グランツリー

2014年12月20日 土曜日

早嶋です。

武蔵小杉の新しいモールに今週見学にいきました。グランツリーがある武蔵小杉は近年急激に発展している都市です。ムサコマダムと言う言葉が作られ、他の街と違ってある一定以上の所得層の方々が集まる街並みになっています。

近年、東急の駅に隣接する側にモールやテナントビルが再開発され、駅を中心に高層ビル群が立ち並びます。元々は工場地帯が多数あった場所でも有り、まとまった土地があったためある程度のこsンセプトを持った都市開発が可能になったと思います。

グランツリーのコンセプトは「お客様一人ひとりの暮らしを、人生を、もっと豊かに、もっと幸せにする場所でありたい」ということで、従来の大型商業施設のように、ファッション、雑貨、コストというジャンルで分けるのではなく、ライフスタイルやライフシーンを意識した売り場展開になっています。

1Fは「ハンサム・ウーマンお気に入りのセレクトショップや食品スーパー、実力派のレストランまで揃うグランドフロア」ということで、食料雑貨、食料品、飲食スペース、そしてファッションが道経する空間があります。飲食店は、地域で有名な店舗や、ある程度知られている店舗が入っており、価格帯も商業施設のモールからすると若干高めのものが集まっています。飲食の空間の間にはファッションスペースとなっており。食料品を買いにいく途中で、仕事帰りの女性や子育て中の女性が自然とウィンドウショッピングができる作りに仕上げたのでしょう。ファッションブランドのショップは、ZARAやGAPなどのファストファッションでは無く、ビームスやトゥモローランドのような国内の人気セレクトショップを中心にテナントを揃えています。ふらりと立ち寄って惣菜を買うという目的であっても、テンションを上げるような空間を意識したのでしょう。

2Fは「大きなクローゼットのように何でも揃う、トレンドファッションとビューティーのフロア」という括りで店舗をそろえています。1Fと違って、ある程度の生活雑貨やファッションを揃えるというスペースで、おなじみのファストファッションから雑貨までを揃えています。グランツリーは天井が高く、通路の幅も広々と取っているため、雑多な印象がなく、同じショップでも品よく見えてくるのが不思議でした。

3Fは「本や楽器、インテリアや雑貨まで、皆の毎日を楽しく彩る、暮らしのアイテムと趣味のフロア」です。書店の中に珈琲店があり、音楽やアウトドアなどの生活にゆとりを与えるフロアになっています。来年の4月には川崎市の許認可を得た保育所も開店予定です。このフロアにもファッショナブルを意識して、少し品よく商品を展示する工夫が随所にあります。

4Fは「子供のアイテムから家族のファッション、フードコートまで揃う、ママのためのお助けフロア」となっています子育てに必要な商品や子供が遊びに夢中になる空間。そしてフードコート。どこも広めに設計してるのは他のフロアとおなじですが、子供と一緒にいることを前提として机と椅子がフードコートには随所に散見されます。

屋上。今回は風の影響で行くことができませんでしたが、屋上庭園になっており家族で都会の中の自然を楽しむ空間にアレンジされているようです。

館全体として高い天井、広い通路、随所に休憩できるスペースがあり、のんびり過ごせる工夫がたくさんあります。一見、わかりにくいのですが、フロアによって客層を緩やかに分けているため、多様な顧客層を取り入れても、その層が自然とフロアが異なってくるため、ごちゃごチャしない空間作りができていると感じました。

参照:http://www.grand-tree.jp/web/about/concept.html



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