早嶋です。
本日はヨットでした。平日は出張が立て続いているので、週末は精力的に体を動かしてリフレッシュしています。良いことです。
さて、ボルビックの販促プログラム「1L for 10Lプログラム」。最近はこのプログラムの支援を込めて水を買うときはボルビックが多いです。
—–ボルビックのWeb抜粋——
いまボルヴィックは、ボルヴィックの売り上げの一部で、ユニセフの活動を支援しています。それはアフリカで飲料水を確保するための井戸づくり、及び10年間に渡るメンテナンスを行うこと。お客様のお買い上げ1リットルあたり、10リットルの水がアフリカの井戸から生まれるのです。あなたがボルヴィックを飲むたびに、アフリカで笑顔がまたひとつ増えています。
—-終了——
このプログラム、2009年の開催期間は6月1日から9月30日まで。期間中全てのボルビック製品の売り上げに対して、購入1Lにつきマリ共和国で10Lの清潔で安全な水を生み出すための資金がダノングループよりユニセフに寄付されます。これによって、アフリカのマリ共和国でのユニセフの水と衛生に関する事業の活動に役立てられるのです。
おそらく、10L分の活動資金はわずかな金額でしょう。しかし、1Lにつき10倍もの水がアフリカで供給されるというメッセージはかなりのインパクトを感じます。そして、実際に役に立っている事を知ると、購買後の満足度も高まります。
飲料会社各社は、ペットボトルに込められた水が広大な工場の敷地で詰められ多大なる流通コストをかけて運ばれたとは信じさせたくないでしょう。むしろ何か素晴らしい物語を込めたいと思っているのです。
ボルビックのマーケターも同様でしょう。この商品の秘密は何か?売りのポイントは何なのか?消費者が連想するストーリーや儀式、謎めいた迷信などはないか?脳みそをひねって何とか探し出したのではないでしょうか?
社会に訴える広告。今の時代にマッチして、切れ味が良く、消費者の心を湧きたてる素晴らしい取り組みだと思います。
そして、今日は3Lのボルビックを飲みました。30Lの社会活動に貢献する事が出来たのです。
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2009年7月 のアーカイブ
1L for 10L
百貨店のサマーセール
早嶋です。
2日の報道発表で大手百貨店5社の6月の売上高速報がありました。結果は軒並み前年割れです。そんな中でも積極的に6月上旬から夏物セールを実施した大丸と松坂屋は1ケタ減にとどまっています。一方、三越と伊勢丹はセールを抑えていたため減少幅は2ケタでした。
7月になり大手百貨店はサマーセールを積極的に行っています。本日、新宿の伊勢丹を訪ねましたが、従来値下げを控えていた一部ブランド品も割引対象になっていました。積極的な値下げによって顧客の財布の紐を緩める戦術です。この効果は短期的に見て成功でしょう。
しかし、そもそも百貨店は3つの競争戦略において差別化戦略をとって来ています。そのため、他のディスカウンターと比較しても確実にコスト高のビジネスモデルになっています。そこに価格による勝負をおこない見かけ上のコストリーダーシップ戦略にシフトしたところで、ますます利幅が薄くなり自分たちの首を絞める事になると思います。
百貨店ということで、万人に対しての品ぞろえを行い、万人に対しての顧客満足を提供しよう!というのは結局、誰に対してもつまらない品ぞろえになります。しかも、手っ取り早く、店舗の1階はスーパーブランドで固めるが故に、大手百貨店どこを見ても違いが分からなくなりつつあります。
これだけ成熟した経済の中、同じ業態を続けるのであれば、より顧客セグメントを絞って可処分所得の高い人にフォーカスするか、百貨店から極端な話一貨店にする勢いで、もっと品ぞろえにメリハリをつけるなどの抜本的な改革を行う必要を感じます。
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研修報告
早嶋です。
本日は富士フィルムさんで戦略立案基礎研修でした。1日の研修で午後のワークはホワイトボードを取り囲み、参加者が総立ちで議論をするほど白熱したワークショップでした。
参加者の方々、お疲れさまでした!
