高橋です
毎月この1か月間にお会いした人、会社の中から、私が選ぶ The most impressive Meeting(最も印象に残る出会い)を皆様にご紹介してまいります。
今月のテーマは「創業71年 変えるモノと変えないモノ」です。
ご紹介するのは伝統工芸「久留米絣(くるめがすり)」を製造販売する下川織物さんです。私共が提供する異業種交流研修「武者修行研修」のフィールドワークにて工場見学し、絣の製造工程を拝見しました。下川さんから会社の現状や課題、今後の展望など質疑応答を交え1.5日間、熱い議論を交わしました。総勢27人の大人の社会見学です。
まずは下川織物さんについてご案内します。昭和23年(1948年)創業、福岡県八女市で括り(くくり)技法という伝統技法で多彩な柄を表現する織物を作り続けています。その確かな技術は第6回ものづくり日本大賞経済産業大臣賞を授賞したことからもわかります。
下川さんは3代目、ご自身も職人として工場に立つかたわら、経営者として新しいビジネスモデルに取り組み、久留米絣の伝統(ローカル)を保存継承しつつ、さらにグローバルに海外展開する「グローカルコミュニケーター」という独自のスタイルを確立されています。
工場に近づくにつれガッチャンガッチャンガッチャンガッチャンと大きな音が響いてきます。中に入るとけたたましい音とともに、オイルとほこりの混ざったニオイが懐かしさを感じさせます。映画やテレビで見たことのある、いかにも年代物だと解かる歯車やベルトが回り、縦糸を前後にガッチャンガッチャンしながら、横糸が左右にビュンビュン往復し、織り込まれた絣が出来上がっていく様子は大迫力です。この機械は100年前に開発された紡織機でいまだに現役で活躍しています。(トヨタの技術者も見学に来たそうです、会社のルーツですから)職人さんが時折機械を止め、糸を入れ替え、また動き出す、赤色や藍色の糸が織り込まれていくと色が深く濃く、そして柄が浮き上がり絣になっていく様がとても美しく感じられました。
さて、テーマの「変えるモノ」「変えないモノ」とは何か。
「変えないモノ」はズバリこの機械です。下川さんは機械も製造工程も決して変えません。ここを変えるともはや久留米絣ではない物になってしまうのです。よって職人さんたちにもそこに変化を求めません、昔ながらの技を忠実に守り次世代に継承してくれることを求めます。つまり生産量を増やしたり効率化するという選択をしませんでした。
一方「変えるモノ」はビジネスモデルです。SNSと伝統工芸で新しい集客の仕組みを確立しました。
以前は問屋に卸していたのですが価格の条件が厳しく、利益率が低かった。しかし、伝統技法を守るため生産量を増やすのではなく利益率を高める必要があり自社で販売する戦略にシフトしました。
その戦略がSNSによる情報発信と工場見学でした。下川さんはブログ、Facebook、Instagram、YouTube、Twitter、Tumblrと6つのツールを使って職人目線で情報発信し続けています。そして興味を持った人が実際に工場見学に訪れます。日本中はもとより、海外からも見学に訪れます。国内外デザイナー、企業、自治体、学校、もちろん繊維業界。そしてメディアの取材もテレビ、ネット、雑誌、新聞、数知れず。そこから工場での直販やネット販売、小売業とのアライアンスへ発展しました。
影響は広がりフィンランド、スウェーデン、オランダ、パリ、ニューヨークでイベントやプロジェクトに招かれ日本の文化を発信しています。
また職人さんの働き方も変えました。職人と言っても近所の奥さんとか知り合いの知り合いとか口コミや工場見学を通じて集まった人たちです。子供がまだ小さいお母さんは子供が学校から帰ってくる14時までだったり、1時間単位で出勤できるようそれぞれのライフスタイルに合わせた働き方ができます。
そして起業家支援をすること。絣に興味を持った若い人や商売を始めたい起業家を支援することにより、スモールビジネス同士のつながりから絣の新しい可能性を一緒に広げたいと考えています。近くに絣で作った洋服やランチマット、テーブルクロスを製造販売するお店もでき全国から注文が届いています。
下川織物さんは100年企業を目指しています。この伝統を継承し次世代につなげ、さらに海外に久留米絣を広め、たくさんの人がかかわるコミュニケーションが生まれることを期待しています。
職人として「変えないモノ」と経営者として「変えるモノ」、大切にしたいモノを守りつつ時代の変化を柔軟に取り入れる下川さんのチャレンジから多くの学びと刺激をいただきました。この後、われわれの研修プログラムではさらなるイノベーションを起こすビジネスモデルを下川さんに提案する予定です、乞うご期待!
