
積極的に生き残る
2016年1月5日
早嶋です。
守られた環境にいたことで、全てを失う。
攻撃にさらされた環境にいたことで、生き残る術を身につける。
前者は国策で守られた業界や業態や個人が該当する。
後者はそこから見放された業界や業態や個人が該当する。
結果として、21世紀に生き残っている組織や個人は後者です。
ぬくぬくとした環境で育てば競争力を持てなくなり、結果的に滅びゆく運命になります。
一方、競争環境にいる組織は切磋琢磨し自社の生き残る術を考え抜きます。
結果、どんな環境下でも長期的に利益を出す構造を構築します。
21世紀は尖った個人や組織が生き残ります。
その定義は、自身で答えを考える人材です。
成長期の経済は坂の上の雲が見えていましたが、今はどこに雲があるのか、その存在すら見た人がいません。
従って、それを見出した人は一気に優勢になれるのです。
成長している時代は答えを覚えた人材が優秀とされました。
決まったことを誰よりも早く行うことで評価されたからです。
今は、誰も考えないようなことに熱心に取り組み、自ら行動し続ける人が評価されます。
変化を恐れないで、変化を楽しむ。
昔は何かをするには資本が必要でしたが、今ではアイデアがあれば、クラウドを活用することで小資本、少人数でもビジネスを行うことが可能です。従って大きな組織にや資本にぶら下がって生きていくという発想を持っていればやがて淘汰されるのです。人生一度切り。やって見たいことがあればチャレンジして自ら舵を切る。
昔はそのような人はマイノリティでしたが、いつしか動かないことがマイノリティになるのではないかと思います。
M&Aを考える場合、両方の視点が大切
2015年12月15日
早嶋です。
多くの企業は成長戦略を掲げ、数字のスローガンだけが一人歩きしています。例えば、1,000億の企業が2020年に1,300億の売上を掲げる。現状の利益率は5%よりも低く、かつ偏った地域での売上が9割を占める。今後、伸ばしていくエリアは確かに成長市場であるが、規模が5倍から10倍の企業がひしめく。その市場に対してどのようなシナリオで確保するのかが全く議論されていない。
合理的に考えると、成長戦略において数字を作る場合、市場の伸びに応じて売上を拡大する、競合の市場を横取りする、新しい市場に進出して売上を作る。という選択肢しか無い。しかし日本市場全体が成熟を迎えると、市場の伸びに応じて売上を伸ばすという考えは到底かなわない。するとオプションは、競合の売上を横取りするか、新しい市場に進出して売上を作るという2択になる。
このオプションに対して自前で行うか、資本を入れて行うかという議論になる。伝統的な企業の多くが前者のオプションで対応してきたが、それだけではスピードが出せないということで後者を掲げ始めている。戦略の基軸にM&Aを掲げ始めてきたのだ。
が、実際はM&Aに対しての経験が不足しているため、どのようにすすめるのかということで二の足を踏んでいるのが現状だ。また検討段階に入ったとしても、目標である300億の売上を確保するためには、どのような企業をターゲットにして、その資金調達をどのように行うべきかなどの議論が皆無な場合が多い。更に戦略に対しては常に登場人物が自社と市場のみで競合の存在が抜けている。競合がどのような発想で戦略を描いているかの考察が乏しいため自社が資本を入れられる場合の対策や打ち手についての議論が殆ど行われていない。
自社が置かれている業界が成熟で、他社も同じく成長戦略を立てている場合、自社の売上と利益率と株価のバランスを見て、他社が欲しいと思えばM&Aを仕掛けられる可能性は十分にある。成長戦略でM&Aを考えるのであれば、買い手の視点、売り手の視点、双方で十分に選択肢を検討しておくことが大切だと思う。
0から1を作るには
2015年12月9日
早嶋です。
伝統的なビジネスモデルで長年食べてきた大企業が躍起になって新規ビジネスを生み出そうとしている。先日、とある企業の取組についてブレストする機会があった。
新規ビジネスのアイデアが中々出てこないから、その部分を外部の組織に委託しているという。具体的にはその地域の自治体が主体となって取り組んでいるスタートアップの支援機関などに集まってくるビジネスに支援するというもの。
が考えてみると、かなりズレている。例えば、なんぼ新規ビジネスと言っても全くのゼロからでのアイデアベースであればそれをカタチにする事は難しい。そもそもその程度のアイデアは大企業であっても、まじめに集めれば出て来ると思う。
仮に、出てこない組織であったとして、それでもアイデアが集まったからといって、それを立ち上げてカタチにするのは難しい仕事だ。大企業はそもそも0を1にする取組が極めて弱い。常に100を200にするなど、既に出来上がっているビジネスモデルに修正や改善をすることに勤めてきたからだ。
ということでアイデア探しに躍起になってもそもそも、カタチにするところでギブアップするのが関の山だ。では、どうすると良いか?
