早嶋です。
「清潔で 美しく すこやかな毎日をめざして」さて、どこの会社でしょう?そうですね、花王です。
本日、プレスクールのマーケティング編にて、花王のヘルシアに関して議論を行いました。その時の議論で、花王って石鹸とか洗剤屋さんなのに、どうしてトクホ飲料を作っているの?と。
早速、企業の根本原則である花王の企業理念を調べてみました。花王は、企業理念を花王ウェイとして、「使命」「ビジョン」「基本となる価値観」「行動原則」で示しています。その中の使命、「私たちは何のために存在しているのか?」にヘルシアを提供している理由がありました。
–以下、花王ウェイから使命をコピー—
私たちは、消費者・顧客の立場にたって、心をこめた“よきモノづくり”を行ない、世界の人々の喜びと満足のある、豊かな生活文化の実現に貢献することを使命とします。
私たちは、この使命を達成するために、全員の熱意と力を合わせ、清潔で美しくすこやかな暮しに役立つ商品と、産業界の発展に寄与する工業用製品の分野において、消費者・顧客と共に感動を分かち合う価値ある商品とブランドを提供します。
—コピー終了—
ヘルシアは、すこやかな暮らしに役立つ商品として、消費者に提供しているのですね。
花王の起源は、1890年、日本のブランドでは初めて、高品質化粧石鹸を販売したことです。それゆえに洗剤とか石鹸のイメージがとても強いのです。花王は、時代の流れとともに、ライフスタイルや価値観、市場環境などの変化を取り入れ、「よきモノづくり」の追求を行っています。そして、それが、「清潔」「美」「健康」に関わる製品をはじめとした事業展開として、今に至っているのですね。
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2007年3月 のアーカイブ
花王のドメイン
金属盗難
早嶋です。
金属の盗難が全国各地で毎日のように報道がありますね。
例えば、愛知県では鉄の板50枚、重さにして90トンが盗まれました。埼玉県では、送電線が切り取られて盗まれています。ほかにも、公園の滑り台や駐車場の車止め、ガードレールにマンホール、お寺の鐘まで・・・。実際に、「金属 盗難」でグーグルと、様々な盗難事例が出てきます。
さて、世の中いったいどうなってるのでしょうか?警察庁の調べでは、去年1年間での被害総額は20億円に上っています。こんなもの盗んで・・・、と思うかもしれませんが、これは金属の値上がりが顕著になっていることに関係あると思います。
送電線が盗まれるといった事件は日本のみならず、アメリカでも起きています。送電線に使われる銅が目当てなのでしょう。銅の価格は、2年前の取引価格と比較して、現在は倍近くの値段が付いています。鉄の値段や、ステンレスの値段も上昇しています。
金属盗難のマクロ的な要因は、BRICsに代表される都市での建設ラッシュや、プラント等の投資、自動車の需要増加などが考えられますね。盗難された金属がどのようなルートをたどって、どこに売却されているか、調査が出来ていないようですが、闇ルートをたどって、このような地域に売却されている可能性はあると思います。
マンホールが盗まれた!という話しからも、世界がグローバル化をしていると考える事ができるのですね。
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リバースモーゲージ
早嶋です。
本日は、恒例になりました、歯科医師向けの売上アップセミナーを開催してきました。今回の開催場所は、広島でした。参加された方々、どうもお疲れ様でした。
さて、本日のセミナーの冒頭で話題になりました、リバースモーゲージについて。リバースモーゲージとは、持ち家などの自己所有の不動産を担保として融資を受け、死後に不動産を売却するという逆抵当ローンのことを指します。
通常のローンでは融資を受けてから、それに関しての元本返済と利息の支払いを行います。リバースモーゲージでは、通常のローンと異なり、利息や元本を返済するわけではありません。むしろ、年月がたつにつれて融資額が大きくなります。そして、最終的には、つまり、融資を受けている人が亡くなったら、担保として入れておいた不動産を処分して完済する仕組みになります。
自宅はあるけど、現金収入が少ない高齢者。自宅を手放さないで住み慣れた家に暮らし続けたい。と言うような方々が主なターゲットとなるでしょう。
以下、いくつか実際の例を紹介します。
