原です。
私は3年前から、福岡と大分の2拠点生活を実施中です。
福岡では、本業の企業コンサルティングや研修講師に取り組んでいます。
大分では、田舎の古民家や農地を活用し兼業の農業や栽培実験に取り組んでいます。
最近のコロナ感染の休業要請や自粛により、私も本業の案件中止や延期が続き多忙な生活から暇な生活へと変わりました。せっかくなので、この暇な時間を有効活用して以前から時間があれば取り組みたいと思っていたことを3密を守りながら実行しました。
因みに、タイムマネジメント分野では、このことを第2領域と言います。第2領域とは、「重要なことだけど緊急ではない」領域です。本当は重要だと分かっていても緊急でないことから、なかなか実行できずに後回しになりがちです。
しかし、本来は、後回しにせずに計画を立て実行することで仕事や生活の豊かさが高まる優先すべき大切な領域です。
私にとって、兼業の農業や栽培実験は、仕事も生活も豊かにする第2領域であることを認識し、さっそく実行しました。
私は、問題解決のコンサルタントですので、これを機会に農業をテーマに問題解決の実践に取り組みました。
兼業の農業では、稲作・野菜畑・茶園の作業に取り組んでいます。そして、以下のようなテーマを考えてみました。
なぜ、昨年は多くの稲作農家が不作だったのか。
なぜ、あの畑の野菜が一番美味しいのか。
なぜ、お茶の芽の伸び方が違うのか。
なぜ、野生の山菜は、手植えよりも香りが強いのか。
なぜ、野猿は、蓮花が多い田んぼに来るのか?蓮花の蜜を吸うのか?蓮花の蜜は他の花より栄養が豊富なのか?
以上のように、5分ぐらい考えただけでも100個程は思い浮かびました。
例えば、私が「農業」をテーマに取り組み続けている問題解決の実践例です。
●問題解決:実践編1(テーマ:農業と食)
・ありたい姿:安心安全な農産物の生産により、健康な人生を多くの生活者に提供したい。
・現状:日本では、安心安全な食が求められる一方で、化学肥料や農薬や除草剤の散布による農業(農産物)が多い。
・問題定義:有機無農薬農業に取り組む生産者数は少ない。
・課題:有機無農薬栽培の価値を向上させる。
・解決策:地域で取り組む有機無農薬茶園を継続し、地域ブランドとして価値向上に取り組む。
・実行:地域の生産者と協力しながら有機無農薬茶園を継続する。茶園以外でも有機無農薬農産物の栽培研究に取り組む。
・検証:有機無農薬農産品は、熱烈なオーガニックファンに強く求められており、差別化による有利販売が向上している。
●問題解決:実践編2(テーマ:新茶の生産量)
・あるべき姿:新茶の芽が伸び例年並みの茶葉量を生産
・現状:新茶の芽の伸びが遅い
・問題定義:前年に比べて新茶の芽の伸びが悪い
・課題:茶摘み前の剪定作業を見直す
・解決策:剪定時期を早める。剪定技術を高める。
・実行:剪定時期を前年より2週間早めた。操作方法を改善し剪定技術を高めた。
・検証:新茶の芽の伸びが改善でき、例年並みの品質と収穫量を維持できた。状況に応じて剪定時期と剪定方法を変更することが必要。
問題解決のステップは、①テーマ決定、②問題定義、③原因分析、課題整理、④解決策立案、⑤実行、⑥検証となります。
上記のステップは、多くの方が知っていることですが、実際に実行している人は少ないのではないでしょうか?
実行しない理由は、「面倒しい。時間がかかる。問題は解決できない。難しい。」などを感じているのではないかと思います。
もちろん、何事も「言うは易く、行うは難し」です。しかし、実践してみると不確実なことや失敗からの本質的な学びがあり、問題解決のステップを繰り返すことで成功につながる可能性が高くなります。
そして、小さくても成功を創出できることは、自信にもつながり仕事だけでなく人生を豊かにする貴重な経験になるのです。
2020年5月10日 のアーカイブ
3密を守りながら問題解決を実践
メンタルヘルス「コロナ疲れの対応」
安藤です。
新型コロナウィルス感染拡大により休校や外出自粛が続く中、メンタルヘルスの影響が心配されています。
「命の電話」など相談窓口には、心の不調を訴える相談が急増し、アルコールなど依存症への対策も求められています。
専門家は「ストレスや不安を感じやすい環境にある」と警鐘を鳴らしています。規則正しい生活リズムや子どもへのケアなどの必要性を訴えています。
日本うつ病学会は国際学会の提言「こころの健康維持のコツ」を翻訳してHPに掲載し、世界保健機関(WHO)
も『ストレスへの対処方法』を周知しています。具体的には、6つあります。
1.友人や家族と連絡を取る
2.健康的な生活習慣を心掛ける
3.気持ちを落ち着かせるために、たばこや酒、薬物に頼らないようにする
4.正確な判断に役立つ情報を集める
5.不安をあおる報道を見たり聞いたりする時間を減らす
6.これまでに逆境を乗り越えた時に役立った方法を活用する
WHOの「COVID-19流行による ストレス対処」より
リモートワーク、在宅勤務へ勤務形態を切り替える企業が増えている中、ご自身の集中力、メンタルヘルス維持のために、マインドフルネスをご紹介します。
マインドフルネスに関する脳科学の研究(Tang (the Texas Tech Neuroimaging Institute ) et al., 2015)によると、マインドフルネスの状態が「注意のコントール」「感情の制御」「自己認識力」を司る脳の領域を変化させることが報告されています。
ぜひ、この機会にマインドフルネスやってみませんか?
メンタルヘルス研修,キャリアドッグ,EAP,心理学を活用したコミュニケーション研修,EQ研修, ご興味・ご関心がある方は気軽に弊社にご相談くださいませ。
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