コベントリー

2009年3月27日 金曜日

早嶋です。



コヴェントリー大聖堂リバプールから”Coventry”コヴェントリーに来ました。



コベントリーはバーミンガム市から東に30km位離れた地方の工業都市(自動車メ-カー”Rover”ローバー発祥の地)です。人口は30万人くらいですが、街に入った感覚では治安が悪く経済も低迷している様子です。



コベントリーの中心はコベントリー大聖堂で、ここを起点に小さな街が形成されています。第二次世界大戦中にこの地はドイツ空軍の標的となり、徹底的に破壊されました。現在のコベントリー大聖堂は空襲で破壊されたものを立て直した聖堂です。



ゴダイヴァの話コベントリーのシンボルは伯爵夫人ゴダイヴァです。そして、ゴダイヴァ夫人にまつわる伝説に次のようなものがあります。



領主レオフリックがコベントリーの民から重税を課しているのを見かねた夫人が税を軽くするように求めます。するとレオフリックは言います。「それではお前が裸で街を歩いてみよ」と。そうすると税を軽くすることを検討すると言うのです。



コダイヴァ夫人は意を決して裸体のまま馬に乗り町を歩きました。彼女の覚悟に心を察した町の人々は外を見ないようにと窓を閉めました。しかし、一人だけ好奇心に勝てなかった男、トムは夫人の姿を見ようと窓からこっそりと覗いていたのです。



Peeping tomしかしその男はコダイヴァ婦人の従者によって射抜かれてしまいました。”Peeping tom”現在も英語でピーピング・トムと言えば覗き男の事を指すそうです。トムの名前は意外にも現在まで語りつがれているのです。



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