お客様の本音を聞いて見て調べる

2018年10月7日 日曜日

弊社では、お客様の本音を聞いて見て調べることで、商品開発やサービス企画立案への提案を実施しています。
昨年提案後の実績では、対前年比売上170%、客数150%。提案後の商品販売実績344%などの事実となる成果報告を受けています。
当たり前のことのようですが、お客様の本音を聞き様子を見るなどしてビジネス展開されている企業は少ないと思います。だから、実施すれば効果は大小なりに出るのです。

成熟化した日本では、物不足ではなく物が溢れています。
内閣府が調査している「物の豊かさ、心の豊かさ」では、物の豊かさを求めている国民は約35%、一方で心の豊かさを求めている国民は約65%です。
溢れているので、作っても売れないのは当然です。
物を作るだけでなく、「お客様は、何を求めているのか?」について探求し価値を創り出すことが必要です。

ただし、企業側がお客様に直接聞いても本音を伝えてくれることは少ないです。
お客様に声かけし、お客の満足・不満を聞き出せば良いので誰にでもできそうなのですが、本音も聞き出すには、時間とヒアリングのテクニック、それに素直さが必要です。
一般的には、お客様と15分ぐらい会話しても、儀式的な褒め言葉ぐらいしか出ません。その言葉を信じて「弊社の商品はお客様から喜ばれているのでこのままでも売れる」などと解釈したら、売れる商品には辿り着けません。
その商品の「不満足」を複数の視点から見聞きし、本音となる理由までを深掘りすることが必要です。この不満足の声を多く聞くことができれば良いのですが、よほど素直な方でないと気落ちや反論に終わるだけです。
事実、お客様の本音を依頼企業側に伝えると「お客様の本音を聞いて気が遠くなりそうになったけど、素直に受け止めて改善していきます」などの言葉出るなど、メンタルの強さも必要なのです。

それに、本音を聞き出したからと言っても問題解決にはなりません。
聞き出した本音を整理・分析し、課題を発見、解決への提案を考えることが必要です。
つまり、市場やお客様の現状を漏れなく聞いて見て調べ、今後の仮説を考えて実行する。このサイクルを継続的に繰り返すことが最も重要なのです。

是非、御社でも実践されてはいかがでしょうか?





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