アーリーステージの資金調達

2018年1月25日 木曜日

早嶋です。

アントレプレナーと会うことが多いです。その中で感じることがあります。アーリーステージの段階で資金調達に恵まれ比較的余裕がある組織とブートストラップで自前で資金を調達してかなりギリギリの感じで取り組んでいる組織。

もちろんどちらも一生懸命にビジネスの立ち上げに取り組んでいます。しかし前者はちょっと経費の使い方に疑問があります。なんというか体裁を繕い過ぎているというか、費用の使い方が荒いというか。結果、常に資金調達をしているのですが、使途がビジネスのために消えているのではなく、自分たちの給与や家賃に消えているのです。

もちろんそれらをヘッジするために株式という発想があります。しかしギリギリで行っている企業は、インキュベート施設をうまく活用したり、自宅兼事務所の発想で、資金ショートに備えて目一杯に経費を抑えて、必要な開発にもメリハリをつけてお金を使っています。

この差ってなんでしょう。うん、どちらも成果を出して、株主に還元すると良いのですが、その株主がアーリーステージの場合お友達が多いです。とすると、その資金はひょっとして使い方がルーズでも良いと考えているかもしれません。もし、その資金の使い方が個人保証をした上でのデットだったらどうでしょうか。元本返済と利息を支払えなくなると最悪住んでいるところや全ての資産を金融に抑えられます。きっと、かなりギリギリに金銭をつかうのではないでしょうか。

アーリーステージの資金調達には様々な考え方があると思いますが、テストマーケティングのフェーズでは、少なくともデットの緊張感もあっても良いのかな。と思っている次第です。



コメントをどうぞ

CAPTCHA