
思考の強化の方法
2020年11月1日
早嶋です。
ヘンリフォードは「考えることは最も過酷な仕事」というような言葉を残しています。経営している側の人間からすると納得する部分が多く、会社に務めている側の人間からすると、かなり違和感が残る言葉だと思います。
仕事を通じて、違和感があったり、顧客と接するときにその反応から新たな対応を思いついたり。常に仕事を通じてアタマをフル回転していると毎回新鮮な気づきがあり、常にバージョンアップすることができてきます。しかし、そのような気付きの多くは、その瞬間に思考停止に陥り、その思考をバージョンアップして次のステップに進めることは訓練が必要です。或いは、そのような瞬間になっても一切なんの疑問も持たずに考えることすらしない人が殆どなのかも知れません。実際、そんな感じでしょうか。思考とは実に面白いもので、考え始めると止まらなくなり、何も考えないと何も進まない。まさにニュートン力学のようですね。
「全ての物体は、外部からの力を加えられない限り、静止している物体は静止を続け、運動している物体は等速直線運動を続ける。」
ここから言えるように、思考力を強化するための最も単純な、そしてパワフルな方法は自ら考えることなのです。これを聞いて、「なんのこっちゃ?」とい言う方は、思考が常に静止している状態にあるため、大きな外圧が必要な方でしょう。その外圧は、強制的に従来の環境がリセットされ、何も使い物にならない状態に陥ることかも知れません。敢えて自分を学びの環境に入れ、矯正的に学び考える必要性をもたせる事かもしれません。いずれにせよ、思考を強化させるためには結構な環境変化を自分に課して、どうにかして思考を続けない限り、なかなか自走する状態にはならないのです。しかし、一度でも等速直線運動の状態になれば、後は自然となんの外圧もなくしても、勝手に思考に勢いがついていくのです。
思考をする中でよく言われることは「問いの発見」です。そして、その問は、有りたい姿と現状のギャップから見いだされます。有りたい姿が既にある場合は、現状を徹底的に調べれば、必ず有りたい姿と現状において、ある時間軸でのギャップが生じます。そして、そのギャップがずばり問題、自分自身に問うべき問になるのです。もし、現時点で何らかの有りたい姿がない場合、これまでの自分の過去から現在、そして今の環境を過ごした場合の延長上で、自分が行動した場合、どのような将来の自分を獲得するのかなどを鑑みながら、本当にその状態が望ましい姿なのかとか自身に問いながら、将来の有りたい姿をつくり出していきます。将来の有りたい姿を問い続ける、見つけ出す作業は企業で言えば戦略そのものです。ここから先、自分たち、自分たちの組織をどのような方向性に導きだすか?を決める作業ですがから最もワクワク、そして辛い作業の一つになります。
因みに、前者のように既に有りたい姿が見えている場合は、そこにたどり着くルートを探せば良いので、現在問題として扱います。現在問題の場合は、その問いの具体的な意味や、そのギャップが発生しているメカニズムを抑えて解明する中で、自身が取り組むべき行動のヒント、つまり課題がはっきりして来ます。しかし、将来の有りたい姿が見えない場合は、その有りたい姿を創ることから始めることになるので将来問題として扱います。将来問題の場合は、解くべき問を探す前に、導く方向性を見出す必要があるからより行動な思考になることは想像できますよね。いずれににせよ問いを明確にするためには、現在と有りたい姿の2地点をクリアにすることが、まずのヒントになるのです。思考において、この問を自ら問い、その解決に向けて動き、考え、検証する。この繰り返しを行う過程で思考はガンガンに強化されていき、等速直線運動の状態に自らを導くことができるようになるのです。
因みに、この作業は子供の頃は皆、当たり前に行っていた思考です。それが大人の階段を登って行く内に徐々に、本来の当たり前の思考プロセスをだめにされてしまったのです。例えば、考えてみてください。子供の頃は、「なんで?」「どうして?」「えっ、どうなってんの?」という感じで、常に物事に対して一定の好奇心があり、常に「その先を知りたい!」「そのような状態になりたい!」という問を問い続ける思考があったことでしょう。
