Good&Next

2008年5月22日 木曜日

早嶋です。



本日は終日、ファシリテーション研修でした。研修の進め方は、各ファシリテーターが決められた時間ファシリテーションを行い、その後チームでフィードバックをする。単純な研修でしたが非常に効果が高い研修でした。



ファシリテーション今回の研修の内容は、プレゼンの練習にもなりますので一連の流れをご紹介いたします。先ず、一チーム5名程度に分かれます。そして、ファシリテーター役とフィードバック役(残りの人全員)に別れます。ファシリテーター役は決められた時間で各お題に対してファシリテーションを行います。



セッションが終わったら、次のルールで振り返りを行います。この時のファシリテーターは、次にファシリテートする人です。行う内容は、「Good&Next」。これは、各フィードバック役の人が、ファシリテーターの進め方に対して1)良かった点(Good)と2)次回、更に良くするためにはどうしたらよいか?(Next)を発表します。「Good&Next」のファシリテーター役は、それらのコメントをホワイトボードにメモをしながら進行します。



全部のフィードバック、「Good&Next」が出揃ったら、ファシリテーターを行った人が、次の3つのことについてお話をします。

 1)自分で行っているときの気づきや感想

 2)チームからフィードバックを受けて感じたことなど

 3)今後の課題



上記の流れを一巡します。2巡目は、自分に対しての「Good&Next」を簡単に振り返り、今後の課題を意識して、再度、決めた時間のファシリテーションを行い、再び「Good&Next」のセッションを行う。という流れです。



この研修では、自分がファシリテーターになったり、あるときはフィードバック役になるため、自分のファシリテーションをじっくり見直すことが出来ます。また、ファシリテーター役とフィードバック役を交互に行うことで、他人のことを良く観察することもできます。これば、自分に対しての反面教師となり、自身のファシリテーションを磨くことにつながるのです。



因みに早嶋の「Good&Next」は次のような感じでした。



●Good

・落ち着いて、ゆっくり話しを進めていくので安心感がある

・質問や意見に対して、必ず講師の言葉に置き換えて言い直しているので聞いてもらっている感が強い

・全員とやりとりをしている感じが出て、一体感がある

・満面の笑み!

●Next

・セッションの導入部分が少し急?前置きの説明をもう少し詳しくしたほうが良い。

・目的や全体の流れを事前にシェアすると、更に理解度が深まる。

・時々、説明を省略しているように感じる

・途中、何を行っているのかがわからなくなり、ミステリアス。但し。最終的に腑に落ちるのでこれはテクニック!?

・時々、語尾が雑になる。



このように、普段、自分が行っているファシリテーションに対して、客観的なフィードバックを得れるために、多くの気づきと学びを得ることができます。それから、更に良くするためには、何をすると良いのか?も明確です。



ファシリテーションを多く行う機会がある方は、数名で集まって行って見てください。きっとファシリテーションが更に上手になることでしょう。



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