感情で買って後で理由を作る

2012年1月17日 火曜日

普段、何かを購買する時に、いちいち理由があるでしょうか?おそらく何故購入したの?って問われてから、初めて考えることが多いのではないでしょうか。お店でいいな!と思ったジャケットがありました。そういえば、同じ色のジャケットが古くなっているし、今30%オフでお買い得だから買おう!とか。

頑張ったごほうび!ちょうどこれが欲しかったんだ!そういえば古くなっているし!滅多に売っているものでも無いからな!折角、ここまで来たからお土産として良いだろう!

はじめに感情芽生え、後でリクツをつける。確かに、始めから目的意識を持った購買活動もありますが、そのきっかけと言うのはやっぱり何となくであったり、たまたまの部分が多いのではないでしょうか?

最近のデータでは購買の95%は無意識に買っている、というのがあります。ってことは意識している部分はわずかに5%!まさに、マーケティングのアートの部分が今後は大切になって来ることが分かります。では、全てを勘と感覚に任せるのが正しいのでしょうか。うーん、難しいところですが、リクツがあるから感覚的な部分を考えることができることもあります。

再現性高く、継続的に安定的に利益をだしていくために、誰もが感覚にたよっているのか?と言えば否です。何かの仮説をベースに、繰り替えし検証を行い微調整を行っていますそのために、様々な事を体系化して、考え易くしています。

仮に、リクツで示す部分が5%でも10%でもあるとします。すると、逆にのこりの部分は感情やその他の理由で示しがつく事が理解できます。ってことは、リクツの部分があるからこそ、感情の部分をどのように企業がアプローチするのかを考えることができるようになるのです。

そう考えると、リクツが先か感情が先かと白黒付けるのではなく、陰陽のように夫々の部分がとても大切で互いに絡み合っていると言う事なのでしょう。



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