『生き残るのは、最も強い種ではない。最も賢い種でもない。環境の変化に最も敏感に対応できる種である(チャールズ・ダーウィン)』
異業種交流研修、イノベーション研修、ビジネスモデル構築、エグゼクティブコーチングなどにご興味ご関心のある経営者・経営幹部・リーダー・士業の方はお気軽に弊社にご相談ください。
2019年9月 のアーカイブ
創業71年 変えるモノと変えないモノ
ビックハイアとリトルハイア
早嶋です。
メーカー。原料を調達して製造する人や企業を指す言葉。1980年代はモノを作れば売れていたが、今は売れない。顧客が買うためのメカニズムを知らなければモノが響かないのだ。時代の変化により企業は戦略を変えていく。
メーカーの考えとしては、通常上流過程に資本を重視して、川下にいくほど資本を薄くする傾向がある。例えば研究開発、企画、調達、製造、販売、フォローという流れがある場合、メーカーの花形は研究開発や企画だ。企業によっては販社機能を小会社にしたり、販売委託したりしている場合がある。また、フォローやメンテナンスに至っては自社の資本が薄い関連会社や業者に任せる場合もある。
企業は顧客に商品を提供した時点で収益が立つが、顧客は商品を購入する瞬間から自分が抱える問題を解決する。ジョブ理論の考えでは、前者をビックハイアと呼び、後者をリトルハイアと呼び。メーカーは伝統的にビックハイアを重視しているが、近年のIT企業はリトルハイアに重きを置く。
昔と違い、顧客1人1人のデータをより簡単に、と言っても昔と比較して、取得し分析できるようになっているからだ。IT企業はそのデータを活用して次の顧客の購買行動を予測して先回りした提案をおこなう。メーカーは、顧客のデータを取るために、未だにコンサルティング会社に依頼して分析している。当然スピード感も質も異なってくる。
成熟した社会では、販売だけでは収益は右肩下がりになるので、販売後の収益を継続するビジネスモデルが当然ながら収益が安定する。当たり前だが気がついていないメーカーが多い感をうける。
Yの存在
早嶋です。
1980年代ころまでは、米国や欧州を中心とした国を模倣することで日本の産業は伸びてきた。
例えば、当時のゴールがYで、その解決方法がaX+bだとします。企業によってXに何を入れるか、変数のabに何を当てはめるかは企業や業界によって異なっていましたが、基本的な解決方法は一様に認識されました。したがって、誰よりも早く正確に代入してゴールにたどり着く企業が正解とされました。
したがって、優秀な社員は記憶力や処理能力になり、必然的に大学の偏差値が高い人間が良しとされ、大学=就職を左右するという指標が当たり前になっていたと思います。
2000年ころの日本は、経済の成長がとまりGDPも世界と戦えるようになり、他の模倣していた国に近づきます。それでもまだまだYをゴールとした場合のやり方に工夫を凝らす必要がありました。ただ、ゴールを満たす公式がaX+b以外にも存在するということがわかってきまっした。したがって、Yを目指すために、現状と将来の姿をひたすら分析して、ギャップをみつけ、そのギャップを埋める方法を探して解決することが優秀とされました。
80年代と異なった点は、記憶が必要なくなったことです。データベースが整理されはじめメモリが安価になりました。またPCの処理能力が早くなったことで、人間自体の処理能力はあまり重視されなくなります。しかし、一方で上述したような問題解決能力がもてはやされる時代になったのです。
それから20年経った今、今度はYが見えなくなりました。あまりにも早いパラダイム・シフトの繰り返しで大企業はどこをゴールにするのかがわからなくなります。そんな時にYを目指します!とYを構築していきます!と導く先を示すことができる1人とか数人が居る会社には、急激にお金と人があつまりはじめ、すごい勢いでYを実現するようになります。過去と違って、Yを模倣しようと思って参入した二番煎じの企業は、スピードの早さから太刀打ちができないのです。
今求められる能力は、敢えて言えば、Yを作ること。完全に先を構想して、そこに対して社会を方向づけする力でしょうか。構想するという概念がただしいかどうかわかりませんが、Yを作り出す、とかYを示す力は大切ですね。
Yを示すことができれば、多くの企業の社員は、問題を定義でき、解決策を考え、実行に写せます。Yの存在は偉大だと思うのです。
5Gと世の中の標準化
早嶋です。
