自販機の価格破壊始まる

2010年3月7日 日曜日

いつからでしょうか?100円で買えなくなったのは。110円、120円。ペットボトルになれば150円。

しかし低価格販売が基本だった清涼飲料の自販機に価格破壊が起こっています。関西が中心だった安売り自販機が首都圏にも広がっています。仕掛けている企業はウエックス。これに応じて大手の飲料メーカーも価格を下げる対抗を広げています。

飲料の売上のうち半数は自販機を占めている現在、自販機に価格低下をしかけられると大手は、その牙城を崩されるか!と言わんばかりに対抗せざるを得ないのでしょう。

安売りの元祖、ウエックスは2000年に試験的に清涼飲料を20円引きで販売しました。結果、売れ行きが3倍になったそうです。そこで同年秋から本格的に安売りを始めました。コンビニの在庫整理品や、デザインが古くなった商品、製造から日数がたった商品を安値で仕入れ、缶やペットボトルで100円の販売を実現しました。今ではPBも開発して、缶コーヒーは80円で販売しています。

首都圏への進出は2006年からで、現在は関西で2300台、首都圏で800台程度の自販機があり、今でも数を増やしています。定価販売の2倍から5倍もの売上を上げるので、契約台数が伸びているのです。


早嶋聡史




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