方向性としては、既に何らかのビジネスをカタチにしているが売上や何かがくすぶっていて伸びていない零細、小企業に資本を入れるのだ。既に何らかの取組があり歴史がある事業であれば、何故その状態からブレークしないのか、大企業の社員は分析ができる。何も無いところから何かを生み出すことはできないが、既に行っているものに対しての支援は得意だ。そこに対して大企業の資本を入れて、人やチャネルや技術やプロモーションなどの補充を行うことができれば、ゼロからの立ち上げよりも遥かに効率的に早くカタチにできるのでは無いかという仮説だ。大企業は1を作る人材よりも既にあるビジネスを伸ばすことにたけた人材が集まっているのだ。
そのような企業は通常、どこか探せば見つかるものでもないが、小規模のM&Aを行っている企業に提案を持ってこさせれば、これまでと違ったルートで確実に大企業のシナジーが埋めそうな取組が見つかるはずだ。少なくとも、わけのわからんスタートアップお祭りで騒いでいるアイデアベースよりも、その企業にとっては意味のある事業を見出すチャンスが増えると思う。
答えを出す考え方
2015年12月7日
原です。
仮説思考という考え方があります。
仮説とは、現時点で最も答えに近いと思われる「仮の答え」のことです。
業績の良い経営者やビジネスマンに共通している特徴は、一般の人よりも答えを出すのが早いことです。
なぜ、一般人よりも答えを出すのが早いのでしょうか?
知識や経験、対話、手元にある少ない情報から、仮の答えとなるストーリーを描くことに長けているのです。そして、仮の答えを実験する失敗を恐れない勇気と行動の速さ、行動の結果を振り返る謙虚な姿勢があります。
一方で、答えを出すのが遅い人は、無駄な情報収集に時間をかけ、情報の洪水に悩まされています。つまり、答え探しに時間をかけているのです。答えのない時代に答え探しに時間をかけたところで、出る答えは現状維持または他事例を真似するだけです。
答える力を身に付けるコツは、答え探しではなく、少ない情報の中から自分の頭で仮の答えを考え、失敗を恐れずに行動して振り返りながら答えを創りだすことです。
理科の実験のように、仮説⇒実験⇒検証を繰り返すことで能力は向上していきます。
一般人が9割を既存情報に頼るのに対し、仮説思考型は2割程度しか情報に頼らないとも言われています。
答えを出すには、不正解を気にせずに仮の答えを早く考え、フィードバックにより揉まれながら答えに近づくように進化させることが必要です。
そのためには、行動と検証の技が成功の鍵となります。
仮説思考により、経営者やリーダーに欠かせない先を読む力、少ない情報で意思決定する判断力決断力が身につけられます。
ストレスチェック制度を職場改善にどう活かすか
2015年12月7日
安藤です。
12月1日から「ストレスチェック制度」開始しました。
「労働安全衛生法の改正により、平成27年12月1日から、従業員が50人以上いる事業は、毎年1回、従業員を対象にストレスチェックを実施することが義務付けられました。
※「ストレスチェック制度」とは、従業員に対して行う心理的な負担の程度を把握するための検査(ストレスチェック)や、検査結果に基づく医師による面接指導の実施などを事業所に義務付ける制度です。平成27年12月より施行のストレスチェック制度は、定期的に労働者のストレスの状況について検査を行い、本人にその結果を通知して自らのストレスの状況について気付きを促し、個人のメンタルヘルス不調のリスクを低減させるとともに、検査結果を集団的に分析し、職場環境の改善につなげる取組です。
職業性ストレス簡易調査票についてはこちらを参考くださいませ。
http://www.tmu-ph.ac/topics/stress_table.php
厚生労働省指針では、『ストレスチェック結果』の通知を受けた労働者に対して、相談の窓口を広げ、相談しやすい環境を作ることで、高ストレスの状態で放置されないようにするなど適切な対応を行う観点から心理職(産業カウンセラーなどの心理職の相談体制の整備をうたっています。『ストレスチェックだけではメンタル不調者が増えることで企業側にもリスクが増大し、そこで働く方々にも負担がますなか、ただ単に「ストレスチェック」を実施だけでなく「労働者の心の健康の保持増進のための指針」にもあるように、4つのメンタルヘルスケアの促進の中の1次予防として活用が必要です。