ですが、小さい頃に、そのような思考のエンジンを強制的に止められる体験を繰り返す中で、考えては行けない。と暗黙に思考を諦める結果になってしまったのです。義務教育という時間により、強制的に自由な思想をカットされたのです。意味の無い数字を繰り返し暗記して、自分で問うことを忘れさせられます。絶対的な権威が与えた一つの解決方法を暗記するかのごとく、似たような類題を同じパターンで早く正確に解く訓練を繰り返されます。誰しもが自由な問をする時間を剥奪され、やがて考えることが悪かのように、そして事前に与えられた一定の範囲内で解を出すことが偉いんだという誤った思考が産み付けられるのです。
「いやいや、それはないぜ!」と本来の思考をガンガン回す脳みそにリセットすることが大切です。論理思考ではゼロベース思考なるキーワードで言われますが、過去をすっかり忘れて、「あれ、なんだろう?」と純粋な気持ちで周囲を観察するだけでOKなのです。そうは言っても、実際は思考が止まる瞬間が多々ありますね。
例えば、子供をみていて、思考する勢いは在るのですが、思考が実際は止まっている場合があります。例えば、思考する対象についての知識や視点が乏しい場合です。当然、そのような状況下ではどうやって調べれば良いか、どうやってその思考を進めればよいかの当たりが付きません。
リベラルアーツの重要性は、そんなときに考えるヒントやきっかけを与えてくれます。人は無意識に全く異なる分野や知識から無理くり探してくるのです。自由になるための学問というナイスなネーミングは、このよな背景が在るのでしょう。私は子供には普段から様々なことに思考を向けさせるように体験させ、知識のインプットも偏りをなくし雑学のようにバラバラにインプットできるように工夫しています。
しかし、これは我々大人にとっても同様の効果がでるのではと感じています。様々な分野の知識や問い、そしてそれを解決する事例をアタマに入れることで、考えが強化されるのです。
次に、問いに対して思考を進める事ができても、答えがわからないというケースも多いに訪れます。その場合のヒントは抽象化です。概念を単純化してシンプルに問う技術を磨くのです。
仮説思考のトレーニングの一つにフェルミ推定があります。これまで考えたことが無い、計算したことが無い、知らないことを、自分の知識を依り何処として、問いを単純化してモデル化して推定する方法です。難しいことを難しく考えるのではなく、単純に、時には大胆に考えることで、とりあえずの答えを自分なりに出します。当てズッポではなく、自分なりのロジックを使って、思考の筋道を残した上でのとりあえずの答えを出します。これを繰り返しながら徐々に前提条件を複雑にして問に対しての思考を深めていきます。このフェーズに入れば常に考えを進めている状態になり、最終的には何らかの合理解にたどり着く可能性が高くなると思います。
最後に最も厄介な状態が、わからないことがわからない状態です。自分が何がわからないかがわからないのです。不思議の国のアリスでは、アリスが地下道で迷っている時にアリスがチシャ猫と会話する下りが有名です。
アリス:私はどこに行けばよいの?
猫:あなたはどこに行きたいの?
アリス:それがわからないから聞いているの。
猫:だったらどうしようも無いですね。
ソクラテスが、街なかで神の真理について探求しているとき、ソフィストと問答をするシーンです。ソフィストは全てを知っているという傲慢さから、ソクラテスの問答にハマってしまい、最後は思考が詰まってしまいます。知らないことを知らなかったのです。
実際、わからないことを言語化できない状態に気がつくととても辛い感じです。しかし、その違和感を持てば、自分から思考を始める準備が整っったと思えば、後は上述した要領でじわじわと考えることをスタートすればよいのです。思考する中で、自分の中に願望が芽生え、有りたい姿が見えてきて、その結果もっと好奇心が湧いてきます。
止まっている物体に外圧がかかれば、後は動き続ける。そしてうまく重力に打ち勝って動き続ける事ができれた思考がまさる状態になるのです。そのきっかけは何でも良いと思います。最終的に物事を追求している人は分野や役割が変わっても、その思考が多方面に応用できるようになるのです。しかし、その状況が続き、最終的には持久戦になる。これをフォードは過酷な仕事と捉えたのかも知れません。
【動画】戦略戦術研修・戦略編(沖縄電力様)
2020年10月30日
戦略戦術研修・戦略編の事前課題のご案内です。事前課題は1)動画視聴と2)事前課題検討の2種類あります。
詳細は、別途動画で説明しているので、まず動画を御覧ください。
1)動画視聴
戦略戦術研修・戦略編の事前インプット動画です。戦略編では企業における戦略立案の基本的な考え方と事業の方向性を考える際の事業環境の分析の仕方をわかりやすく整理して解説しています。本編は①から⑥の6回シリーズですが、今回は①戦略思考の基礎、④基本戦略、⑤環境分析、⑥戦略立案の4本を当日のワークショップまでにご視聴ください。
