,Whom,How,how much,How manyを明確に伝える工夫が必要です。またオンラインで画面越しに口頭で直接伝えるばかりでなく、メールで文字を使って伝えることも多くなりますのでわかりやすい文章を心掛けることも重要です。
ポイント➁ ホウ・レン・ソウのタイミング
そばで見ていれば、新人の進捗具合や業務の理解度、内容をその場で確認することもできます。しかしテレワークではそうもいきません。上司・先輩としてもどれぐらいできているのか、間違ったやり方をしていないか不安に思うところです。よって確認のために、新人がホウ・レン・ソウするタイミングを予め決めておくことが大切です。「このタスクについては、何時に進捗の報告をする」「今日の何時に途中経過を提出する」もしくは「何時間ごとに定期的に報告する」、など業務の指示と合わせ決めておきます。
ポイント③ コミュニケーションは上司・先輩から
新人にとってテレワークは孤独なものでしょう。会社の雰囲気も分からず、上司・先輩はもとより同期の仲間との交流も希薄になりがちです。仕事の質問や不安も相談しにくく感じている場合もあるかもしれません。OJTを担当している上司・先輩から積極的に声をかける、会話する機会を増やす努力が重要です。新人は、じっくり話すことができれば不安も解消されモチベーションも上がります。Z世代は「分からないことを自分から質問することが苦手」とも言われます。OJTの上司・先輩から積極的にコミュニケーションをとることをお薦めします。
以上、5月の新入育成の時期にテレワークでのOJTについて、ポイントをまとめてみました。参考になれば幸いです。
営業プロセス、営業研修、人材育成、セールスコーチなどをご検討の経営者・経営幹部・リーダー・士業の方はお気軽に弊社にご相談ください。
【動画】九州ロイヤルマネジャー会2023年
※本ページは、九州RM会店舗運営スキルアップ研修会・2023年の参加者、及び関係者向けのページです。
6月8日(木)のスキルアップ研修会に参加するまでに、以下のビデオを視聴下さい。
・事前課題は別途事務局の指示に従いください。
・パスワード等も事務局の指示に従いください。
【PDS管理表解説】
※動画では、事前課題を示しています。こちらの事前課題のみ、各自取組んで下さい。6月8日の当日の研修会で、事前課題をベースに理解を深めます。
【商圏分析】
本動画では、SS店舗を取り巻く環境の分析の仕方、競合店舗の分析の仕方、来店顧客の分析の仕方について解説しています。
※動画では、事前課題を示していますが、参加者の皆様は取り組む必要はありません。自身の理解を深める目的で視聴下さい。
【売上分析】
本動画では、SS店舗の売上分析の仕方を解説しています。売上を単価✕顧客数などに分解し、プロセス分析に活用します。
※動画では、事前課題を示していますが、参加者の皆様は取り組む必要はありません。自身の理解を深める目的で視聴下さい。
【プロセス分析】
本動画では、CB粗利益を高めるための考え方と行動の特定の仕方についてプロセス分析を活用して説明しています。
※動画では、事前課題を示していますが、参加者の皆様は取り組む必要はありません。自身の理解を深める目的で視聴下さい。
【スタッフマネジメント】
本動画では、スタッフマネジメントの基本として、1)方向性の管理、2)行動の管理、3)能力の管理について説明しています。
※動画では、事前課題を示していますが、参加者の皆様は取り組む必要はありません。自身の理解を深める目的で視聴下さい。
新規事業の旅47 器と魂
早嶋です。
事業を通じて、社会を良くする、会社を良くする、周囲を良くする。自分を正す。多くの人が事業を継続する理由に利他がある。そして結果、それは己のためだと気がつく。このような考えは、著書の中にも、人の話にも出てくる。しかし実際やってみて、色々と経験を通して気がつくこともある。しかしながら、事業に没頭している人は、きっと誰のためにやっているという意識すらなく、ひたむきに考え実行し検証しまた試す。この繰り返しが心地よく取組んでいるに違いない。
継続的に事業を成し遂げていると、他者から秘訣やノウハウを聞かれることがある。あれこれ言語化し、若干脚色を加え、当たり前のことを、最もらしく話をす。実際は、考えながら行動し、その繰り返し。継続する中で何かが見えてきて、それを確かめる。当たるときもあれば、当たらないときもある。事業は相手あっての商売なので、相手が嫌な気持ちにならないように工夫して行う。もちろん、ここにビジネスモデルや最新の技術を組み入れるが、初めの一歩を継続する勇気と、従来の行動を変化させるマインドがなければ事業を継続することは難しい。
論理思考には、帰納法と演繹法がある。ルールや観察事項、あるいは一般論をベースに、そこに関連する情報を紐付けて結論を出す思考方法が演繹法だ。そのルールや観察事項を完全に二次情報に頼る人の話は常に胡散臭く感じ、発言がペラペラ薄い。しかしながら同じ演繹法でも、ルールや観察事項そのものを自分の行動や経験、失敗や成功から導き出し、帰納的な考えから共通点を活用している場合、なぜだか信憑性が高く感じる。
昨今急激にWeb情報を集約して一つの考えを整理してわかりやすい言語で提供するサービスが充実し始めた。しかし、Web上のデータベースそのものがコピペで増殖された情報で、誰かが誰かの2次情報をそれとなく書き換えているに過ぎない。1次情報から導き出された考えや文章は案外と少なく、あったとしてもその情報の多くが英語で、日本語での情報は悲しいほど乏しい。AIが導き出す考えや文章は僕らが綴るそれの100倍以上読みやすくきれいだ。でもしっくりこない。所詮二次情報の塊を整理したまでだからだ。
英語と日本語などの言語の問題であれば、訳の話になるが、訳者によっても日本語の厚みが変わる。内容を理解した人が訳す場合と、単に約する場合の違いだ。つまり、もうしばらくは原体験に価値があり、それらを正しく人に伝えるための言語化ができる人は一定の価値を生み続けると思う。ただ、5年か10年も経てば、そのような情報をテキストに加えて、音声や動画、ときには画像でも一定の入力情報としてデータベースに追加され続ける日がやってくると思う。もしかして、人間の脳そのものがAIに繋がり、その原体験が何らかの方法でマシンに同期される日がやってくるかもしれない。その時は、1次と2次の違いな無くなるかもしれない。というか本当に人類皆兄弟で同じ脳みその基に行動するようになるのだ。
現在、ハードはコピペが可能だが、その雰囲気はコピペが難しい。微妙に何か違うからだ。おそらく、それはその対象を見た本人が感じる感情的な違和感であり、その何かがアップグレードされたらハードに対しての良からぬ評価はなくなり全て統一化される。その時は、器と魂が同居した状態になるだろう。
今は「誰が言ったか?」のキャラクターがとても重要で、同じアドバイスもキャラクターが異なれば、聞く人も変わってくる。AIが人間と親しい関係になり、違いがわからなくなれば、最後は何を言ったがが重要になるのだろうか。否。その世界は、完全にコピペが可能で、3Dプリンターのような機械が大量に同じようなものを作りだす。そこに宿る魂も同じようなものになる。世界が完全に同質化して、全ての情報が完全に民主化されるのだ。
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