原です。
コロナ禍の2020年を振返り、
新たな取り組みで分かったことがあります。
2020年での私の週末(土日と祝日)は、
大分の里山を拠点に原農園(以下、農園)の再開発と兼業農家に取り組みました。
因みに、平日は福岡市内に在住。
農園は、兄との協働です。兄も専業ではなく兼業農家です。
年間で数えると私だけで作業日数は約100日。兄も作業日数は約100日です。
2人で延べ約200日を週末農業に取り組みました。
農園は、「田、有機JAS茶園、果樹を含む約50種類の野菜畑」です。
合計栽培面積は、約70アール(2,100坪)。
専業農家は、この数倍の栽培面積もあります。
兄と私は、子供の頃から休日には「土壌作り、栽培技術、機械操作、加工技術」などを
両親から実践で学び続けていたので、スキルは専業レベルです。
数年前の豪雨と山崩れにより茶園以外は被害に遭い再開発が必要でした。
農園の課題は、「未来でも安心安全な食べ物を提供する農園の再開発」です。
課題解決に向けて本格的に農園の再開発に取り組み、以下のことが分かりました。
●週末農業で分かったこと
・子供の頃から身につけたスキルは、「頭と体と心」で忘れていない。
・1人では効率が悪い。win-winの協働は必ず必要。
・計画とITと機械をとことん使いこなす。そうすれば、約100アール(3,000坪)なら、
数人の協働で安心安全な週末農業の運営が可能。
・私達の週末作業を見て、地域の他農園も週末農業により食料自給を目指す兼業農家が増えた。
・安心安全な食料は、自分達で作らないと購入は不確実な時代。
・食だけでなく自然や農地との触れ合いは、心身ともに健康維持に必要。
・農園では、何でも作れるし失敗もする。理科の実験のようで知恵がつく。
・食料に目利きがある方達は、わざわざ遠方からトラックで商品を受け取りに来てくれる。
つまり、産地直送ではなく「産地直来」である。産地に来ることを楽しんでいる。
・本当の解決策は、実践による仮説検証の繰り返しから創造できる。
年末年始には計画をブラッシュアップして、来年も週末農業に取り組み課題解決を継続していきます。
2020年12月 のアーカイブ
週末の有効活用
ライフシフト
安藤です。
今回は、「ライフシフト」です。
ライフシフトといえば、有名なのは、2016年10月日本で発行されたリンダ・グラットン・アンドリュー・スコット著の「人生100年時代」です。人生戦略を考えなおす契機になったといわれています。60歳を過ぎて、あわててこれからどうしょうかと考える前に、不果実な時代だから先のことを考えてもしょうがないという前に、自分の人生を自分が主人公でどう生きたいのか、働きたいのかというのは、20代、30代から自分と向き合っていても早いとはいえません。
その背景には、第4時産業革命といわれている中、大きな2つの流れがあるからです。1つは、デジタルトランスフォーメーションです。AIとビッグデータ、IOT等でますます多くの職業が変革にあること。2つ目は、「持続可能な地球づくり」40億人に上る貧困層への支援や地球環境問題対応など、エゴからエコの時代という概念です。
また、寿命の長期化と労働人生60年時代ではなく70年から80年時代へ。以前は、寿命80歳で60歳で定年。20年は老後を楽しむという計算でしたが、これからは100歳の寿命で80歳まで働き残りの20年が老後になるという時代がやってきます。となると、人生で単純計算をしても最低は3回の転職は必然と考えられます。その時にスムーズに転職ができるようになる為には、または自立していくためにはどうしていくのか。何の分野のスキルで食べていくのか、自分の武器はなんなのか。市場価値をどう考えていくのか。そう考えると、ライフシフトは、述べた通り30代というこれからの世代の方にも大きく関係していくテーマと考えます。
書籍「ライフシフト」では、3つのステージ人生からマルチステージへの人生へ移行すると表現しています。教育→仕事→引退という誰もが同じような時間軸で過ごす3ステージの人生ではない。長寿化する長い時間軸では、エイジフリーの人生が可能になる。何度も学び直し、職業も変え、子育てに専念したり、さまざまな経験をしたりと、充電をたっぷりしながら、会社を超えた社会との関係を保ちながら生きていく。そんな多様な人生のエンジョイが可能になるわけだ。
また、シンギュラリティーが間近に迫る現代では、技術進歩に応じた学び直しは不可欠であり、充電と放電を繰り返す「知の連続再武装」を楽しめる学び直し能力こそがライフシフト時代には重要な条件になってくる。」と述べています。