①戦略思考
戦略思考の基本的な考え方、戦略のゴール、戦略の本質について整理します。全6回の概要を掴みながら戦略思考に興味をお持ちください。34分の動画です。
④基本戦略
競争戦略や自社の進むべき方向を考える際の3つの基本的な方向性について解説しています。ポーターが中心に考える外部環境をベースにした戦略論、バーニーが中心に考える内部リソースを中心に考える戦略論、そして不確実な世の中にオプションを取り入れた戦略論をそれぞれ整理します。37分の動画です。
⑤環境分析
戦略立案する際に分析する手法を整理しています。環境分析の考え方を理解した後に、マクロ環境分析とミクロ環境分析の概念と分析手法を整理します。35分の動画です。
⑥戦略立案
最終的に自社が取るべき方向性を導き出します。戦略の方向性について理解を示した後、クロスSWOT分析、意思決定のイメージについて理解を深めます21分の動画です。
2)事前検討
●沖縄電力を取り巻く事業環境をマクロの視点とミクロの視点の両方から整理してください。
●沖縄電力の事業戦略を考える上で、どのような事業があるか整理してください。
ーーー
URL
①:https://app2.gemediar.net/movies/preview/5ece253f-56ac-46ae-aa54-056fa0106aeb
④:https://app2.gemediar.net/movies/preview/5f6314e7-f534-4a62-ac48-6e84a0106aeb
⑤:https://app2.gemediar.net/movies/preview/5f633ff1-4634-410b-8a22-71f6a0106aeb
⑥:https://app2.gemediar.net/movies/preview/5f6345a2-e9f4-4e11-9e10-77d9a0106aeb
ソクラテスの弁明
2020年10月29日
早嶋です。
ソクラテスがソフィストから妬まれて裁判にかけられ、その中でソクラテスは自分の信念を貫きます。最後の場面では、死についての恐れは、知らないことの恐れ。自分が知らない世界を、知りも知らないのに恐れる事自体がおかしなこと。と、物事に対しての心理、そしてマインドセットを与えるさすがの思想です。
ソクラテスはギリシャ3大哲学者の一人です。当時、紀元前5世紀頃のギリシャは、今では当たり前になっている民主主義が普及しはじめ、皆で議論してきめることが新鮮でした。一方、当時のアテナイの敵でもあるスパルタはその民主主義の考えやアテナイの振る舞いに対して反対で敵対の関係になっていました。
そのような環境の中でもアテナイで進められる民主主義はやがて政治の世界の基本的な思想になり、今のように人気取りを行いたい政治家が言動や表現を匠に操り民衆の人気取りに躍起になっていきます。そこで当時のギリシャでは弁論が異様に発達して知識人の集大成でもあるソフィストが活躍することになります。
ある日、通りで有名なソフィストに見知らぬ老人が語りかけます。ソフィストは傲慢で鼻高々で老人の分際でこのソフィスト様と議論をするとは何を考えているんだ?的な態度で老人と議論をしますが、数分後には老人にけちょんけちょんにされてしまいます。老人はその際に、私は知らない。という言葉をのこしています。
当時のギリシャは神に伝える巫女が神からのお告げを受けて政をする神託が盛んでした。ソクラテスは神こそが最大の心理で、その神の考えや神託に対してかなりの興味を持ち、その謎をとくことに集中しています。そんなおり神託を受けるデルフォイからソクラテスこそ真のソフィストである内容の神託を受けたのです。
ソクラテスの当時の議論の仕方は問答、対話、質問です。議論する相手に対して論点を整理しながらも〇〇は何か?と続けて、やがて相手が思考停止に陥ったり、自分の誤ちに気がついたり、議論の矛盾を発見したりさせることで論破する方法をとっていました。街であったソフィストもその一人で、ソクラテスとしては単に神の本質を知りたくて、通り中の人々に問答を行っていただけなのです。
しかし、その行為は結果的にソフィストからすると悔しかったのでしょう。自分が最高と思っていたら、そこらへんの老人との問答で自分の愚かさを晒されることになったからです。そして高飛車なソフィストは恥をかかされたと思い徐々にソクラテスに対しての恨みをつのるという、まさに逆ギレ大魔王の道を進むのです。
