敵対買収対策

2006年10月21日 土曜日

早嶋です。



自然を、おいしく、楽しく、KAGOME。トマトジュースでおなじみのカゴメは20日に、買収防衛策の導入を発表しました。



カゴメは個人株主つくりに力を入れている企業で、個人株主は全株式保有数の72%で13万6千人。今回、発表した買収防衛策も個人株主の意向を尊重する姿勢を全面的に押し出しています。



個人株主を意識した買収防衛策の流れは次のようになります。発行株式の20%以上の買収提案を受けた場合、目的や価格算定方法を買収者側の提案とカゴメ側の代替案とを比較できるように株主に知らせ、株主意思確認総会を開きます。



書面やインターネットを通じて、1/3以上の決定件を持つ株主が投票すると、その過半数によって防衛策発動を行うか否かを決定します。投票が、1/3に満たなかった場合はその発動を見送るという決定方法です。



防衛策自体はシンプルで、新株予約権の無償割り当てです。これは、既に株式を所有している株主に対して無償で株式を割り当てることによって、買収者側の持ち株比率を低下させる手法です。



買収防衛策の導入に関しても株主総会に似た会議を開き、買収提案を受け入れるか否かの判断を株主に委ねるという、個人株主つくりを徹底した内容だと感じます。



—ただ今、ブログマーケティング実験中。—



実験の詳細は、『ブログマーケティング実験』『ブログマーケティング結果報告』をご覧ください。



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