責任共有制度

2007年10月3日 水曜日

早嶋です。



本日開始!何が?



BPS(ビジネスプロフェッショナル)リーダー編です。今日は、コース全体のオリエンテーションをかねて、リーダーとは?という話題を中心に参加者と講師を交えて、ディスカッションベースで進めました。リーダー編では、少人数のクラスで講師との対話を中心に進めていく新しい形のスクールです。



10月になり、新しく組織体制が一新されスタートをきった企業も多数あると思います。そんな中、中小企業者にとって気になる、「責任共有制度」も開始されました。これは、中小企業の融資に対して信用保証協会が100%負担を負っていたのが、10月から金融機関の負担が20%になる制度です。



この制度が導入された背景を考えて見ます。何と言っても、「保証協会付融資の返済不能による国庫負担の限界(代位弁済増加のため)」があるでしょう。建前上は、融資の際、金融機関がより深い審査を求め、金融機関と保証協会が適切な責任分担をはかる。2者の連携によって中小企業の事業意欲を把握した上で、適切な支援を提供する、といったことが言われています。



では、この影響を受けるところは?やはり、信用力や担保力が低い中小企業、創業期の企業かと。極端に言うと、これまでの銀行の無審査的なスタンスが厳しくなる。不動産等を持たないので保証協会に頼っていた企業は、頼りが薄くなるからです。



今後、責任共有制度をキーに、紙面をにぎわすかも知れません。



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