もちろん、当時のソフィストの中にも、そのような問答を通じて、自分の真の愚かさを気付かされることに感銘を受け、弟子になったり、ソクラテスの問答を研究するものもいたようですが、いつの時代も少数の悪が正義を貶める構図が当時もあったのでしょう。当時のギリシャが多神論だった頃のソクラテスは一神論者を貫き、ソフィストは、そこにも罪を着せました。更に、街中をであるき問答をすることで若い人間の才能を潰しているというような罪を着せ裁判に持ち込みます。
ソクラテスの弁明は、4冊シリーズの中の1編で、話がその裁判の始まりから書かれているので背景や流れがつかみにくいのですが、実に今の世の中でも参考になる考えです(当たり前でしょうが)。
裁判にあたり、ソクラテスは他のソフィストと違って普通の言葉で、真実を語ります。街の噂はアタマの中で真実と常識に変わり、自分のアタマで判断ができない人々は思考停止に陥り、多くのソフィストの言うことが真実だと勘違いしてします。しかし、それは決して自分で考えた結果ではなく愚かなことだと。実際の表記は異なりますが、そのようなニュアンスで語ります。
ソクラテスは神託を受け、神とは何か、心理とは何かを探求しているに過ぎず、自分でもその事がわからない。わからないから自分に絶えず問いかけ問答して、みんなにも考えてもらっているのです。しかし、ソフィストは自分が全てを知っていると思っており、ソクラテスとの問答に悶絶して恥をかかされた。その挙げ句に私を追い出したくなったのが真実だと。まぁ、見事な語り口で弁明します。
若者を堕落させているという疑義に関しても、若者が善良になることは何か?とソフィストたちにといかけました。堕落を訴求するのであれば、その反対をソフィストが追求しているはず。ソフィストは若者の将来を考えているはず。それが即答できない、むしろ言葉につまるというのはいかがなことか?常にソフィストは自分がいいようにするために、多くの賢人よりも、一人の悪を作り出し、その悪を貶めようとする。しかし、本当に大勢のソフィストが一人の悪に貶められることが可能なのか?そんなにソフィストは無能なのか?なる返しもしています。かなりスッキリするお話です。
しかし話が進むと告発は明らかに嘘と分かっても裁判はソフィストの政治力で負けてしまいます。ここにも民主主義の悪が露呈し、死の宣告を受けることになります。ソクラテスの仲間は、ソクラテスを解放するために金銭を準備して交渉するシーンが続編には出てきます。しかし、その行為は邪悪な行為として一蹴され、自分が嘘をついていないのに、偽りを認めて牢屋からでるおとは筋が通らない。そのようにこのような状況でも信念を貫きます。
そして多くの人達が恐れる死についても、死を体験したことがない。だから何を恐れるかの理屈が通らない。知らないものを怖がるのは愚。しかしながら、ソクラテスの考え方や生き方は大切にしてほしい。常に問答を繰り返し、自分で考え続ける。知らないことを知ることがその人の思考が発達する方法。そのような教えを残してこの世を去っていきました。
どうでしょう。covit-19によって急に世の中がガラガラポンになり始めました。大企業は方向性を失い、インフラ関係は売上が蒸発します。それでもなんとか従来の延長や事業モデルでしのごうとします。が、本当に大丈夫か?と自分のアタマで考え問い問答をし続けるひとがどの程度いるのでしょうか?個人の戒めを含めて改めて読み返しました。
【動画】規模の推定
2020年10月27日
ビジネスインプット基礎講座、規模の推定の紹介です。
(規模の推定)
新規事業や既存の事業でエリア展開等を行う中で、事業規模の推定や市場規模の予測は重要です。しかし、営業パーソンや企画部の部隊と話をしていると、自社の商品のポテンシャル(全体の市場規模)などを予測して仕事をしている人が圧倒的に少ないです。今回の動画では、そのような規模を推定する際に参考となる考え方を紹介しています。全部で55分の動画です。
1)市場と市場規模の考え方(16分)
2)フェルミ推定(24分)
3)市場規模の求め方(15分)
ーーーURL
https://app2.gemediar.net/movies/preview/5f980c39-b69c-43d7-ac96-0bc9a0106aeb
コンピューターと同じ持続的な更新
2020年10月26日
就職活動をする若い人達から今40歳を迎える前後の僕らの同世代を含めて、これまで受けてきた義務教育の当たり前をリセットするタイミングがいよいよきましたね。しかし、それらは非常に大変です。しかし、新しく何かを吸収する前に、過去の学びや経験を一度全て整理して、無除権に捨ててしまう気持ちで今後をむかえないと、基本OSが悪さをして何も結果的にできない状態になると思います。