新しい商品が上市され、その商品が一定以上の認知を得て市場から受け入れられると、今度は次々に模倣する企業がその市場に参入します。したがって、その商品の品質レベルが一気に上がります。その御蔭で、市場からも更に購買意欲が高まります。しかし、ある程度一段落すると、やはり最初に参入した企業やなにかしら特徴ある企業以外は違いが出せないので、徐々に合従連衡がはじまり、市場におけるプレーヤが整理されます。
上述は業界や事業のライフサイクルで語られる一節です。ここ数年SNSが人気になり、皆が気軽に投稿したり、投稿したコンテンツを簡単に見ることができます。
例えばマラソン。誰もが2時間台で走る姿をテレビやネットでみると、しなやかなカモシカのような足、細いキャシャなからだで軽装で走る姿が目に焼き付きます。そして勘違いして、自分も走れると思い込み、トレーニングもしていない初日から5キロ、7キロとジョギングしてしまいます。いがいと行けるじゃんと思いながら、過度にトレーニング量を続け、結果、膝や腰や首を痛め走れない体になる。
例えばヨガ。同じように、ヨガの流派やコンテンツがは触れている昨今、流行にのって誰でも簡単にできるように勘違いします。実際は、相当の時間と精神でトレーニングをしてできるポーズなども、素人からすると簡単だと思います。それが盲点でやはりヨガを個人で行いながらケガが頻発する事例をききます。
企業の場合は、それなりの資本力があるので、参入する際にやけどをしない程度の研究や準備はしているでしょうが、素人の場合はことなります。なんの準備もせずに取り組んで大きなケガをするのです。
そもそもランニングやヨガなど一見誰でもできるような取組も、多数の流派があり、多数の理論が存在して、全体を俯瞰して整理している人が少ないです。そのため皆がバラバラの取組で、バラバラの発想で、時には雰囲気で行っている方々も多くいます。
世の中、5Gになり、IoTが普及し始めると、例えばランナーやヨガをされている方がの行動や動作などをセンシングしながらデータを蓄積する。そのデータと病気やケガなど様々な因果と結びつけるなどの取組が始まれば、標準化やもっと素人でも確実にトレーニングができる世界がやってくる可能性があると思います。
「誰に」インタビューするかを決める
原です。
今回は、顧客モニターマーケティングを「どのように(How)」進めていくかについてです。
インタビュー内容を分析し課題解決につなげるには、「どういう人が、どういう理由で発言したのか?」ということが、とても重要な要因になります。同じ内容の発言でも、「誰が」発言したのかで意味合いは違ってきます。
そのため、インタビュー企画立案は、「誰に、何を聞くのか」を明確に決めることがポイントになります。
最初に、「誰に聞くか」についてです。
聞く対象は、その商品やサービスのコアターゲットまたはサブターゲット(コアターゲットに近い人)です。料理が好きな主婦がターゲットなら料理が好きな主婦に聞きます。ターゲットが病院の診察に不満がある人なら病院の診察に不満がある人に聞くことが基本的な考え方です。
また、ターゲット以外の人の意見は参考程度にとどめておきます。
例えば、「この高級食品は買わない」という意見があったとしましょう。この意見が日頃から高級食品を買ったり食べたりしている人の意見ならば見逃せません。しかし、普段、高級食品を全く買ったり食べたりしていない人の意見なら気にする必要はありません。つまり、ターゲットから外れる人であることを踏まえて参考情報とする程度にしておきます。
もちろん、調査を進めていくうえで、当初はターゲット外だった層から好意的な意見が多いなどがあれば、ターゲットの見直しは必要です。
続いて、「現在、その商品やサービスを既に使用している既存顧客に話を聞くのか、それとも使っていない人に聞くのか」も重要な要因です。
例えば、「顧客の満足度向上」がテーマであれば、顧客の満足と不満足を明らかにすることが課題となります。当然、インタビューの対象者は、現在の既存顧客となります。その商品やサービスを使っているので、満足と不満足の理由(なぜ?)までを具体的に聞くことができます。
一方、そもそもその商品・サービスを知らない人、知っているけど買わない・利用しない人(認知未購入者)に対して、「なぜ知っているのに買わないの?どうすれば知ることができるの?」などの理由を聞くことも必要です。これらの理由や要望から課題解決のヒントを聞くことができれば、今後の新規顧客につながる機会になります。
さらに、過去にその商品やサービスを使っていたけど、最近は使っていない人(中止者)にも、「なぜ、最近は使っていないのか」の理由を聞くことができれば、不満に関する意見を深掘りできます。