なぜなら、本人が『ストレスチェックを本音で書く』保証はありません。ストレスチェックだけでは労働者のストレス状態が把握できません。面談=カウンセリングをすることで第一予防に繋がっていくのです。また、集団チェックは各部署での問題点を発見し、職場改善につなげることができ企業にとっても休職者を減らす等、職場の改善に活かす取組みが可能です。
メンタルヘルス研修(ラインケアー、セルフケアー)相談窓口も含めた総合的なメンタルヘルス対策に「ストレスチェック」を活かし、組織とそこで働く方々の職場改善に役たつようにバイバスとしての役割を産業カウンセラーが担っていきます。
何かお困りのことがありましたら、㈱ビズ・ナビ&カンパニーへご相談くださいませ。
賃金介入のインセンティブ
2015年12月2日
安倍政権で最低賃金に関しての発表がありました。「年間に3%程度を目処に引き上げ、全国加重平均で時給1000円を目指す」という表明(参照1)です。
現在、全国の最低賃金は、厚生労働省によれば690円から900円程度の開きがあり加重平均で798円です(参照2)。これを加味し、地方は600円後半から都内で1000円程度の開きがあることがわかります。仮に加重平均で1,000円と考えると、地方の時給を200円以上引き上げなければ達成出来ません。
となれば現在10人を700円で雇用している企業の1時間あたりのコストは7000円(その他を一切含まず)。それが時給が900円になるので9000円になります。時間あたりのコスト上昇が2000円アップということを考えると企業の行動としては、1)人数を減らして最適化する、2)そもそもの雇用を見なおしてやはり海外に仕事をアウトソーズする、3)この手の仕事を再度合理化して機会化、コンピューター化する、4)止める、という選択肢が発生すると思います。もちろん0)単純に従うというオプションもありますが、難しいでしょうね。
仮に、雇用を維持するとしても上記のオプションの1)を選択するでしょうから、これまで7000円で10人雇用していた企業は、追加の2000円を払うことはなく、7.7人で仕事をこなせるようにインセンティブが働くと思います。結果的にバイトやパートの仕事が2割程度、あるいはそれ以上世の中からなくなることを意味します。
参照1:http://www.asahi.com/articles/ASHCS766THCSULFA03C.html
参照2:http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/minimumichiran/
続・蕎麦屋のカツ丼
2015年11月30日
以前のブログで蕎麦屋のカツ丼と東洋ゴムの不祥事についてコメントした。(参照:http://www.biznavi.co.jp/blog/archives/4218)
世の中の不満や不祥事は主力のビジネスではなく、その事業からほど遠いサブのビジネスから温床となって湧き出てくると。今世間を騒がしているマンションの杭問題。その中心にいる企業、旭化成。これもまた蕎麦屋のカツ丼だ。
旭化成の決算資料説明会の資料を参照すると、2015年3月期の売上は1.98兆円で42%がケミカル、受託が28%となっている。そして今回世間を騒がしている建材は実に売上比率にして2.6%しかない。最も全体が2兆円近いので売上にすると500億円と大きいが、旭化成からすると明らかに小さい。
従って、また蕎麦屋におけるカツ丼になってしまっている。遡ってみると歴史は繰り返されている。雪印乳業が持っていた雪印食品もポートフォリオの中で小さな部門が問題をお越し、コーポレートブランドを全てのブランドに統一して使用していたために、雪印の本丸が傾いた。