【中央三井信託銀行】
こちらでは、65歳以上79歳以下で、土地付き一戸建てを所有している方を対象にしています。土地の評価額の50%分を、最長15年間の借入ができる商品です。対象の方がなくなった時に物件を売却してその支払い額が返済される仕組みです。不動産があるけど、貯金の目減りを不安に感じたり、豊かな老後のためにお金を有効に使いたいといった方々に向いていますね。上記で説明したように、これであれば、住み慣れた家を手放すこと無くお金が借りられるのです。
【トヨタホーム】
トヨタホームにもありました。これは、トヨタホームが提供しているサービスの中で「ライフサポートサービス」としての位置づけがされています。対象は60歳以上で、生活資金の援助を目的に、土地の評価額の50%を月額上限の30万円を融資する商品です。こちらもリバースモーゲージの考え方ですね。
この制度自体は、以前の日本でも行われていたようです。81年に東京都武蔵野市が導入して以来、バブル期の地価上昇を背景に、信託銀行や地方自治体が商品化や制度化を進めています。ただ、その後の地下の大暴落によって、担保割れを懸念した各種金融機関が新規の取扱いを止めていたのです。
居酒屋チェーン・ワタミの子会社が運営しているアールの介護も、老人ホームの入居一時金に対して、中央三井信託銀行と組んで、リバースモーゲージの仕組みを使った融資を行っています。
従来、老人ホームの入居に850万~1000万円もの額が必要になっていたため、限られた層の人しか入居が出来ない状況がありました。しかし、この融資制度を利用することによって負担が軽減されるのです。また、自宅が担保になったとしても、生きている限りは自由に使えることができるので、老人ホームに入居後も正月や盆だけを自宅で過ごしたり、老人ホーム自体になじめない場合でも退去しても家があるというメリットもありますね。
知っていると利用できる便利な金融商品、興味がある方は調べてみては。
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7ポケッツ
早嶋です。
6ポケッツに1が加わって、7ポケッツに。
6ポケッツとは、少子化によって、1人の子供が、その両親と其々の祖父母の財布(ポケット)を独占する現象を指します。最近は、これに両親の兄弟が加わって7ポケッツとも言われています。
ニンテンドーの宣伝を見ていると、孫とおじいちゃんが楽しく遊んでいる映像が流れています。これは、ゲーム機を買えば、孫が遊びに来てくれるというイメージをおじいちゃん、おばあちゃんに訴求しているのです。
今朝の紙面に128万円もする、全長2mの戦艦大和の模型の宣伝がありました。こちらも、イメージ写真に孫とおじいちゃんがセットで楽しんでいるイメージが乗っています。戦艦を買えば、孫が遊びに来てくれるよ、と言わんばかりです。
この現象は、02年のワールドカップあたりからありました。当時のテレビの買い替え需要で特に多い世代が高齢者だと言われていました。これも、大きなテレビがあれば、孫が遊びに来てくれる、という心理が働いたのでしょう。
7ポケッツのこの時代、商品を訴求するときに、孫が欲しがる商品は、必ず、おじいちゃんがセットになっていると言っても過言ではないくらい、良く見る手法となっていますね。
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世界同時安
早嶋です。
世界的な株価の下落が連日報じられているので、何だか危ない印象すら受けますが、全世界を大きな塊で見てみると、過剰報道ともいえることが分かります。
引き金を引いた中国上海市場の代表的な指標が1日で8.8%も下落したことが発端と各紙面は報じています。しかし、この市場の過去1年間の上昇は130%程度でした。それから、上海市場の時価総額は、東証の1/4、NY証券取引所の1/20の規模です。また、原因となっているこの上海市場は、基本的には外国人が投資できない株です。
更に、株安が発生して1週間で、全世界の金融資産が1兆7000億ドルも減ったとの報道はありますが、全世界の金融資産の総額が凡そ147兆ドルという話しはどこにも出てきません。下落幅を見ると、1%程度なので、暴落と呼ぶのは相応しく無いですね。