理由です。例えば、従来の僕たち世代が受けてきた義務教育では、権威の言うことは絶対で、常に100点という解法と例外が無い答えが存在して、その考え方や解き方に寄せる事が優等生として扱われてきました。そして、創造的な発想や独創的な活動、そして他社と圧倒的に異なるパフォーマンスは全て全否定されました。しかし、社会に出れば、その逆で、意外と使いものになりません。だからと言って、あまりに自由に振る舞えば、今度は組織から潰され、なんだかなーと思う瞬間が多々おとずれます。それでもめげずに仕事をしてきて今も組織に馴染んでいる人は完全に2極化した状態にいると思います。全体から指示する側と全体から指示される側です。
そして指示される側は勿論のこと、指示する側に対しても受難がやってきました。会社のトップがもう、どこに向かっていいのかがわからなくなったからです。従って大きな方向性が無いままに考えろと言われ、実際に考えを共有すると、違うと全否定。再びなんだかなーという状況でcovit-19です。
そのような状況下に在ることは、今の40代と話せばわかることでしょうが、若い人は40代と接点を持つことも無く、あったとしてもオブラートに包まれたことしか助言がされません。聞かれる40代も筒抜けに真実を話すことで自分の自尊心が傷つくのでしょう。ましてや大手は、昔から人材の不満を煽り、新卒生を食いも似にするかのごとく30年間変わらない就職活動を斡旋して利ざやを稼ぎます。
社会に出て確実に言えることは、常にアップデートして常に自分自身で行動して確かめる状態を続けないと、すぐに自分の価値が陳腐化するということです。ここに絶対の解は存在しませんが、何もしないで、これでいいかーとなると、ある意味そこから自分の存在がコモディティ化していきます。すると時給単価が安いほうに仕事が向い始めるので最終的には最低賃金に近い報酬で仕事をするしかありません。辛い現実ですが、今後はもっとひどくなります。同じような仕事は、エリアを超えてシェアされるため、国境を超えた瞬間、最低賃金が無意味になり、賃金は更に低下するかもしれません。時間で仕払うという概念ではなくなり、成果で評価されるとそれは仕方ありません。もし時給で比較されると、そのような仕事は全て機械化の対象となり、企業は人に投資をせずに機械に投資をするため、本質的には減価償却と電気代が企業が考える費用になるため、賃金を払う価値が微塵にもなくなります。
そのような社会でも顧客を大切にして、顧客のジョブにフォーカスして顧客に何か実質的な解決策を提案する会社や個人は強いです。そして顧客との接点をゴールとせずに、販売開始から顧客との接点を永続して継続的に顧客のジョブを解決する個人や組織は常に対価を得られ続ける存在になっています。特に顧客が感じていない不にフォーカスして、顧客がまだ言語化できていない不をうまくイメージを作り出しながら価値を創る。このような行動を行う人は、今後も必ず何らかのかちを顧客に提供することができるでしょう。
結局は自分の頭で考えて、自分の手と足を使って、常にアタマと経験と感情と考え方をアップデートするようなことが求められる次代なのだなと思います。
【動画】店舗運営スキル(ガソリンスタンド編)
2020年10月25日
ビジネスインプット基礎講座、店舗運営スキル(ガソリンスタンド編)の紹介です。
こちらでは、ガソリンスタンドの運営の仕方について体系的に整理しています。全部で4シリーズで、店舗売上実績分析、プロセス管理、スタッフマネジメント、商圏攻略の4シリーズです。ガソリンスタンドを1店舗から複数店舗経営している責任者、店舗運営責任者が対象です。
店舗売上実績分析
店舗売上分析の基本的な考え方を整理します。売上は単価✕数量ですが、地域別、店舗別、商品別、顧客別、月別、週別など店舗マネジメントとして管理したい分け方で細分化する重要性を理解します。次に細分化した売上を達成するための目標と現状のギャップを結果目標と通過目標という考え方を活用して分けていきます。単に利益や売上を目標にするのではなく、最終的には行動レベルにまで落とし込めるように分析します。33分間の動画です。
プロセス管理
結果目標から通過目標に細分化した目標を確実に達成するために、各店舗、各責任者、各担当者レベルでどのような取り組みを具体的に、いつまでの、どの程度行うのかを明らかにする行動目標を設定します。動画では行動目標を導き出すプロセスの考え方を提供します。36分間の動画です。