が、これも基は同じで本流から外れているビジネスを野放しにしていた結果が招いたもの。企業規模が大きくなれば、何でもかんでも手をだすのではなく、ある程度大きな枠組で整理をしておかないとしっぺ返しがやってくる。小さな部隊にまで魂を込めて経営が出来るのであれば別だが、出来ない場合は切り離すか、売却するか、撤退するかが懸命な選択と言える。
エチオピア事情
2015年11月29日
早嶋です。
2015年11月20日から25日の間に、エチオピア首都、アディスアベバに出張。その際に仕入れた情報と感想を備忘録としてまとめています。
【雑感】
エチオピアでの内需はここ数年で一気に高まる。現在の勢いで人口が増えると10年で1.2億程度になる(現在9100万人で年率2.6%で増加)。現在でも市街地は建設ラッシュが続き人が溢れている。アフリカ・ビジネスの拠点として、エチオピアでの内需、ヨーロッパに向けての生産拠点として今後栄えると思う。はじめはバングラディッシュやベトナムから製造業が移管され、ヨーロッパ向けの生産拠点となる。10年後には、エチオピア内需に対しての生産が栄え、更にはアフリカ全土への成長の足がかりとして期待できる。
【基本情報】
国土:109.8平方キロメートル(日本の約3倍)
人口:9,173万人で年率2.6%で増加中(2013年、世銀調べ)
民族:約80の民族が集まっている
言語:アムハラ語と英語。ほぼ英語が通じる。
宗教:キリスト教とイスラム教。2つの宗教が共存している。
エチオピアは東アフリカにある連邦共和制国家で、東をソマリア、南はケニア、北西をスーダン、北をエリトリアに囲まれた内陸国。首都はアディスアベバ。
アフリカ最古の独立国であり、ナイジェリアに次いで2番目に人口が多い国です。国土の大部分がエチオピア高原を中心とする高知で、平均気温は年間を通じて13℃と冷涼。実際は、朝夕が極端に寒く、日中は日差しが強いにもかかわらず気温が高くなりすぎないで過ごしやすい地域でした(アディスアベバ)。
首都アディスアベバは標高2400メートル。エチオピア高原は本来の地形は平らでしたが、標高の高さのため降雨が多くいたるところが侵食しています。結果的に、深い谷や崖が多く散見されます。この地政学的な部分が根拠で他国からの侵略を防ぎ植民地化されなかった理由でしょう。一方で、同様の理由から交通インフラを整備するには不適切で経済発展がネックになったのかもしれません。
【経済】
IMF統計では、2013年のエチオピアのGDPは460億ドル。一人あたりに換算すると518ドル。これは世界平均の5%程度で最貧国となる。しかし近年は経済成長を続けている。しかし主要産業は未だに農業が全体の4割を占め機会化が進まず昔からのやり方で行っているため生産性が極めて低い。
農業は、穀物、豆類、コーヒー、麺、サトウキビ、ジャガイモ、カビ、花、牛や羊やヤギの皮革。
しかしながら近年急激に物価が上昇して、かつ仕事がそんなに無いため、失業率は18%程度にも登っている。が、実際は仕事を必死で探している様子はなく。皆なんとなくのんびりとその日を楽しんでいるような雰囲気を感じる。
【通過情報】
エチオピアの通貨単位はブル。日本円は非常に弱く、ドルに変換した後に、ドルに両替をしなければ都市の両替では対応されないか、相当レートが悪くなる。ホテルの両替はドルは大丈夫だが日本円は皆無に近い。
1ドル=20ブル=120円が相場(2015年11月現在)
【主要貿易相手国】
輸出も輸入もどちらも中国が首位。輸出に対しては、ドイツ、アメリカ、サウジ、ベルギーが上位。輸入に対しては、中国に次いで、アメリカ、サウジ、インド。
【気候】
雪の無い軽井沢と称されることもあり、過ごしやすい。ただし雨季は6月半ば頃から9月半ば。年間を通じた降水量は1200mmを超え、その豊かな降雨が周囲の植生や周りの地域へ潤いを与えている。
また、標高が2400mと高いため、空気が薄く、体調がすぐれない日本人が滞在すると慣れるまで高山病に苦しめられる。日差しが強い割に気温が低く、夜は一気に冷え込む。
【日本からのアクセス】
今回は、エチオピア航空で。2015年4月から安倍総理の動きによって直行便が出ている。現在、水曜と金曜の週に2便、成田からエチオピアの首都、アジスアベバまで直行便がある。直行便といっても、一度香港で乗客を乗せての便になる。