ライフシフトには、「内的キャリア」は欠かせないと思っています。内的キャリアとは働きがいや生きがい、働くこと、生きることに関する価値観のことです。 内的キャリアはその仕事に満足しているか、やりがいがあるか、など本人にしかわからない基準で判断されます。 その内的キャリアを発見していくために必要なのが、多方面から自身を客観視するアセスメントです。また、今から無形資産 ①生産性資産(スキル・中前・評判など ②活力資産(健康・友人・愛など)③変身資産(自己理解・多様な人脈など)を意識したキャリア形成は必然かと思われます。
キャリアドッグ,EAP,心理学を活用したコミュニケーション研修,EQ研修,メンタルヘルス研修ご興味・ ご関心がある方は気軽に弊社にご相談くださいませ。
お客様から求められる営業パーソン
高橋です
私がコンサルティングをしている『営業プロセス研修』のエッセンスを、数回に分けてお伝えしています。
今回は「お客様から求められる営業パーソン」というテーマでお届けします。
営業パーソンなら誰しもお客様から求められる存在になりたい!と思います。それが契約や売上など成果に繋がるから、だけではないでしょうが、実際、高業績の営業パーソンはお客様から求められる存在に違いないでしょう。
しかしどのような営業パーソンがお客様から求められているのでしょうか?今回は高橋浩一著「無敗営業」からの引用をもとに解説します。
お客様から「この営業担当は最高だな」と評価される営業パーソンは、まさに求められる営業パーソンと言えるでしょう。そんな営業パーソンはどのようなヒトでしょう?
マクロミルパネル利用のインターネット調査(2017年11月)TORiX調べ※自由回答を集計・編集(n=309)では、「あなたが過去に出会った中で、最高だと感じた営業担当者の特徴を、具体的に教えてください」というアンケート調査を実施しています。どのような結果が出ているのでしょうか。
一番多くの人があげた最高の営業マンの特徴は、「わかってくれる・意図を把握してくれる・的確・明確」という回答でした。
この結果よりお客様が営業パーソンに求めておられるのは、「私のことを分かってほしい」ということだと推察できそうです。つまり「お客様が言わんとする(しかし上手く口に出して伝えることができないモヤモヤとした悩みかもしれない)ことをくみ取ってくれる」営業パーソン、「お客様自身も気付いておられない問題を引き出すことができる」営業パーソン、「放置しておくと良くない問題をハッキリと指摘してくれる」営業パーソン、ということだと私は理解しています。
そのような営業パーソンとの出会いをお客様はお待ちなのです。
多くの営業パーソンが勘違いしていることは、商品知識や情報量で営業の成果が決まると考えていることです。成果を出すため、お客様の信頼を得るため、商品知識を十分勉強して、競合の弱点も研究して、お客様に説明し、こちらの意図するように説得しなければと思っている人がいます。
しかしアンケートの結果を見ると一目瞭然です。知識が豊富だからと言って最高の営業と評価されるわけではないのです。
昔はお客様と営業パーソンの間に情報格差がありました。例えば冷蔵庫を買うにしても、以前ならお客様はどのメーカーの商品が、省エネ性能が良くて、どんな特徴があるのか、いちいちお店に行って売り場の営業担当に尋ねなければなりませんでした。
しかし、今やネット検索すれば得られない情報はありません。しかも全国区で最安値のお店から購入できます。
このようにお客様と営業パーソンの間に情報格差がなく、お客様はあらかじめ全て調べた上でご購入される時代、営業パーソンが知識武装しているのは当たり前で、その上でお客様が求めていらっしゃるのは、さらにパーソナルな事、つまり「私の問題解決」なのです。
もう一つ調査結果を紹介します。マクロミルパネル利用のインターネット調査(2017年11月)TORiX調べ※自由回答を集計・編集(n=309)では、「新規の取引先を検討するならば、その営業担当者に求めることを3つまで選んでください」というアンケート調査を実施しました。
1位は「顧客のことを理解し、貢献しようとする姿勢がある」、2位は「自社サービスの押し付けではなく要件にあった提案をしてくれる」という結果でした。
ここでもやはりお客様のことを分かってくれる営業パーソン、問題を解決してくれる営業パーソンが求められていることが分かります。
お客様のご意向とズレない、「そういう解決策が欲しかったんだよね」とお客様に言っていただけるような的を射る提案ができることが重要です。
決して営業パーソンの独りよがりで、「これを売りたいから」とか、「これはきっとあなたの役に立つから」など勝手に決めつけないことです。役に立つか、買うか買わないかはお客様が決められることです。答えはいつも向こう側、お客様の側にあり営業サイドには決して在りません。