スタッフマネジメント
基本的にはスタッフの教育指導の仕方ですが、店舗売上実績とプロセス管理で導いた行動目標をベースにスタッフをマネジメントしていきます。店長として目標を示し、不足するギャップを一人ひとりの行動レベルまで細分化して管理します。その際、不足する能力を見出して、どのように現場で指導をするかをわかりやすく解説します。32分間の動画です。
商圏分析
※作成中
—URL
①:https://app2.gemediar.net/movies/preview/5f30b7c4-60f4-4e5b-adca-5f58a0106aeb
②:https://app2.gemediar.net/movies/preview/5f8d3a2d-74e0-40c2-ab32-6b9ca0106aeb
③:https://app2.gemediar.net/movies/preview/5ef473f9-9d38-4233-a5ab-3678a0106aeb
【動画】現代の営業プロセス
2020年10月25日
ビジネスインプット基礎講座、現代の営業プロセスの紹介です。
現代の営業プロセス
ITを活用した現代の営業プロセスの考え方を概説する講座です。まず、営業プロセスの基本的な内容を理解します。その後、現代の営業プロセスにおける落とし穴を指摘します。最後に、それらをカバーするための現代の営業プロセスについて理解を深めます。こちらは全部で62分間の動画です。
ーーーURL
https://app2.gemediar.net/movies/preview/5f6da559-f134-41f5-9284-449ca0106aeb
【動画】ファイナンスの基礎
2020年10月25日
ビジネスインプット基礎講座、ファイナンスの基礎の紹介です。
ファイナンスの基礎では、会計と財務の違いについて触れたあと、ファイナンスを学ぶ意味について考えます。ファイナンスを使えば、事業における定性的な評価をお金という軸に置き換えて、客観的な評価ができるようになります。その結果、投資や日常の営業などでも対費用効果を明らかにした提案などが行え、皆さんのスキルが向上します。講座は①から⑦までの7回シリーズで約140分の内容です。
①概要
概要ではファイナンスの目的や日常的なビジネスにどのように役立つかを考えます。ファイナンスの概念を知っている人と知らない人では、今後のキャリアが大きく異ると言ってよいほど重要です。その最大の理由は、物事を定性的に考えたあと、必ず定量的に、つまりお金を尺度に考えるようになるからです。約24分間の動画です。
②価値の比較
概念的な内容を定量的に評価する際に、投資したタイミングとリターンのタイミングが異なる問題と、投資した案件は確実にリターンがかえってこないという2つの問題が生じます。この時間とリスクの扱いに精通することで物事の考え方が一気に変化していきます。約15分間の動画です。
③時間の概念
投資とリターンは通常異なる時間軸で行われます。この時間の隔たりをどのように扱うかについて理解を深めます。通常の財務では計算方法に主軸を起きますが、ここでは難しい計算はエクセルにまかせて、その考え方を理解することに重きを置きます。約29分間の動画です。
④不確実性の概念
投資とリターンは通常ある程度のリスクが存在します。このリスクについての考え方を深め、時間の概念とともにどのように評価する際に加味するかを理解します。約12分間の動画です。
⑤資本コスト
ファイナンスの原理原則である時間とリスクの隔たりを再度復習して、割引率の基本的な考え方や応用の仕方を考えます。資本コストの概念を得ることで、日常の仕事内容に対しての利益の考え方が大幅に変わることでしょう。約16分間の動画です。
⑥価値評価
今後皆さんが行う事業活動やプロジェクトについて、どのように価値を算定して評価するのか、そのベースとなる考え方を4つ学びます。実にファイナンス的な思想で日常の事業にも大いに役立つ内容です。約32分間の動画です。
⑦投資判断
最終的に経営者や投資家がどのように事業の投資やプロジェクトの投資を行うかについて理解を深めます。この考えを持っているビジネスパーソンと持たないビジネスパーソンでは今後のキャリアを含めて雲泥の差がつくことでしょう。約13分間の動画です。
ーーーURL
①:https://app2.gemediar.net/movies/preview/5f773162-6868-453b-83d0-74bda0106aeb
