NGN

2007年1月6日 土曜日

早嶋です。



NGNの商用利用が開始される時期が08年、普及するのが2010年頃といわれています。高速大容量で品質保証の付いた安全性の高いネットワークは企業や一般消費者の生活を大きく変えると期待されています。



NGNは、Next Generation Networkの略称で、IP技術を中核にした次世代ネットワークの総称です。ネットワークといっても、普段の生活の中には様々なものがあります。固定電話、携帯電話、専用の通信線、IP-VPNや広域イーサネット、インターネットなどです。



馴染み深い固定電話は、音声による通信を目的としたネットワークです。音声に限っては途中で途切れたりすることは無くクリアな音質が保証されています。ダイアルアップなどを利用してインターネットに接続した経験がある方は、速度の遅さにイライラしたことを思い出すでしょう。これは、固定電話のネットワークが、音声以外の高速データ通信を行うのに不向きなだけであったに過ぎません。



そこで、データ通信を目的としたインターネットがあります。今では、FTTHや、ADSLなどのブロードバンドが普及して、手ごろな料金で大容量のデータ通信が行えるようになりました。



しかし、ご存知の方も多いと思いますが、インターネットは通信の品質に対しての保証がありません。契約したときのADSL○○メガ、というのはあくまで最高の状態にすぎません。実際の通信速度は契約しているときの速度より遅くなっているのが現実です。さらに、インターネットはデータを不正アクセスされている危険性とも隣り合わせです。



インターネットは、手ごろで安価で高速、そして大容量というメリットの反面、保証や安全面では弱いというデメリットがあるのです。



となれば、企業が使うには信頼性に不安がある。ということで、多少高くても安全で安定したネットワーク環境が必要な企業は、専用回線を利用したり、IP-VPN、高速イーサネット、インターネットVPNなどを利用して、信頼性の高いネットワーク環境を構築しました。これらの中で専用線を構築することが最も信頼性が高く安定した速度を利用できますが、やはりコスト高となります。そのため、-VPN、高速イーサネット、インターネットVPNが徐々に普及していきます。が、依然としてこれらの環境を構築するためのルータやスイッチなど高価なネットワーク機器が必要になったり、専門的な知識が必要になったりと、利用する側の負担は大きいのが現状です。



このように、品質保証と安全性、自由度とコストといったように二律背反に迫られる企業が多くあったと思います。NGNはこれらを解決するネットワークといえるでしょう。NGNは既存のネットワークのいいとこ取りを行っているのです。



例えば、専用線を利用するように常に10Mbpsの通信速度を保証したり、インターネットのように通信が混線した場合の速度低下もなくなります。また、基幹データは専用線を利用して、一般のメールは公衆回線を利用するといった、これまで使い分けをしていなかったネットワークの使い分けをNGNを利用することによって無意識に利用可能となります。



NGNの具体的なサービスについては、まだこれからという段階ですが、ビジネスモデルの変革や仕事や生活スタイルの変革が確実に起きるであろうネットワーク技術である事は間違いありませんね。



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