アサヒとキリン

2006年2月11日 土曜日

早嶋です。



アサヒとキリンのシェア争いは、ビジネスケースとしてもよく取り上げられます。このほど、キリンがアサヒを抜き3年ぶりの首位を勝ち取りました。(10日発表の主要5社の実績より)



ビール系飲料には、ビールと発泡酒、それから第3のビールが属します。アサヒは発泡酒でキリンを圧倒的に突き放しましたが、第3のビールの登場で、キリンが逆転。ビールと第3のビールの売り上げ好調なのに対して、発泡酒の売上げは8ヶ月連続で減少しています。これが、キリンの追い上げに拍車をかけた形となります。



アサヒビールは10日、子会社のアサヒ飲料の荻田社長を社長権COOに充てる人事を発表しています。キリンにシェアを抜かれたというよりも、アサヒのビール事業依存体質からの脱却を目指し、缶チューハイなどの総合種類の強化を意図とした人事のようです。



対するキリンも営業畑出身の加藤常務が社長昇格を決めており、新トップを迎えて両社の競争は今後注目を集めるところです。







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