②:https://app2.gemediar.net/movies/preview/5f773185-df64-479a-891a-56bca0106aeb
③:https://app2.gemediar.net/movies/preview/5f7ab4a5-f950-47d8-aca1-13bea0106aeb
④:https://app2.gemediar.net/movies/preview/5f7adc0f-50ac-4f9b-9e7c-13bea0106aeb
⑤:https://app2.gemediar.net/movies/preview/5f7c6b6e-35a4-4772-ae9c-13c5a0106aeb
⑥:https://app2.gemediar.net/movies/preview/5f7ddd0c-6ec8-423b-8dc2-13c2a0106aeb
⑦:https://app2.gemediar.net/movies/preview/5f7ddd36-db20-448b-a8fc-13c4a0106aeb
【動画】会計の基礎
2020年10月25日
ビジネスインプット基礎講座、会計の基礎の紹介です。
会計の中でもBS(貸借対照表)、PL(損益計算書)、CF(キャッシュフロー計算書)の3つの計算書の意味や考え方、分析の仕方や読み方について理解を深めます。講座は①から④までの4回シリーズで約120分間の内容です。
①概要
ここでは、会計の役割について確認を行ったあとに、BS、PL、CFの3つの計算書がどのような役割でどのように関係しているかのイメージを捉えて頂きます。その後、それぞれの計算書を直感的に理解するために、小売業の事例を通して3つの資料の概要を理解します。約25分間の動画です。
②BS(貸借対照表)
ここでは、BSとは何か?そして、具体的にどのように読み解くかについて理解を深めます。冒頭にBSのイメージを直感的に理解するために個人の資産の内訳と法人の資産の内訳を例に解説します。次にBSを読むための視覚化の考え方や分析の仕方を理解していきます。約44分の動画です。
③PL(損益計算書)
ここでは、PLとは何か?そして、具体的にどのように読み解くかについて理解を深めます。はじめにPLに出てくる5つの利益について学び、BS同様に過去や同業他社と比較しながら読み解く方法を学びます。約27分の動画です。
④CF(キャッシュフロー計算書)
ここでは、CFとは何か?そして、具体的にどのように読み解くかについて理解を深めます。はじめにPLでの利益と実際の現金にズレが在ることを復習して、営業CF、投資CF、財務CFの3つを理解します。BS、PL同様に過去や同業他社と比較しながら読み解く方法を学びます。約21分の動画です。
URLーーー
①:https://app2.gemediar.net/movies/preview/5f899b25-ca0c-464c-a30f-2e13a0106aeb
②:https://app2.gemediar.net/movies/preview/5f8a8913-5cdc-4f16-88f1-2e14a0106aeb
③:https://app2.gemediar.net/movies/preview/5f8d8efb-3c08-41e2-bf90-6b96a0106aeb
④:https://app2.gemediar.net/movies/preview/5f8d9462-5660-4ac2-8409-6b99a0106aeb
【動画】タイムマネジメントと論理思考(富士通ファミリー会様)
2020年10月25日
時間が足りない!から、即、脱出できる頭の使い方『タイムマネジメントと論理思考』
●タイムマネジメント
タイムマネジメントのエッセンスを凝縮した20分間の動画で学ぶ、新社会人や若手社員にぴったりの内容です。
●タイムマネジメントの基礎
What:そもそもタイムマネジメントとはなにか?
Why:なぜタイムマネジメントが必要なのか?
How:タイムマネジメントの実際の進め方
●論理思考
論理思考の基本的な概念として重要な3つの視点、ゼロベース、モレなくダブり無く考える、仮説の考え方を学びます。講座は①から⑤までの5回シリーズ(各回15分〜25分程度)です。
①論理思考の活用
②問題解決思考
③ゼロベースで考える
④モレなくダブリなく考える
⑤仮説を立てて考える
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