早嶋です。
写真は”Stratford-upon-Avon(エイボン川のほとりのストラットフォード)”ストラットフォードと”Coventry”コヴェントリーの間にある小さな町の古城です。”Warwick Castle”ウォーリック城。
ウォーリック城は914年、アルフレッド大王の娘がウォーリックの町を守るために要塞を造ったことが始まりです。その後、増改築が繰り返され、現在の形が造られました。
動画は14世紀に建てられた”Guy’s Tower”ガイズ・タワーからウォーリック城の内側と外側を映したものです。
2009年3月27日 のアーカイブ
ウォーリック城
生産性
早嶋です。
3月23日はイースター・サンデー。これに伴い21日は”Good Friday”、24日は”Easter Monday”ということでイギリス国内は連休でした。この連休は日本ではお盆やGWに相当すると思います。
この期間、多くの遊戯施設や美術館などの開館時間が変更になる場合(短縮される)があります。また、場合によっては施設が休みになることもあるようです。これって日本では考えにくいですよね。
しかし、スコットランド、イングランドと見てくると凡そ納得することができます。何故なら普通の日でも平日は17時になればお客さんがいてもお店から追い出して完全にお店を閉めてしまうからです。そして土曜日は半日営業、日曜は休業と言った具合です。
これは開店時間だけではなく、例えば空港の両替所でもそうです。人が並んでいても窓口を開けないで一つの窓口で対応します。店員は暇を持て余しているにも関わらずです。例えば施設の入場券売り場でもそうです。やはり人が並んでいても窓口のほとんどを閉めています。サービスもどちらかと言えば無愛想・・。
しかし、驚くべき事実があります。何かと言えば、いくら無愛想でも、いくら17時になったらきっぱり仕事を終えてしまっても、イギリスと日本を比較すると国民1人当たりの国内総生産(GDP)はイギリスが高いのです。
これってかなりショッキングな事実です。これまで経済データだけを見て、そうかなぁ・・・と見ていましたが、イギリスに来て実際に経験するとかなり驚きます。多くのビジネスパーソンも残業をすることなくきっぱり17時になったら仕事を終え退社します。それでも日本より高い生産性を上げているということなのです。
これから言えること。日本は生産性を上げなければならない。本当に残業することに意味があるのか?を考えるべきです。我々は忙しい!と24時間睡眠時間を削って働いていても、ぶっきらぼうに働いていて17時になったらきっぱりと仕事を終える国民性に負けているのです。
1位 ルクセンブルグ:103,125米ドル
11位 イギリス :46,099米ドル
22位 日本 :34,296米ドル
※2007年の国民1人当たりの国内総生産(GDP)
出展:IMF (2008年10月) World Economic Outlook
コベントリー
早嶋です。
リバプールから”Coventry”コヴェントリーに来ました。
コベントリーはバーミンガム市から東に30km位離れた地方の工業都市(自動車メ-カー”Rover”ローバー発祥の地)です。人口は30万人くらいですが、街に入った感覚では治安が悪く経済も低迷している様子です。
コベントリーの中心はコベントリー大聖堂で、ここを起点に小さな街が形成されています。第二次世界大戦中にこの地はドイツ空軍の標的となり、徹底的に破壊されました。現在のコベントリー大聖堂は空襲で破壊されたものを立て直した聖堂です。
コベントリーのシンボルは伯爵夫人ゴダイヴァです。そして、ゴダイヴァ夫人にまつわる伝説に次のようなものがあります。
領主レオフリックがコベントリーの民から重税を課しているのを見かねた夫人が税を軽くするように求めます。するとレオフリックは言います。「それではお前が裸で街を歩いてみよ」と。そうすると税を軽くすることを検討すると言うのです。
コダイヴァ夫人は意を決して裸体のまま馬に乗り町を歩きました。彼女の覚悟に心を察した町の人々は外を見ないようにと窓を閉めました。しかし、一人だけ好奇心に勝てなかった男、トムは夫人の姿を見ようと窓からこっそりと覗いていたのです。
しかしその男はコダイヴァ婦人の従者によって射抜かれてしまいました。”Peeping tom”現在も英語でピーピング・トムと言えば覗き男の事を指すそうです。トムの名前は意外にも現在まで語りつがれているのです。
No Cuts!
早嶋です。
リバプール大聖堂の近くでデモに遭遇しました。規模トしては40人くらいでしょうか。皆、プラカートを自作で作り、
“Cut Profits, Not Jobs”を訴えていました。景気による労働者の問題はリバプールでも同じようです。
アルバート・ドック
早嶋です。
リバプールの再開発地域を代表するウォーターフロントのアルバートドック。1846年に開設してから世界中の船荷を集めた宝物の蔵として栄え、大英帝国の発展に大きく貢献します。しかし、第二次世界大戦後は多くの失業者にあふれ活気がなくなったことは先にふれたとおりです。
しかし、近年は観光開発の目玉の一つとして1億ポンドもの費用をかけて再開発されています。もちろん開発の仕方はスクラップアンドビルドではありません。19世紀に倉庫として作られた建物群を活用しています。実に魅力的な仕上がりになっています。
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