ポッドキャスティング

2007年6月10日 日曜日

早嶋です。



本日は、恒例の歯科ドクター向けの経営セミナーでした。岡山での開催にも関わらず、四国からも参加していただき、ありがとうございました。また、今回も高い評価を頂きました。参加された方々、お疲れ様でした。



さて、皆さん、ポッドキャスティングを利用されたことありますか?通勤中の電車の中で音声ニュースを聞いたり、お気に入りのラジオをダウンロードして聞いたり、語学や大学の公開講座を聞いたりと、様々な声が聞こえそうですね。



ポッドキャスティングは、音声や動画といったデジタルデータをインターネット経由で配信したり、あるいは受信したりして、パソコンやi-Podなどのデジタル音楽プレーヤーを使って楽しむための仕組みです。



実際に利用している方にとっては、「興味や関心を持った音楽や動画ファイルをネット経由で、簡単かつ、無料で入手して楽しむもの」といったところでしょうか。



このポッドキャスティング、ご存知の通り、近年、企業のコミュニケーション・ツールとして注目を集めています。共感ブランディング(顧客の心を巻き込むポッドキャスティング徹底活用術)の著書、鷲尾和彦氏は、ポッドキャスティングを「共感を呼び込むための新しいツール」と位置付けて、ポッドキャスティングを利用した様々なマーケティングを紹介しています。



例えば、私も活用している日本経済新聞社の「聞く日経」。こちらは、その名が示す通り、日経の朝刊のサマリーと、1面及び企業面からの主要なニュースを音声化して配信するサービスです。平日の朝6時に配信される15分番組と、朝6時50分頃に配信される30分番があります。



聞く日経」は、もともと電車通勤をする30代から40代のビジネスパーソン向け、つまり従来の日経新聞のメイン購読者をリスナー対象として企画されたようです。しかし、日経が行った調査では、そのリスナー層は10代から60代までと、当初よりも幅広いそうに聴かれていたのです。



実際、10代から20代の年齢層は日頃から日経を読まない人たちも多く含まれていて、「新聞そのものは読まないが、耳で聴くと分かりやすい」と新しいマーケット開拓につながっているのです。



当初、日経新聞社内でも、ポッドキャスティングで記事を音声化して無料で配信すると新聞の購読機会が減るのでは?と疑問を抱く反対の声があったようです。しかし実際は、新聞の代替手段になるのではなく、ポッドキャスティングで紙面を俯瞰的に把握した後、ゆっくり活字を読む、といったような併用して利用するユーザーが多かったとか。



上記は本の一例ですが、ポッドキャスティングを使って顧客に商品の魅力を提案したり、情報公開やIR活動の新たなツールとして、また、商品の理解を深めていただけるためのコミュニケーションツール、などとその応用範囲は様々です。



皆さんも、ポッドキャスティングを使った企業のコミュニケーションを探して見てください。意外に身近なところでも提供されているかもしれません。



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