階層をなくして見よう!

2021年12月15日 水曜日

早嶋です。

DXもしかり、イノベーションもしかり、新規事業も然り。実現すると同時に今の組織をリセットすることも始めないといけない。

組織は考えて見れば、遅効的に完成されます。組織作りは3年、5年、10年と時間がかかりますので、今の組織の形態で将来に向けて新しいことを取り組むとかならずギャップがでる。これは考えて見ると当然のことなのです。今の組織は過去3年、5年、10年頃前に理想とされていた組織の形態で、確実にそれは時代遅れになっています。

10年以上前は組織におけるコミュニケーションコストやデータを蓄積するコストは高く、コンピューターを活用してコミュニケーションやsh組み作りはまだまだ今のように柔軟ではありませでした。そのため組織の間にマネジメントを噛まして指示と命令と行動のフィードバックと教育に関して担う役割はありました。

しかし徐々に人を介して行う仕事がコンピューターを活用することで、これまで1人で7名程度しか把握できなかった従業員の状況をその数倍から10倍程度は楽に管理ができるようになります。そして仕事のスタイルも従来のように蓄積した知識と経験を活用してじっくり取り組む業務が減り、新たな取組をしながら都度学習してキャッチアップするような業務も増えてきました。

このような業務をこなす中、10年前の組織のように、部長がいて課長がいて係長がいてリーダーがいて担当がいるという複雑多重なヒエラルキーはどう見ても機能しません。部長がアップデートできない人種であれば、課長も係長も現場の担当が抱えるトラブルや方向性に対しての理解は不可能でしょう。それでも多重構造のヒエラルキーを重視するのは部長や課長のエゴであり、実際は自分もそのエゴを理解しているけど、自分の存在価値がなくなれば給与やポジションも無くなってしまうと理解していると思います。

現在のような不確定な仕事をする場合、リーダーと担当者のフラットな関係で十分です。そして、プロジェクトが終われば、そのチームは解散して、必要に応じてまた集まればよいのですから。そう考えると、役割が高いか低いかは関係なく、そのプロジェクトに応じて能力が適切か否かでチームを結成すると良いと思います。すると結果的に社内か社外かの人材は関係なくなります。

ひところ昔と比較して、自由に個々人がつながりここにコミュニケーションを取れるよになってきたので、皆がプロとして働くことで社員とかそうではないとかの枠組み自体が不要になるのです。



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