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大雄山最乗寺
早嶋です。
昨日、研修終了後、近くの山の山麓にあるお寺までランニングしました。大雄山最乗寺。
道中の道のわきには1万本の紫陽花が植えられているとか。山の中腹になるにつれて咲いていた紫陽花もつぼみに。山の高さを感じながらのランニングでした。
お寺は素晴らしく雰囲気のいいお寺でしばらく散策しているうちにすっかり暗くなります。帰りのランニングはやや雰囲気にのまれながらの走りでした。
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限界効用の逓減
早嶋です。
初めて買う商品と2つ目の商品では、初めて買う商品が圧倒的に満足度が高いと思います。例えば、ビール。一杯目のぷっはーという感覚は絶妙ですが、2敗目からは薄れてきますよね。例えば、焼肉。始めの一口は脳天に雷が落ちたように旨い!と感じても、2切れ3切れと口に入れていくうちに、やはり感動が薄れてきます。
経済学の用語で限界効用の逓減と呼びます。実はこれ、人が作業をするのにも当てはまります。例えば、何か作業をするときに、始めの1時間で8割がこなせたとしても、次の1時間では残りの1割、つまり全体としては9割しかこなせない、ということがあると思います。
作業に関しても逓減が働いているのです。仕事の種類にもよりますが、100%を目指していくよりも、80%の完成度を目指しながら、1時間立ったら、別の仕事を切り替えて行うことにより、2つの仕事の完成度は160%という事になります。
このように考えると、ある程度時間を決めて80%程度の完成を狙い、次の仕事を行っていくスタイルは時間当たりの作業効率を最大に高める事が出来ますよね。あくまで、そのような作業スタイルが認められる仕事に限りますが。
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研修報告
早嶋です。
昨日に引き続き、富士フィルムさんでマーケティングの研修でした。本日は人事部の担当者のオブザーブがあったため、研修終了後にフィードバックを頂きました。普段の研修を客観的にプロの目からアドバイスを頂けるので、非常にありがたい機会でした。
本日の参加者の皆さま、アドバイスを下さった担当者の方、ありがとうございます!
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脳が感じる色
早嶋です。
今朝、研修先の富士フィルムさんで自動販売機で飲み物を買おうとしたときです。ゲーターレードが120円だったのでそれを買おうとお金を入れてボタンを押します。誤って隣のCCレモンを押していました。
何がおこったのでしょうか?ゲーターレードのパッケージもCCレモンのパッケージもざっくり見たら黄色。その感覚を無意識化の中で行動に移したので間違ったのです。
という事で色の持つ力に関して考えてみました。
そもそも色ってどのようなものなのでしょう。色の働きや特徴は、以外に理解されていない部分が多いと思います。色は物体から反射する光の波長によって決まる物体固有の性質だと信じている人が多いですが、脳科学が進むにつれて、色は脳で生まれた感覚というのが最近の主張です。
もし仮に人が知覚している色が反射光の波長だけで決まるとすれば、同じ物体でも照明の変化や背景の光、もやや煙などによってまったく違って見えるといいます。しかし、普段の生活において、それはありませんね。脳が生む感覚であるがゆえに、物体の色が比較的同じに見えるのです。
とはいうものの、色は必要不可欠ではない贅沢品のようなものと考える人もいたようです。色が判断できない障害を持った人や、色覚がない動物でも問題なく生活しているから、という理由です。色の情報処理は、独立した脳の部分で行われていて、奥行きや形を認識する機能としては役に立たないそうです。
しかし、脳が感じる色は、脳内で起こる色の処理自体が形や輪郭の認識、他の視覚属性と密に絡まっている事がわかってきました。そして、記憶として残りやすいのは形や文字情報よりも色なのです。
先日、キムタク主演のMr.Brainの話の中で、次のような実験がありました。男性トイレのマークと女性トイレのマーク。マークはそのままで色を青と赤を交換したとき、人は判断できるか?です。結果、マークや文字情報そのものよりも、色を見て判断する事がわかりました。
さて、今朝のCCレモン。まさに、色の情報のみでとっさに判断したのでしょう。というような言い訳を間違って購入したときに考えたのでした。
本日は、仙台から小田原に移動です。。
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