外食産業の地域別価格

2007年6月12日 火曜日

早嶋です。



日本マクドナルドホールディングスは、ハンバーガーなどの全国一律価格を改め、今月内にも地域別価格を導入するという報道がありました。



マクドナルドは、国内3800店舗のうち、東京や大阪を占める1000店舗で平均3~5%価格を引き上げ、地方の百数十店では、平均2~3%価格を下げるようです。今回のように、地域によって価格を変動する価格体系は外食業界では初めてです。



価格の変動は、値上げ、値下げ、据え置きの3種に設定し、原則は都道府県ごとに県単位でそろえるます。価格体系の変動は、値上げ地域を東京や大阪などの大都市地域、値下げ地域を東北、中国地方の一部、据え置き地域も数ヶ月間の販売の影響を検証しながら検討するとしています。



値上げの場合、500円程度のセットメニューを中心に50円上げ、値下げは20円下げ。単品メニューの価格変動もあるようですが、100円マックは全商品据え置きというスタンスです。



今回の地域別価格の導入背景は、主力の大都市部での近年の人件費や店舗賃料が高騰しているため、中長期的に採算の悪化が避けられないと判断したからでしょう。外食産業大手の日本マクドナルドが地域別価格を導入した動きは、他の外食産業に対してエポックメイキングなことですね。今後、同様に一律価格を改める動きも広がりそうです。



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