2020年度、麻生グループ「中堅社員フォローアップ研修」第2回目の事前課題の説明のページです。
<Ⅰ>事前課題の解説
まずは、こちらのガイダンス動画を見て、事前課題の目的と取り組む内容を確認ください。
<Ⅱ>動画視聴(新規事業の基礎)
事業連携アイデアの基本的な考え方っを身に着けていただくために視聴いただきます。アイデアの出し方、ビジネスモデルの考え方、そしてそれらを実行する際に立案する事業経計画の考え方の概要を短時間で説明しています。
新規事業の基礎
新規事業のアイデアの出し方、ビジネスモデルの考え方、計画立案の考え方を全部で40分程度で整理しています。新規事業の立案は各社で求められています。アイデアの出し方やビジネスモデルの説明、事業計画の説明などは個別に詳しく解説された書籍や動画がありますが、全体を関連して概説している動画はありません。事業を立ち上げるマネジメントや新規事業の担当者になった方が概要を掴む目的でみて頂くと効果的です。
<Ⅲ>事前検討(自社事業を良くするアイデア)
研修のゴールである「自社事業を更に良くするアイデア」の作成と発表を当時のワークショップで行います。そのために、動画を参考に、皆さんなりに「自社事業を良くするアイデア」を整理してきてください。また、アイデア案には皆さんなりに「根拠」も明確に示してください。
こちらの事前課題をベースに、第2回目のワークと発表を行います。
2020年12月25日 のアーカイブ
【動画】中堅社員フォローアップ研修(麻生グループ様)
【動画】テーマ別課題解決研修(長崎県市町村会館様)
長崎県市町村会館主催の「テーマ別課題解決研修(物産)」の事前課題説明のページです。事前課題を進める前に、次の動画を視聴して取り組んでください。
<Ⅰ>事前課題の解説
まず、こちらをクリックして、事前課題の確認や目的の共有をお願いします。
<Ⅱ>事前学習(動画)
問題解決の基本となる考え方とポイントを問題、課題、解決策、計画と実行そして、プレゼンや企画にまとめるための解決策の整理の仕方に分けて説明しています。動画は①から⑥までで各回10分から20分程度です。※パスワードは事務局から別途お知らせがあるので確認ください。
①問題解決の流れ
問題解決の流れでは、2つの事例を紹介しながら問題解決の流れを説明しています。全体の流れを理解頂き、考え方の全体像を把握してい頂きます。
②問題の定義
問題は、ありたい姿と現状のギャップです、これらを把握して問題として設定するためのポイントや考え方を整理します。本講座では、問題解決の中で特に、現在問題についてフォーカスしています。
③課題の発見
課題は、問題を深堀りしながら現象を具体的に捉え、重要な現象に対しては因果関係を分析します。その中で、重要な事実、問題を解決するための鍵となるものを課題として言語化します。課題の発見の仕方にたいしてポイントや考え方を整理します。
④解決策の立案
課題に対していきなり解決策を考えずに、まずは解決策の方向性を整理することが大切です。解決策の立案の仕方についてポイントや考え方を整理します。
⑤計画と実行
解決策を実際に計画して実行するための考え方やポイントを整理します。
⑥問題解決の整理
一連の問題解決の考え方を第三者に説明する際の考え方やポイントを整理します。
<Ⅲ>現在取り組んでいる各自の物産新興に関して動画を参考に以下を整理してください。
①将来の有りたい姿を整理
②現況の物産新興について整理
③①、②より問題を定義
④上記①から③で解決すべき鍵、つまり課題はなんですか
⑤④を実現するための解決方法
事前課題のヒント
事前課題が難しいと思った方は、こちらの動画を参考ください。
※整理の仕方は自由です。当日、こちらをベースに皆さんで議論を行いながら、皆さんの取組をブラッシュアップします。
講師
早嶋聡史の紹介動画はこちら。また、詳細は、こちら。
能力の有無よりも経験の違い
早嶋です。