『顧客モニターマーケティング入門セミナー』開催
毎月、弊社内で「顧客モニターマーケティングに関するセミナー」を開催しています。
●日時 2019年 10月9日(水)18:30〜20:00
●対象 経営者、製品・サービス開発担当者、マーケティング担当者、行政・公的機関(企画政策担当者)、顧客調査に取り組みたい方など。
●定員 7名
●会場 福岡市中央区赤坂1-13-10 赤坂有楽ビル3F
「㈱ビズ・ナビ&カンパニー セミナールーム」
●講師 原秀治
●参加費 1,000円/人
※当日、現金にてお願いします。領収書は準備いたします。
●申込 申込みは、弊社webの月次セミナー申し込みフォームよりご連絡下さい。
▼詳細は、以下の弊社webリンク先「月次セミナー」からご覧になれます。
メンタルヘルス対策におけるストレスチェック制度
安藤です。
メンタルヘルス対策に、一次予防として「ストレスチェック制度」が導入されました。平成26年6月20日に過労死等防止対策推進法成立し、その後、『脳・心像疾患と精神障害の労災補償状況』厚生労働省のデーターによると平成30年は、請求件数は877件、支給決定件数は238件と増加傾向。過労死の等の労災について、こちらをご覧くださいませhttps://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_05400.html
睡眠時間別労働者の割合(厚生労働省 労働者健康状況調査 より)によると、働く人の睡眠時間は短くなっています。平成9年と平成24年を対比させると、5時間未満・6時間未満の人は増加しています。
睡眠と脳については研究も進んでいますが、その中で、面白い記事があったので紹介します。
カナダ・オンタリオ州にあるウェスタン大学の研究チームは、睡眠と推論、言語理解、意思決定などのスキルテストを実施。オーウェン教授が、科学的に「意思決定や問題解決、記憶で極めて重要として知られる前頭葉と頭頂葉の活動が、ぐっと減ってしまう」と説明しています。
詳しくはこちらをご覧くださいませ。https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-40517239
睡眠不足は、心身の健康だけでなく脳にも影響しまた、睡眠障害となっていくとメンタル不調にも繋がっていきます。ストレスチェックは、睡眠不足だけでなく、自身の身体面・心理面症状の“SOS”を確認できます。また、集団チェックは、現在義務化されていませんが、集団分析を実施することで、ストレスの視点から、職場の問題点を明確化し職場環境改善に活かすことも検討されてきています。
職場のストレス対策の方向性は、組織的なリスクマネジメントといえます。心理社会的要因への対策についても、リスクの程度を評価(リスクアセスメント)して、予防的な対策を講じることが国際水準にもなりつつあります。そして、職場ストレスの対策方法は、ストレスチェックの実施⇒集団分析⇒高ストレス者の頻度が多い職場の固定⇒リスクアセスメントで改善優先度を決定⇒職場環境改善等の立案が現在進められています。
その他、ここ数年『健康経営』が注目されています。『健康経営』とは、従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践することです。企業理念に基づき、従業員等への健康投資を行うことは、従業員の活力向上や生産性の向上等の組織の活性化をもたらし、結果的に業績向上や株価向上につながると期待されます。
経済産業省では、健康経営に係る各種顕彰制度として、平成26年度から「健康経営銘柄」の選定を行っており、平成28年度には「健康経営優良法人認定制度」を創設しました。
従業員の健康管理は、ますます企業にとっては、長時間労働の常態化、鬱などの職場メンタルヘルスの増加など重要な課題となっています。まずは、予防することが重要です。そのためにも、ストレスチェック制度で第一予防としての重要性を認識するとともに、『健康経営』での取組は、「生産性の向上、離職率の低下、企業イメージアップ効果」も期待できると考えます。
メンタルヘルス, ストレスマネジメント, アンガーマネジメント, ハラスメント, モチベーションマネジメント研修などにご興味・ご関心のある方また、気軽に弊社にご相談くださいませ。
また、別途コーチング、カウンセリングを統合した個別面談を実施しています。頭と心とスッキリさせるとともに、事例に基づき問題・課題解決をしていきます。
