役割

2017年10月25日 水曜日

早嶋です。

定期的に特定の経営者と話をする仕事をかれこれ10年以上続けている。思うことは、コンサルや外部の人に任せっきりの社長は当たり前だが伸びしろが少ない。やはり実際に失敗し、自分ごととして取り組んで身につけてきた人は偉大だ。そのような経営者は、定期的に自分のアタマを整理する目的でコンサルや外部のネットワークを活用している。

ある程度の金銭を払うことで時間を互いに確保する。予定を優先してスケジュールを組み定期的に、先のコトを考え検証する。従って、考えていることを行動に移し、そこからのフィードバックを継続するので自ずと目指す方向に近づく。意外と一人ではやりづらいということがわかっているのだ。だからと言って、その相手が誰でも良いわけでは無いと思う。

我々の役目は実行部隊でもなく、お金を出せば結果を手に入れることを保証する部隊でもない。試行錯誤しながら、その要因や視点を広げ、精度を短期間で高める役割なのだ。試行錯誤する際も、あれこれ可能性や選択肢を示すことで、組織単独で行うよりも精度は高くなる。

仕事も趣味も、自分で経験し失敗する。だからこそ的確な視点の提供がしみてくる。同じ言動でもタイミングや経験を鑑みながら適宜提供方法を変える。10年以上行っていて、理論や理屈の大枠は変わらないが相手が人である以上、提供の仕方とタイミングと分量が非常に重要だということがわかっている。



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