今回のまとめです。求められる営業パーソンとはお客様が抱えていらっしゃる問題・課題を引き出し、お客様と共有し、解決策を提案できるヒトと言えるでしょう。
営業プロセス、営業研修、経営戦略などにご興味ご関心のある経営者・経営幹部・リーダー・士業の方はお気軽に弊社にご相談ください。
日本の株価はどこまで続く
早嶋です。
2020年12月7日現在、日経平均株価は26,547円です。一部アナリストの話では3万円台なるワードも飛び交っていますが、私は無いなーと思います。理由はいくつかあります。
まず、PERです。現在の日経平均株のPER(株価収益率)の平均値は25倍程度です。2019年12月末の数字が17.8倍から比較すると今の株価が既に異常に高いということが言えます。というのも2020年はご存知の通りcovit-19の影響で世界の経済は平均2割から3割ダウンしています。確かに一部の企業は突出した利益を出していますが日本全体を平均でみると伸びているというのは言えません。それなのに利益の25倍もの株価が平均とは言えついている事自体おかしな話ですね。
では何が起こっているのかといえば、一つは官製相場になっていることだと思います。政府が主導となり相場を牽引しているのです。政府の財政製作、中央銀行の金融政策、公的金融機関の大規模な取引が相場を牽引しているのです。特に年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の資金運用が金融市場に大きな影響を与えていました。
GPIFは約170兆円を運用する世界最大規模の機関投資家で年金給付の原資を損なわずに増やすために、国内の債権、株式、海外の債権、株式の運用比率をそれぞれ25%程度と定めています。2014年10月に資産配分の見直しを行い、国債を減らしてその分日本株の比率を12%から25%まで引き上げています。今GPIFはクジラと称され日本株式を買い進め株価上昇の一役を担っていると言われます。今年の9月時点でその比率は24%です。
日経平均は11月に入っても上昇が続いていて11月25日に29年ぶりの高値を更新していますが、やはり官製相場としか言いようが無いと思います。一方でそろそれ25%の水準になるでしょうから、今後もGPIFが買い増しをすすめることは無いと思うので、市場の動きと反するような株高は起こりにくいと思おうのです。
先日、27日の日本経済新聞で「にユニコーン企業、2年で倍増」という記事がありました。ユニコーン企業とよぶ創業間もない企業で時価総額が1,000億円を超える企業が500社まで増えたという内容です。単純に起業する会社が増えたというよりは世界的な金余りの矛先に行ったとも考えることができるし、低金利によって高い利回りが見込める企業への投資が結果的に株価を押し上げている可能性もあります。
注目は500社の内訳です。米国が242社で最も多く、次に中国の119社です。日本はわずか4社のみで、ここから見ても日本企業が今後もイノベーションを起こして時価総額を挙げていく可能性は低いのかなと思います。
ということで、現在のPERは既に高いレベル感、そもそもが官製相場でGPIFの買い増しは国内の株式の25%をそろそろ上限に迎えるためそれ以上買い増しが続かない。よって、異常な株価はもう続く可能性が低い。加えて、将来的に日本企業のイノベーションも米国や中国と比較して遥かに規模が小さく、可能性が低い。という3点から日本の株価は上がらない。という考えです。
まぁ、実際は合理的に進まないので、基本的な投資のスタンスとしては積立、分散、長期を神様として短期的な株価の上げ下げは気にしないようにしています。
【動画】法人マーケティングの基礎
ビジネスインプット基礎講座、法人マーケティングの基礎の紹介です。
法人マーケティングの基礎では、組織を対象に事業を行う際のマーケティングの基本的な考え方について整理します。法人マーケティングでは対象が組織(企業、政府機関、自治体、他)のため、購買活動における意思決定の複雑さ、組織的な販売後のフォローの重要性の2つの特徴を理解した上で、手法を整理していきます。全部で約136分の動画です。
①特徴
マーケティングの基本的な流れを確認した後に、法人マーケティングの特徴を理解します。その後、次回以降に学ぶ法人マーケティングのポイントについて全体像をみていきます。約28分の動画です。
②KBF分析