では、これらの背景に何があるのでしょうか?これは、大前さんも言っていましたが、世界的なカネ余りが影響していると思います。現在、アメリカの株価が高騰を続けているのは、これまで分散されていたカネが一旦、投機的な目的で集まったからだと考える事が出来ます。
実際、最近までの米国のダウ工業株価30種平均は、ものすごい勢いで上昇していました。今回の世界的な株安は、このような加熱感に水を差す、程よい調整だったとも考える事が出来ますね。
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コミュニケーションのプロセス
早嶋です。
最近、異文化コミュニケーションに関する本、International Organizational Behavior: Text, Cases, and Exercisesを読みました。
この本のCommunicationという章に、The Communication Process(会話のプロセス)という項があります。ここでは、コミュニケーションや、情報の流れがどのようなプロセスを追っているかを説明しています。
そのプロセスは、次のようになります。思考⇒記号化⇒送信⇒受信⇒解読⇒理解。例えば、AとBが会話をしているとします。Aは、自分の考えをBに伝えるために、上記の流れをたどります。
思考:伝えたい内容をAは頭の中で考えます。
記号化:頭で考えた内容をBに伝えるために、記号に返還するプロセスです。言葉であれば、言葉、文字であれば文字に変換します。
送信:記号化されたモノをBに伝えるために送信します。言葉であれば声がその役割を果たします。
ここからは、Bのプロセスに移ります。
受信:Aから送られた記号をBは受け取ります。会話の場合は聞くことになります。また文字の場合は、手紙を受け取り読むことになるでしょう。
解読:言葉の意味や、文字の意味を解読します。BはAが伝えたい内容を考えるでしょう。
理解:最後に、BはAが伝えたい内容を自分の知識・興味・教育・経験・役割など総合的に考えて理解するでしょう。
このように、普段、何気なく会話していても、上記のようなプロセスをとっていると考えてみれば納得すると思います。そして、コミュニケーションが上手くいかない場合は、AがBに伝えるための「記号化」のプロセスと、Bが「受信」し、「解読」するプロセスでノイズが働いていると考えることが出来ます。
早速、ロジカル・コミュニケーションというセミナーの中で、受講者に対して次のようなシーンを考えてみました。
「あなたは、大切な人(既婚者であれば、互いの相手など)から、『最近、また太ったね。』と言われました。さて、あなたはどのような感想を示しますか?」
これに対する答えは様々でした。(実際の回答です。)
・日頃、見てくれていないと思っていたから嬉しい。
・うるさい、余計なお世話だ!
・そうか、健康に気をつけないとなぁ・・・。
・自分は骨が細いと思っているので、いいことだ。
と。まさに、解読のプロセスで人は、その相手の関係や、自分の中の背景や知識、経験と言ったものを総合的に判断して、理解しているのです。
このように考えると、日頃、全く関係ないようなことを知ることや、興味を持つ事、そして体験することは、コミュニケーションの理解のフェーズにおいて、より、相手が記号化した内容を正確に把握するための糧となることがいえますね。
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エタノール
早嶋です。
表題のエタノール、最近紙面に頻繁に登場しますね。例えば、本日の紙面には、「経産省が12日、バイオエタノールを3%混合したガソリンの製造から給油までの自称実験を行った結果、一定の安全性を確認できた」と、報道されています。
このバイオエタノール(Bioethanol)は、バイオマスエタノールと記されることもありますが、産業資源としてのバイオマスの1つです。サトウキビや大麦、トウモロコシ、大豆といった植物資源よりグルコースを発行させて作ったエタノールを指します。バイオとして名前をつけているのは、天然ガスや石油などの化石燃料から分離生成されるエチレンから合成されたエタノールと区別するために、呼んでいます。但し、科学的な組成や物性は両者とも同じです。(ウィキペディア参照)
ここで、バイオエタノールが世の中に与えている影響を見てみましょう。まず、メキシコの伝統的な主食トルティーヤ。この価格が高騰しています。メキシコの地元紙では、「トルティーヤ危機」と題され、国内各地で抗議でもが相次いでいます。トルティーヤは、トウモロコシから出来ているのですが、昨今のエタノール需要拡大を受けて原料のトウモロコシの価格が高騰しているのです。