日本から香港はガラガラで、香港から大量に中国系の乗客とともにアジスアベバに向かう。帰路も同様に香港までは満席で中国系の乗客で、香港から成田まではガラガラになる。
エチオピア航空は国営のフラッグ・キャリアで首都アディスアベバのボレ国際空港を拠点にエチオピア国内やアフリカ各地、欧州、中東、北米、東南アジアや東アジアに路線を展開している。
【ビザ】
日本からエチオピアに行くためにはビザが必要。ビザの取得は、都内高輪にあるエチオピア大使館の営業日の午前中に申請をすると、午後15時には受け取れる。取得費用は5000円。エチオピア大使館はコンビニが入っているビルの2階でセキュリティが甘く、いわゆる大使館的なチェックが皆無であったことに驚いた。エチオピアの日本大使館関係者に話を伺ったところ、「それだけ日本が安全ということですよ」と。
【交通インフラ】
主要な都市間の道はアスファルトで舗装されている。日本で言えば国道クラス。少し都市部を離れると車の道であってもアスファルトで舗装されていない道が殆ど。雨季にはぬかるんで移動ができないところも多いと予測できる。
信号機は殆どなく、いわゆるターンアラウンドが主。しかし運転の秩序がなく、平気で追い越しと逆走があるので都市部は常に渋滞している。更に、人やヤギ車なども縦横無尽に歩いているので慣れないうちはハラハラさせられた。
世界一交通事故が多い国。という噂も嘘ではないと感じた。ちなみに、インフラを整える資金の多くは中国マネー。鉄道や主要な国道、そしてハイウェイの多くが該当する。ただインフラの整備と言っても鉄道は皆無と言って良い。基本は乗合バスかタクシー、郊外に行くと三輪車(トゥクトゥク)が目立つ。それでも乗れない人も多く後は徒歩となる。自転車やバイクはあまり走っているところを見ない。ロバや馬、もしくは人が物を運んでいるのを頻繁に散見できる。
【治安】
一般的なスリはいるとしても、危ない空気感が無い。アジスアベバは比較的安全だ。人もフレンドリー。どうやら外国人の多くが中国人で、我々日本人との区別がつかないのか、頻繁に、「チャイナ、チャイナ」と言われていた。昔、小さいころ、外国の人を見かけたら「ガイジン、ガイジン」と言ってた感覚と同じかなと思った。
主要な都市間を通過するとこには関門があり、警察か軍隊が必ず車を泊めさせセキュリティーチェックを行う。形式的な部分もたくさんあるが、かなりセキュリティーが厳しい感覚を受けた。主要な道路は駐車禁止エリアが多く、少しでも停めていると、何処からともなく警察が切符を切りにくるか、注意しにくる。
今回は、数人のドライバーに運転を依頼した。その中のひとりが良くぶつかりそうになるし、捕まっていた。興味深いのは、何らかの違反をして警察に止められるとすぐに、ナンバーを外されることだ。そして切符を切られてナンバーを取りに行かないと行けない。そんなに簡単にナンバーが外れることに驚いた。
【国民性】
極めて穏やかでフレンドリー。また真面目。一方で皆プライドが高い。面白いのが自分の年齢や誕生日を正確に把握していないとのこと。公的な機関が発行する証明書(例えばパスポート)であっても、事故申告。誕生日は、有名な人の誕生日にする人が多く、その方がなくなると不吉だということで更に誕生日を変えるという。年齢も正確に把握しておらず、およその年齢をベースに申告している。
集中力が高く、長時間の仕事にも耐える。また、手先が器用なため機械加工が難しい手作業の外注地域としては向いていることから縫製工場などが集中している。
【物価】
バングラディッシュよりも人件費が安いと聞いていたせいもあったが、実際は思ったより高い。特に、首都のアジスアベバは高騰している。空港近くの比較的に外国人が多い地域は、他の地域の倍から数倍は値段が上がっている。実際、アジスアベバの中で栄えている地域は、近隣のピアサ地区で仕入れた商品をそのまま利益を乗せてアービトラージして商売している人たちが多いそうだ。
【人件費】
今回見学に行ったエチオピアシープの縫製工場(アジスアベバから30km郊外のアレムゲナ)で働くワーカーが月に1200ブルから2000ブル。この賃金も年々上がっているという。泊まっていたホテルの従業員は、2つの仕事を掛け持ちして月の賃金が6000ブル程度。バングラディッシュのあたりが4500円/月から考えると案外と高い。
