エネルギー問題と小麦

2007年12月29日 土曜日

早嶋です。



最近、何やらかんやら値段が上がっています。そして、これら近年のインフレは実に特徴的な要素を持ち合わせています。その特徴とはエネルギー問題です。



原油の高騰によって、世の中の関心事が一斉にバイオ燃料に注目され、化石燃料からバイオ燃料へ!などといったスローガンがあるかのようにバイオ燃料への関心が高まっています。



するとどうでしょう。バイオエタノールの原料となるトウモロコシの価値が上がり、これまで小麦を作っていたところがトウモロコシに転作する動きがでてきます。



この動きは世界レベルで起きています。ブラジルをはじめ、世界中の農地が買いあさられ小麦畑が次々にトウモロコシ畑になっているのです。当然、小麦の生産量が減少するので小麦の値段が上がり、たとえばパンなどの値上げの事態にもつながります。



今回のインフレで、油や生活用品等の価格がほとんど同時でおきた理由は上記のような特色からだと思います。



本日は、午前中で仕事納めでした。午前中に残していた資料作成を行い簡単に資料等の整理を済ませ、ランチをしながら長田と今年の振り返りを行いました。



来年度もよろしくお願いします。



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