米国農務省は、土壌保全や環境対策を目的としている休耕地の一部を、トウモロコシなどの栽培に切り替える方針を固めています。これも、バイオエタノールの需要拡大に対応した動きです。その土地の面積は、最大でほぼ四国に相当する広さです。
07年の米国農家の収益が3年ぶりに増加に転じています。これもトウモロコシ価格の高騰が原因で、穀物栽培の収入が過去最高を更新すると見られるためです。
世界有数のエタノー産出国のブラジルではエタノールの生産や販売体制を拡充することに力を入れています。この動きは、国際協力銀行が、ブラジル国営石油会社と、バイオ燃料事業を金融面で支援する覚書を結んだという報道に顕著に出ています。
ブラジルは現在、年間に180億リットルのエタノールを産出しており、その内の35億~40億リットルを輸出しています。その輸出の大半は米国向けなのですが、米国は割安なエタノールの輸入から自国の農家を保護する目的で、輸入関税をかけています。
そこで、ブラジルは、アメリカに対して、「エタノールの対米輸出の一部について関税免除を求める」としています。また、その措置として、「対日輸出を見込みエタノールの生産を拡大する用意があると。あとは日本側の決断次第だ」と表明もしています。上記の国際協力銀行は、日本向けの輸出拡大を目指すための支援でもあります。
なにやら、バイオエタノールを3%ガソリンに混ぜた実験の安全性の確認は、今後、エタノールマーケットが日本で拡大すうことを予見している報道のように取れますね。
日本企業でも、荏原などは、自動車用燃料に使うバイオエタノール事業に参入しています。日本に焦点を戻すと、温暖化ガスの排出削減・原油消費の抑制といった課題があります。現状、バイオ燃料を本格的に普及するには割高な生産コストがかかりますが、荏原の技術を使うとガソリン並みの価格に近づけることができるという見方があります。
エタノール関連の企業、近い将来、おおばけする可能性もありますね。
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アービトラージ
早嶋です。
アービトラージという言葉を聞いたことはありますか?この単語は、比較的に新しい言葉で、19世紀に当時としてはものめずらしい投機的な取引を指すものとして作られた造語のようです。
もともとの意味は、ある株式市場で株式を購入し、別の市場で売却したときにその価格差を元に利益を得ることを指していました。日本語で言う、鞘取りとか、裁定に当たります。
このアービトラージは、最近では何かものを購入する際に、ある売り手と別の売り手を競わせることによって、継続的に商品の価格を下げつつ、従来の品質を保つ、あるいは品質を上げていくこととして使われています。
この際のポイントとして、交渉を行ったりある種のコントロールを行ったりするのではなく、単純に選択を行っていくことによって行える行為という事がいえます。例えば、電化製品を買いに行く際に価格.comのようなサイトを事前に見ていたとしたら、そこには、価格情報の一覧があり、消費者は選択をするだけで購入をすることができるようになります。これまで、商品を提供していた企業は、企業が独自に持っていた情報を買い手が既に持っているため、価格に対してプレミアムをつけることが難しくなるのです。
つまり、アービトラージに対して、これまで最善の判断が出来なかったのは、単に買い手の情報不足に起因します。しかし、最近は、4つの経済空間を上手く利用することによって情報の格差が少なくなっています。
実際、欲しい情報は、Googleで検索することによって、その道のプロでもアマチュアでもある一定レベルの情報を収集することが可能になってきています。
このアービトラージという新しくて古いコンセプト、興味がある方は、大前さんの大前研一「新・資本論」―見えない経済大陸へ挑むを一読すると、その世界が十分理解ができるかと思います。
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ドックイヤー
早嶋です。
4つの経済空間で紹介した新大陸のキーワード、実体経済、ボーダレス経済、サイバー経済、そしてマルチプル経済。
