ハイチュウ北米での意外な販路拡大方法

2014年12月9日 火曜日

ハイチュウのヒット。日本ではなくアメリカで。

森永製菓のキャンディーであるハイチューと聞けば、私はトンネルズの絵が出てきます。このハイチュウ、米国での販売不振を全くことなる切り口で拡大しています。

きっかけは、米メジャーリーガーに進出した日本人選手が、チームにハイチュウを紹介したことに始まります。その後、トントンとチーム内、ファンの中に広がり、全米への展開を成功しています。

ITが普及しても、そのベースはリアルの世界がつくっている。と考えるとITに加えて、従来のアナログ的なマーケティングが今後ますます大切になる。加えて、それを表現するITに精通していることも大切になる。そんな感想を持ちました。



http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141207-00000013-mai-bus_all
====◇田沢投手がきっかけづくり
 森永製菓のキャンディー「ハイチュウ」が米国で、メジャーリーガーが口にするクールなソフトキャンディーとして人気を広げている。 森永は2008年、ハイチュウを米国で本格的に販売しようと現地法人を設立。西海岸の日系スーパーにとどまっていた販売網の拡大を試みたものの、知名度不足で苦戦した。人気のきっかけは米大リーグ、ボストン・レッドソックスに所属する田沢純一投手の「活躍」だ。09年に同チーム入りした田沢投手は、救援投手らが投球練習を行う「ブルペン」にガムなどを用意する係を担当。自分が持っていたハイチュウを置いてみたところ、スター選手らに柔らかなかみ応えが大受けし、「いつも用意してくれ」とせがまれるようになったという。
 日系スーパーなどで買いだめしていた田沢投手だったが、あまりの人気ぶりにチームを通じて森永に「ハイチュウを分けてもらえないか」と依頼。森永は12年からチームにハイチュウを提供するようになり、それを縁に14年1月にはレッドソックスとスポンサー契約を結んだ。球場に広告を出したり、ファンに試供品を配ったりできるようになり知名度は飛躍的に向上。今では、全米で1200店を展開するスーパー「セーフウェイ」などの棚にも並ぶ。13年の米国での販売は前年の2倍を記録し、14年も好調だ。15年にはノースカロライナ州にハイチュウの専用工場を新設し、現地生産もスタート。台湾工場からの輸出と切り替える。
 価格は10個入りで1ドル29セント(約155円)。柔らかなかみ応えは日米で共通だが、味は現地の味覚に合わせて、日本より口の中に強く残るように調整した。海外事業部商品開発グループの孫本康広さんは「特徴のあるかみ応えやフルーツ感が、ガム文化の米国でも受け入れられている」と、自信をみせている。【神崎修一】====



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