【ネットワーク事情】
電力事業が安定していないこともあり、Wi-Fiが極めて繋がりにくい。つながってもすぐにプチプチ切れるのでFBなどはストレスだ。エチオピアの人々のほどんどがケータイを持っていて、どこにいても連絡を取り合っている。これは、国内の少数民族でも同じで半数は持っているということ(よしだなぎさん情報)。
【GER:Great Ethiopia Run 】
エチオピアのマラソン界の皇帝、ハイレ・ゲブレセラシュが今回、アジスアベバで走る最後の大会とあって、今年は44000人の参加。日本のマラソン大会と違うのは、先ずはお祭り感覚でタイムを競うためにピリピリしていない。踊りながら歌いながら走っている。中には歩いて楽しむ人も多い。更に、参加者は毎年同じ色のTシャツを着て参加する。大会に申し込むともらえるTシャツだ。日本では参加賞や完走した証として配布しているが、GERでは事前に配布される。更に、多くの人がTシャツを自己流にアレンジしている。袖にカットを入れたり、デザインそのものを変えている人も多くみた。国民性を垣間見れる大会だ。
【建設ラッシュ】
空港から市街、大使館が隣接する街、ビジネス街、工場地域に続く地域、高原のリゾート地域。ありとあらゆるところで建設ラッシュを体験できる。工法は、至ってシンプル。簡易な基礎と細い柱で基礎を固めて、後は積み木を積むように階を増やしていく。壁はブロックを積み上げてモルタルで固めただけ。各階のフロアの厚さも30cm程度あれば良い方ではないだろうか。地震が無いといえども、あの造りは恐怖だ。
【きれい好き?】
まちなかで良く見るのが靴磨き屋。埃っぽく、泥だらけにもかかわらず、こまめに靴を磨いている人をよく見る。中にはスニーカーも磨いてもらっている。
また道路の脇では、バケツと雑巾を片手に車洗いの商売を良くみた。ボコボコの塗装が剥がれている車でも、こまめに洗車して綺麗にしている。洗ってもすぐにほこりまみれになるのにと思いながらも、その景色が当たり前になってきた。
また街のゴミを綺麗にするかかりがいるのか、同じユニフォームを来ている人たちがこまめにゴミを拾っては清掃をしている。どろの道にゴミは落ちているが、そこまで汚くない。
【エチオピアのスポーツ】
建設中の道路では、近くの少年や成年が暇を見つけてはサッカーをしているのを散見できた。国内で最も人気のあるスポーツだ。サッカー自体は国として強くはないが、プレーも観戦も皆好きなようだ。車道の脇にはサッカー関連グッツを売りにくる人も割りかし多い気がする。
エチオピアが最も強いスポールは陸上で、特にマラソンを代表する長距離は格別だ。人口密集地区が標高2000メートル以上にあるため、日常的に心配能力が鍛えられている上に、体の造りが非常に優れている。正にマラソンのための国である。
【食事】
主食はテフなどの穀物の粉を水で溶かして発行させ大きくクレープ上にして焼いたインジェラ。スープ、炒め料理、煮込み料理、肉料理。兎に角、常にインジェラが一緒に出て来る。食感はクレープみたいだがやや酸味を感じる。基本的にスパイスが効いた辛い料理が多い。
コーヒーの産地のため、広く常飲されている。沢山の人が集まる場所では、コーヒーセレモニーという習慣があり、食事をしている間に生豆を入り砕き、それを専用の壷に入れてコーヒーを煮だす。おちょこのような器に入れて振る舞ってくれる。砂糖をかなり入れて甘めだが同じコーヒーでも日本では味わえない飲み物だった。
アルコールはビールやワインが生産されているが、珍しい飲み物としてはタッジと言われる蜂蜜のお酒がある。度数が高く、専用の容器に入れて回し飲みする。試してみたが蜂蜜の強い香りとアルコールで苦手だった。
【アフリカの政治拠点】
アジスアベバにはアフリカ連合(AU)や国連アフリカ経済委員会(ECA)の本部があり、アフリカ地域の外交の中心地の一つになっている。日本大使館の大使は、特命全権大使兼アフリカ連合(AU)日本国駐在代表となる。
【工場事情】