増収増益を続ける女性支配人の人心掌握力
高橋です
毎月この1か月間にお会いした人、会社の中から、私が選ぶ The most impressive Meeting(最も印象に残る出会い)を皆様にご紹介してまいります。
今月のテーマは「増収増益を続ける女性支配人の人心掌握力」です。
彼女(河合さん:仮名)は全国展開する大型スポーツクラブの九州の地方都市(人口約40万人)で開業25年を超える施設の支配人をしています。都心から車で30分、周囲は同じく25年前に開発されたニュータウンの住宅街が広がっています。今や日本のいたるところで見られるように、当時の住民がそのまま年を重ね街は高齢化、よって会員の40%は60歳以上と、施設も会員も時間の経過を感じさせる雰囲気でした。会員数約2000人、月商約2000万円とスポーツクラブとしては中規模と言えるでしょう。
ここでスポーツクラブ業界の現状を見ておきましょう。スポーツクラブは80年代のエアロビブームに始まり、2000年バブル崩壊前後の赤字クラブの調整期とM&Aによる再編期を経て、近年の健康志向による市場拡大により、プールなしの小型・専門化、女性限定フィットネス、スタジオ特化型などニーズの多様化に伴い形態も様々で、会員獲得競争が激化しています。
さて、お会いした河合さんは入社21年、支配人に就任して6年目の、笑顔がはじける元気いっぱい、大きな声が印象的な素敵な女性でした。就任以来毎年増収増益を達成する伝説の支配人は家庭と仕事を両立する多忙な毎日を送っていらっしゃいます。
河合さんが厳しい環境下でも毎年増収増益を達成できる秘訣はズバリ「人心掌握力」と言えるでしょう。私なりに「人心掌握力」を①美点凝視②コミュニケーション③投げかけて任せる に分解してみました。
①河合さんはスタッフを美点凝視します。相手の良い所をさがして、それをうまく活かします。彼女はスタッフをよく見ていて「チャレンジした」ことや「頑張った」ことを認め、褒めて育てます。
②河合さんは普段からとにかくコミュニケーションを心掛けていて、「溜めずに何でも言ってねー」と積極的に聴く姿勢でスタッフと関わります。話しやすい関係を作っているので、自然と報告が上がってくるし、スタッフが心の扉を開いてくれている感覚があります。
③河合さんはスタッフに「今月のキャンペーンどんなのしよかー?」とか「どうやったらプロテイン売れるかなー?」など投げかけます。するとスタッフ自ら考えて色々アイデアを出し、相談の上、最終的には全て現場に任せます。
こうやって、個人ノルマは一切ナシ、支配人を中心にチーム一丸となって目標を追いかけ、6年連続増収増益を達成しています。みんな楽しそうに活き活きと仕事されていました。
河合さんの達成の秘訣は全てコーチングの技術、すなわち①承認力②傾聴力③質問力で説明できます。コーチングとは目標達成に向けて自発的な行動を促すプロセスです。コーチングをマネジメントに取り入れ、部下の主体性を引き出し育成し、目標を達成する企業や経営幹部は急激に増えています。技術である以上学べば誰でも同じ効果が得られるのです。
「人を使うには褒めて使う、叱って使う、批判して使うなど色々あるが、褒めて使う人が概して成功している」 (松下 幸之助)
社員のモチベーションアップ、チームビルディング、マネジメント研修、エグゼクティブコーチングなどにご興味ご関心のある経営者・経営幹部・リーダー・士業の方はお気軽に弊社にご相談ください。
最新記事の投稿
最新のコメント
カテゴリー
リンク
RSS
アーカイブ
- 2024年3月
- 2024年2月
- 2024年1月
- 2023年12月
- 2023年11月
- 2023年10月
- 2023年9月
- 2023年8月
- 2023年7月
- 2023年6月
- 2023年5月
- 2023年4月
- 2023年3月
- 2023年2月
- 2023年1月
- 2022年12月
- 2022年11月
- 2022年10月
- 2022年9月
- 2022年8月
- 2022年7月
- 2022年6月
- 2022年5月
- 2022年4月
- 2022年3月
- 2022年2月
- 2022年1月
- 2021年12月
- 2021年11月
- 2021年10月
- 2021年9月
- 2021年8月
- 2021年7月
- 2021年6月
- 2021年5月
- 2021年4月
- 2021年3月
- 2021年2月
- 2021年1月