法人が購買する理由は、自社組織が掲げた戦略を実現して長期的な利益をより得やすくするためです。そのため法人は明確な購買理由を持ち合わせますので、これらを総合的に分析して提案することがポイントです。約30分の動画です。
③2段階セグメンテーション
提案する相手が組織ぐるみで複雑に意思決定をします。そこでB2Cと異なり、セグメンテーションを行う際は2段階で行います。1回目のセグメンテーションと2回めのセグメンテーションの考え方をみていきます。約17分の動画です。
④ステークホルダー分析
法人顧客に効率的に提案をすすめるためのステークホルダー分析を考えます。ステークホルダーの特徴と思惑について整理した後、実際にステークホルダー分析の事例を通して考え方を整理します。約16分の動画です。
⑤DMU分析
意思決定の流れを把握した上で提案活動を行うためのDMUの考え方を整理します。まずはDMUを整理して、意思決定者、情報提供者、使用者、購買者に分けて、それぞれのキーパーソンの思惑を整理します。その後、契約までのDMUの関わり合いや意思決定の仕方等を分析して提案のあり方を考えます。約14分の動画です。
⑥統合マーケティング
法人マーケティングのまとめとして、組織的にマーケティング活動を行う概念として、統合マーケティングについて説明します。マーケティングは組織単位で行い、一発勝負ではなく常に検証をしながら精度を高めていきます。そのために科学的なアプローチが求められます。今回の動画ではその手法や事例を紹介しています。約31分の動画です。
URLーーー
①:https://app2.gemediar.net/movies/preview/5fc751ba-4160-47a3-9f67-60a8a0106aeb
②:https://app2.gemediar.net/movies/preview/5fc751eb-afb4-496c-92e5-4b40a0106aeb
③:https://app2.gemediar.net/movies/preview/5fc75215-428c-45a4-820a-54aea0106aeb
④:https://app2.gemediar.net/movies/preview/5fc7525a-2e34-4aa1-9efc-4b42a0106aeb
⑤:https://app2.gemediar.net/movies/preview/5fc75271-eeac-4f26-81fc-4b42a0106aeb
⑥:https://app2.gemediar.net/movies/preview/5fc7528b-6614-4c8f-8999-60a6a0106aeb
【動画】次世代リーダー教育(日本タングステン様)
2020年度次世代リーダー2回目のワークショップの事前課題です。1回目の論理思考で、曖昧なものを分けるという思想を持って、御社の財務諸表を実際に分析するための基本的な知識を身に着けて頂くことが目的です。
【2回目の事前課題】
2回目のWSは利益把握の必須条件「会計の基礎」です。会計の中でもBS(貸借対照表)、PL(損益計算書)、CF(キャッシュフロー計算書)の3つの計算書の意味や考え方、分析の仕方や読み方について理解を深めます。講座は①から④までの4回シリーズで約120分間の内容です。
①概要
ここでは、会計の役割について確認を行ったあとに、BS、PL、CFの3つの計算書がどのような役割でどのように関係しているかのイメージを捉えて頂きます。その後、それぞれの計算書を直感的に理解するために、小売業の事例を通して3つの資料の概要を理解します。約25分間の動画です。
②BS(貸借対照表)
ここでは、BSとは何か?そして、具体的にどのように読み解くかについて理解を深めます。冒頭にBSのイメージを直感的に理解するために個人の資産の内訳と法人の資産の内訳を例に解説します。次にBSを読むための視覚化の考え方や分析の仕方を理解していきます。約44分の動画です。
③PL(損益計算書)
ここでは、PLとは何か?そして、具体的にどのように読み解くかについて理解を深めます。はじめにPLに出てくる5つの利益について学び、BS同様に過去や同業他社と比較しながら読み解く方法を学びます。約27分の動画です。
④CF(キャッシュフロー計算書)
ここでは、CFとは何か?そして、具体的にどのように読み解くかについて理解を深めます。はじめにPLでの利益と実際の現金にズレが在ることを復習して、営業CF、投資CF、財務CFの3つを理解します。BS、PL同様に過去や同業他社と比較しながら読み解く方法を学びます。約21分の動画です。
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