エチオピアの首都アジスアベバ郊外の地域には、ここ数年で2,000位の工場が乱立されている。その殆どが中国資本。立地柄、欧州向けの拠点工場として位置づけられている。製造の多くはシャツやジャケット、パンツ類などの衣服関係とバックや小物などファッション関係が多い。
現在、中国人が5万人〜10万人、韓国人が3,000人、日本人が300人位滞在してビジネスを行っている。中国人のバラつきがある理由は、エチオピアで産まれた子どもを正確に把握出来ていないのが理由だ(日本大使館関係者からの情報)。
ストレスチェック制度の導入前の準備
2015年11月24日
安藤です。
ストレスチェック制度は、労働者50名以上の事業場の事業者に検査実施義務があります。
50人未満の事業場には努力義務とされています。
実施に伴い、年間スケジュールを考えるとストレスチェック実施前にはまずは、会社としては、
経営者のよる方針表明をし、その次に衛生委員会で実施者等担当者の役割を明確にしなくては
いけません。
ストレスチェックの導入前の準備には、事務所の衛生委員会で、ストレスチェック制度の
実施方法などの話し合いが必要です。
話し合ってきまったことを社内規程として明文化し、全ての労働者に内容を知らせる
ことをしなくてはいけません。
話し合う必要がある事項としては主なものとして下記の通りです。
①ストレスチェックは誰に実施させるのか。
②ストレスチェックはいつ実施するのか。
③どんな質問票を使ってストレスチェックを実施するのか。
④どんな方法でストレスの高い人を選ぶのか。
⑤面接指導の申出は誰にすればよいのか。
⑥面接指導はどの医師に依頼して実施するのか。
⑦集団分析はどんな方法で行うのか。
⑧ストレスチェックの結果は誰が、どこに保存するのか。
詳しいことはこちらにどうぞ。
→http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei12/pdf/150709-1.pdf
ストレスチェック実施自体に人数にもよりますが、約3ヶ月はかかります。
2016年の11月末までには1回、ストレスチェックを実施する義務があります。
ストレスチェック制度以外の職場のメンタルヘルス対策の実施も必要です。
①産業医の選任(役割・業務の明確化)
②衛生委員会の設置、毎月開催(衛生管理者の選任)
③社内相談窓口の設置
④メンタルヘルス研修の実施など
ストレスチェックが適切に実施できる企業風土を作ることが求められています。
何かお困りのことがありましたら、㈱ビズ・ナビ&カンパニーへご相談くださいませ。
創造的思考で実現できるかも?
2015年11月24日
原です。
ビジネスや日常での問題解決のベースとなる考え方には、ロジカル・シンキング(論理的思考)とクリエイティブ・シンキング(創造的思考)があります。
ロジカルシンキングは、根拠となる事実ベースから結論を出す考え方です。
一方、クリエイティブ・シンキングとは、どんなイメージでしょうか?
クリエイティブと聞くと、デザイナーやアーティストを思い浮かべる方が多いと実感しています。
しかし、実際は、デザインやアートの世界ではなく、企業や相手の現状を把握して本質的な問題を見極めて解決策を創造的に考えていくことがクリエイティブ・シンキングなのです。
なので、クリエイティブとは芸術などの特別な才能ではなく、誰もが備わっている能力です。
「現状をより良くするために創意工夫する」などは、誰もが日常の中で、無意識に行っています。
多様なステークホルダーとの自由かつ前向きな対話により、「解決できるかも?達成できるかも?実現できるかも?」というポジティブな思考から新たなアイデアが生まれ、創造的な問題解決が可能となるのです。
大切なのは、自分はクリエイティブではないというネガティブな意識から、自分はクリエイティブなのだと意識を切り替えるクリエイティブ・マインドが必要なのです。
そこから、クリエイターとしての第一歩が始まり、未来へのストーリーが描かれ、未来が創造されていくのです。
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