限界効用の逓減

2009年7月2日 木曜日

早嶋です。



初めて買う商品と2つ目の商品では、初めて買う商品が圧倒的に満足度が高いと思います。例えば、ビール。一杯目のぷっはーという感覚は絶妙ですが、2敗目からは薄れてきますよね。例えば、焼肉。始めの一口は脳天に雷が落ちたように旨い!と感じても、2切れ3切れと口に入れていくうちに、やはり感動が薄れてきます。



経済学の用語で限界効用の逓減と呼びます。実はこれ、人が作業をするのにも当てはまります。例えば、何か作業をするときに、始めの1時間で8割がこなせたとしても、次の1時間では残りの1割、つまり全体としては9割しかこなせない、ということがあると思います。



作業に関しても逓減が働いているのです。仕事の種類にもよりますが、100%を目指していくよりも、80%の完成度を目指しながら、1時間立ったら、別の仕事を切り替えて行うことにより、2つの仕事の完成度は160%という事になります。



このように考えると、ある程度時間を決めて80%程度の完成を狙い、次の仕事を行っていくスタイルは時間当たりの作業効率を最大に高める事が出来ますよね。あくまで、そのような作業スタイルが認められる仕事に限りますが。



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