回復力

2023年11月2日 木曜日

安藤です。

今回のテーマは、「回復力」についてです。

仕事でのプレッシャー、対人関係の人間関係、例としては、過去のパワハラなどがトラウマになって、また、失敗したらどうしようと反芻してしまう等。また、退職、転職、異動など、職場環境の変化に慣れずにストレス負荷になっている状態から、なかなか抜けきれないことがあります。

回復力は、「レジリエンス力」とも言われています。
さまざまな人生の局面で転機を乗り越える対処法として、「シュロスバーグの4Sモデル」があります。
逆境に対処する際に役立つのが、レジリエンスです。
まず、シュロスバーグが提唱する4Sとは何かについて説明をいたします。

ステップ1: 状況を理解する (Situation)                                             逆境の状況について、具体的・客観的に何が起きているのか、それを自分はどう捉えているか、原因は何か、いつまで続くものかなどを分析する。→ 客観的視点

ステップ2: 自分自身を知る (Self)
この状況に対する自分の気持ちや反応を理解し、受けいれ、自分自身はどうしたいと思っているのか、自分のスキルや過去の経験が活かせるかなども見直す。→ 感情・気持ち

ステップ3: 支援を求める(Support)                                                ひとりで抱え込まない。どこでどのような支援が得られるのかを調査する。同僚・上司(信頼おける人)・身近な人に具体的なサポートを求める。

ステップ4: 戦略を立てる (Strategies)
ステップ 1~3 で見つけた状況・自分自身・支援を使って、状況を変える・自分の気持ちを切り変える・ストレスを減らすなど様々な面からこの逆境を乗り越えるための戦略を立てる

レジリエンス力(回復力)自分にとっての逆境や試練から立ち直る心の力のことです。一旦、置かれている状況から感情面において離れてみて、客観的・俯瞰的に自身の状況を見直すことが必須となります。

他、レジリエンス力は、「自尊心」「自己効力感」「感情調節」「現実的楽観性」「人間関係」の5つがポイントです。

①自尊心:自分を大切にする力、ありのままの自分を肯定する力。
②自己効力感:「やればできる」と思える力。
③感情調節:自分の気持ちに気づき、対応する力。
④現実的楽観性:出来事をバランスよく見る力。
⑤人間関係:誰かを助け、誰かに助けられるつながりの力。

よって、逆境から抜け出す時には、更に、①~⑤の項目の中で、どの項目が現時点で課題になっているのか、自身で分析する、または、上司または信頼できる方から分析してもらうことをおすすめいたします。



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