- 2020年12月
- 2020年11月
- 2020年10月
- 2020年9月
- 2020年8月
- 2020年7月
- 2020年6月
- 2020年5月
- 2020年4月
- 2020年3月
- 2020年2月
- 2020年1月
- 2019年12月
- 2019年11月
- 2019年10月
- 2019年9月
- 2019年8月
- 2019年7月
- 2019年6月
- 2019年5月
- 2019年4月
- 2019年3月
- 2019年2月
- 2019年1月
- 2018年12月
- 2018年11月
- 2018年10月
- 2018年9月
- 2018年8月
- 2018年7月
- 2018年6月
- 2018年5月
- 2018年4月
- 2018年3月
- 2018年2月
- 2018年1月
- 2017年12月
- 2017年11月
- 2017年10月
- 2017年9月
- 2017年8月
- 2017年7月
- 2017年6月
- 2017年5月
- 2017年4月
- 2017年3月
- 2017年2月
- 2017年1月
- 2016年12月
- 2016年11月
- 2016年10月
- 2016年9月
- 2016年8月
- 2016年7月
- 2016年6月
- 2016年5月
- 2016年4月
- 2016年3月
- 2016年2月
- 2016年1月
- 2015年12月
- 2015年11月
- 2015年10月
- 2015年9月
- 2015年8月
- 2015年7月
- 2015年6月
- 2015年5月
- 2015年4月
- 2015年3月
- 2015年2月
- 2015年1月
- 2014年12月
- 2014年11月
- 2014年10月
- 2014年9月
- 2014年8月
- 2014年7月
- 2014年6月
- 2014年5月
- 2014年4月
- 2014年3月
- 2014年2月
- 2014年1月
- 2013年12月
- 2013年11月
- 2013年10月
- 2013年9月
- 2013年8月
- 2013年7月
- 2013年6月
- 2013年5月
- 2013年4月
- 2013年3月
- 2013年2月
- 2013年1月
- 2012年12月
- 2012年11月
- 2012年10月
- 2012年9月
- 2012年8月
- 2012年7月
- 2012年6月
- 2012年5月
- 2012年4月
- 2012年3月
- 2012年2月
- 2012年1月
- 2011年12月
- 2011年11月
- 2011年10月
- 2011年9月
- 2011年8月
- 2011年7月
- 2011年6月
- 2011年5月
- 2011年4月
- 2011年3月
- 2011年2月
- 2011年1月
- 2010年12月
- 2010年11月
- 2010年10月
- 2010年9月
- 2010年8月
- 2010年7月
- 2010年6月
- 2010年5月
- 2010年4月
- 2010年3月
- 2010年2月
- 2010年1月
- 2009年12月
- 2009年11月
- 2009年10月
- 2009年9月
- 2009年8月
- 2009年7月
- 2009年6月
- 2009年5月
- 2009年4月
- 2009年3月
- 2009年2月
- 2009年1月
- 2008年12月
- 2008年11月
- 2008年10月
- 2008年9月
- 2008年8月
- 2008年7月
- 2008年6月
- 2008年5月
- 2008年4月
- 2008年3月
- 2008年2月
- 2008年1月
- 2007年12月
- 2007年11月
- 2007年10月
- 2007年9月
- 2007年8月
- 2007年7月
- 2007年6月
- 2007年5月
- 2007年4月
- 2007年3月
- 2007年2月
- 2007年1月
- 2006年12月
- 2006年11月
- 2006年10月
- 2006年9月
- 2006年8月
- 2006年7月
- 2006年6月
- 2006年5月
- 2006年4月
- 2006年3月
- 2006年2月
- 2006年1月
- 2005年12月
- 2005年11月
- 2005年10月
- 2005年9月
- 2005年8月
- 2005年7月
- 2005年6月
- 2005年5月
- 2005年4月