熊本にはいわゆるビジネススクールがありません。そこで3年前より熊本学園大学や熊本県などが主催となり、地元経営者の声のもと、次代舎という学び舎を運営しています。特徴はファミリービジネスの2代目や後継者に向けた経営ナレッジを提供するもので、1年かけて自分が社長になった際のシナリオを検討する内容です。
弊社はこの次代舎のメンターという立場で参加させて頂いており、時折、参加者を交えて議論をさせて頂いています。
先代と後継者の最も大きな違いは経験の差です。先代や起業した方々は何も無いところから様々な失敗を経て、今の事業を成立させています。規模を大きくし、経営を安定させる、そして社会に価値を創出する。経営者によって何をミッションとするか、そしてどのような信念を軸に動くかは異なりますが、皆一様に苦労と失敗という経験を積んでいます。
心理学や宗教学に覚醒という言葉があります。意味としては、本来の自分に戻ること、素の自分になることなどです。人は元々から素晴らしい力を持っていますが、人生というゲームを楽しむために、神様があえて試練を与えているのです。そのために常に周りと物事や取り組みを比較させ自信を喪失させます。そうすることでもがき苦しみ、そこに救いの手をもとめるようなビジネスモデルなのです。
しかし、覚醒を繰り返す、つまりこれまでできなかったことを少しづつできるようになる、という経験を積むことで徐々に自信が芽生えます。そして最終的には周囲を気にしないで素の自分でいられるようになります。自分の経験値があがり、ちょっとしたことでも選択肢や代替案が浮かび、うまくいかないことが当たり前なので、そんなことを気にしなくなるのです。実際、この感覚を他者、特に経験値が低い方や努力をされていない方に説明しても共感と理解をいただけませんが、わかる人は静かに頷いていただけると思います。このような真理って簡単なようで難しいことなのでしょうね。
神の存在は別として、上記の考え方はあながち間違っていないと思います。アイデアの創出でもアントレプレナー(起業家)の行動理論でも、自分自身のマインドセットが最も大切なトピックスの一つとして取り扱われています。そして、その中でも周囲と比較することなく、常に自分の考えにフォーカスして、過去の自分よりもブラッシュアップすることを勧めます。
先代やアントレプレナーは、何かのきっかけで事業を起こしました。継承者は当然に先代と全く同じ歴史を体験することはありません。仮に知っていても、そこに感情移入が無いため、過去のストーリーをすっと流し聞きしてしまいます。また、歴史にはかっこ悪い部分は省略され適度に成功ストーリー的に脚色されているから、実際に華が咲くまでの苦労や失敗はあまり語られることが無いのです。そして勘違いします。その輝いている今の一瞬を見て、自分も同じように取り組まないと、と。
何も苦労せずに今を作る人なんて存在しないと思います。皆その過程で他人からすると想像つかないほどの苦労や失敗や苦しみを幾度となく味わっています。
この理解がなければどうなるか。継承者は勘違いします。自分の能力で1回の線形的な計画で上手くいくと。そして失敗して、自分の無能さに怖気づき、次の行動に移れなくなるのです。失敗、挫折等を味わうことなく、割とストレートに、割と要領よく生きてきた方にとっては、このような苦しみを当たり前と思わずに、自分に能力が無いと勘違いするのです。
傍から見ていれば大した失敗でも躓きでもないのに、当人はその経験によって、自分は向いていないかもしれない。と考えてしまうほど、甘ちゃんなのです。10年もすると、あの頃は青二才だったなと笑い飛ばせるでしょうが、そのような将来の自分を想像することもできずに、行動を止め、結果がでなくなるのです。
でも実際は、能力の違いなんてほとんどなく、そのような躓きを繰り返す中で要領を得て、マインドをリセットして太く強く靭やかになるのです。もっと人生ゲームを楽しみましょう。主人公は自分自身です。他人の人生に生きることを止めて、自分の未知を切り開く。これが本来の人生ゲームだと思います。
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