ニーズとウォンツ

2006年10月28日 土曜日

早嶋です。



ニーズとウォンツについてコメントします。ニーズとウォンツ日本語に直すと、欲求と願望となるでしょうか。



ニーズとは満たされていない状態(unsatisfactory condition)で、ウォンツとは最低限満たされている状態から更に高度な満足を得たいと言う願望、と言うのがエモリー大学シェス氏の見解です。



例えば喉の渇きはニーズに相当します。一方、日々の経験や学習によってグレープフルーツジュースの味や、炭酸飲料のシュワシュワ感、仕事の後の「とりあえず生」などを連想するつ、それはウォンツになります。



ニーズは生理的な欲求に過ぎませんが、ウォンツは消費者が社会経験によって学んだ欲求を満たす一つの方法、とオーバン大学のソロモン氏は記述しています。ソロモン氏によればニーズを満足させる具体的な形がウォンツであり、消費活動のゴールでもあるといっています。



同じニーズにありながら消費者のこれまでの経験や学習、生活環境や価値観、ライフスタイルによって様々なウォンツが発生するのです。喉が渇いたときに、ミネラルウォーターの存在を知らない人は、井の水を想像するでしょうし、コカコーラの虜になっていればコーラを飲みたくなるでしょう。



ニーズは消費者の全ての人が持つものに対して、ウォンツは消費者によって様々ということです。そのために、「消費者を知る」ということは、戦国時代の「敵を知る」に相当するくらい大切な事ということができますね。



—ただ今、ブログマーケティング実験中。—



実験の詳細は、『ブログマーケティング実験』『ブログマーケティング結果報告』をご覧ください。



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