前回のブログでも紹介しましたが、上記の新しい経済空間を記す年号に、ビル・ゲイツ氏がマイクロソフトを創立した1985年を基準とした考え方があります。いわば85年がゲイツ元年に当たり、それ以降がAG(アフターゲイツ)にあたります(現在は、AG22年)
AG以降の世界経済は、インターネットの影響によってドックイヤーという言葉が使われています。犬は人間に対して7倍のスピードをとることを例えているのですが、世の中のスピードが今や、2ヶ月3ヶ月でどんどん塗り替えられていることを象徴した言葉です。
例えば、2001年10月。ポラロイドカメラは、チャプター・イレブン(連邦破産法第11条:日本でいう会社更生法)による再建を申請しました。ポラロイドカメラは、経営が上手くいかなかったわけでもなく、競合他社に引けをとられたわけでもなく、申請をしています。実際、流通も販売もグローバル展開しており、80年代初めにデジタルう写真事業への投資をいち早く始めていました。
それを突然、破産にまで追い込んだのはデジタル写真事業における当社の誤算でした。デジタル写真事業をカメラの延長上のモノとして位置つけるのではなく、パソコンのIO機器や携帯の一部として位置つけるべきだったのです。
これは、フィルム業界にも影響を与えています。05年5月には、イーストマン・コダック、富士フィルムと並び、世界3大ブランドであったドイツのアグファ・フォトが破産宣告を行っています。この場合も、デジタルカメラの台頭が関係しています。
但し、デジタルカメラの普及を広めるきっかけになったのが携帯電話である事は、2000年当時、だれも予測する事が出来なかったことです。
04年2月のタワーレコード倒産も、アップルのi-podとiTune Music Storeの登場がきっかけです。iTune Music Storeの出現によって、タワーレコードの株価が大暴落しました。世の中が、インターネットを通じて世界中の音楽を自由に買うことができる世界を予見したからです。事実、iTune Music Storeでは、聞きたい曲だけを1曲、99セントで購入することが出来ます。
iTune Music Storeを運営しているアップルは、i-podのから、1人がちのように感じますが、アップルもいち早く、世の中の変化を汲み取って携帯事業に本格参入しています。世の中のインターネットのプラットフォームが既に、パソコンから携帯電話に移項する事を企業として感じ取っているからだと思います。
AG以降、ドックイヤーとしてのスピードについていけない繁栄している大企業といえども、企業の突然死が目の前にあるのですね。
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ブタの貯金箱
早嶋です。
本日は、株式会社プラネット主催の「ブタの貯金箱を探せ!」というセミナーのお手伝いをさせて頂きました。参加者のドクター及び、スタッフの方々、お疲れ様でした。
さて、タイトルからして、何のセミナーか分かりませんね。内容は、歯科のドクター向けに開催された経営のセミナーです。目的は、自分探しで、ドクターが日頃抱えている経営に対する悩みをみんなで考えていく参加型のセミナーです。
ブタの貯金箱は比喩で、小さいときにコツコツ貯めたお金は将来の志や夢のためのもの、毎日の積み重ねで、中に幾ら貯まっているか分からないけど、確実に貯金が出来ている。日々毎日取り組んでいることは、自分ではきずかないけれども、結構たいそうなことを実現している。ブタの貯金箱を開けてみて、その額にびっくりするように、自分の価値を再度見つめなおす機会を考える機会を提供する、というのが今回のセミナーでした。
セミナーは全部で4時間でしたが、あっという間の時間でした。以下、参加されたドクターのセミナー終了後の感想です。
●規模の大小に関係なく、同じようなテーマの悩みを持っていることが分かり、自分の方向性が間違いないことがわかった。
●ドクター同士でも、普段から集まって話をする事で解決することもできるんだ。
●セルフイメージを持ち、しっかりとしたビジョンのもと、歯科経営に取り組むことが大切なんですね。
●スタッフとのコミュニケーションをどんどんとって、建設的な空間を作ろう。
と参加されたドクターそれぞれが大きな気付きを得られたセミナーだったと思います。
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