カゴメ+スタバ

2007年5月12日 土曜日

早嶋です。



カゴメとスターバックスのコラボレーション!、という事で今月の30日よりカゴメのプレミアム・ジュース2種をスタバの店舗で販売されます。



販売されるプレミアム・ジュースは、「マンゴー・オレンジ」と「いちごバナナ」です。これらのブランド名は、「be juicy(ビー・ジューシー)」。価格はどちらも、180g入りの270円。



このプレスリリースでは、次の2点が驚きですね。

1)スターバックスが店内で初めて他社ブランドを取り扱うこと

2)上記の展開を全国のスタバの店舗で一気に展開すること



スタバは、シアトル系コーヒーとして、今では何処に行っても見かけるお店になりました。これらの店舗展開の背景は、スペシャリティー・コーヒーを飲むことがブームからトレンドになったことにあると思います。



一方、今回コラボで販売するプレミアム・ジュース。東京丸の内では、いくつかのジュースバーがオープンしていますが、プレミアム・ジュースの店舗展開の伸びは、スペシャリティー・コーヒーの伸びとは比較になりません。



プレミアム・ジュースは、コンビにや、スーパーで販売されているものの、その商品の訴求が難しく、近年価格の下落がはじまっています。カゴメは、これらの背景を見て、プレミアム・ジュースを価格を下げることなく、すんなり買ってくれるチャネルを探したのです。そして、それがスタバだった(仮説です)。



スタバも他社のブランドを店舗で販売することに初めは抵抗があったと思いますが、プレスリリースにあるように、「カゴメが掲げる企業理念(『感謝・自然・開かれた企業』)とスターバックスが計画していた『心と体に健やかなメニュー』の考え方が合致した」というところで収まったのでしょう。



プレミアム・ジュースの価格感応度ですが、スーパーやコンビに出の270円はかなり高いと思いますよね。しかし、スタバで270円だったらどうでしょう?スタバの平均単価が300円前後を考えると、270円に値ごろ感を感じるのです。カゴメとしては、将来的に、このチャネル展開を通して、プレミアム・ジュースの価値観を形成していき、スタバから小売店の展開を行っていくことが予想できます。



今回のコラボは、プレミアム・ジュースのブランディングという意味でも、さすが!と感じました。



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