コスト意識

2007年7月11日 水曜日

早嶋です。



昨日、ある経営者とランチをしながら経営者と社員の意識の違いについての話題で盛り上がりました。経営者が感じるコスト意識と、社員が感じるコスト意識に明らかに違いがある、という内容でした。



そこで、コストについて改めて考え見ます。製造業では、人を雇い、設備投資を行い、製品を作るための材料を仕入れます。この材料を製品に変えるために、人が作業を行い、設備を稼動させたときにコストが発生したといいます。



会計学では、コストを「経済価値の消費」と表現します。これは、上記の例で「人が作業をすること」「設備を動かすこと」「材料を使うこと」に相当します。経済価値の表現は、作用であれば作業時間、設備であれば稼働時間、材料であれば消費量で測定します。



しかし、「人が10時間作業し、設備を12時間稼動させ、材料を1トン消費した」と表現したところで製造業の実態は見えてきませんね。そこで、「労務費30万円、経費20万円、材料費15万円で合計65万円のコストがかかった」といった具合に表現します。



コストは経済価値の消費ですので、上記のように勘定科目をつけた金額に置き換えられ表現されます。ところが、コストが金額に置き換えられると、今度はあたかもコストは金額であるように扱われるようになります。給料が幾らで、材料費が幾らで、経費が幾らで・・・といった感じです。しかし、コストは経済価値の消費、金額に加えて、使った材料の種類や数量、作業内容な作業時間にも注意を払わなければなりません。



このような事を把握するかしないかは、会社を経営している側と雇われている側にとっては大きく感じ方が異なるのでしょう。





明日から、土曜までスケジュールが詰まっています。昼に講演会を行った後に、クライアント先で会議、最終便で東京に移動。金曜は、大きな商談を2つ行った後、夜に別のクライアントと打合せ。日曜の朝の便で福岡に戻り、昼から歯科のドクターのセミナーです。



週末は、海の日が重なり連休ですね。皆さんはどのような計画を立てていますか?



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