コンサルの基本技術

2007年9月13日 木曜日

早嶋です。



今朝は、長崎県のとある町で、あるリサイクルを手がけている企業にお邪魔し、今後ビジネス展開するための市場調査の打合せに参加してきました。途中の景色はすっかり黄金色、もう秋ですね。



さて先日、ロジカルシンキングのセミナーを行っているときに、経営コンサルティングに必要なスキルや能力は何ですか?といった質問を受けました。そのときに答えたのが、1)分析する力、2)ヒアリングする力、3)議論する力、4)仮説を構築・検証する力、5)考えをドキュメントにまとめる力、そして6)プレゼンする力、です。



特に、1)の分析する力は、経営上の問題を発見し、その問題を解決するまでの一連の流れに必要です。また、クライアントを説得したり、実行するように促すためにも分析する力は必要だと思います。



2)ヒアリングする力や、3)議論する力は、相手が人間だけあって、やはり重要です。多くの場合、今後行うべき事が明確ではなく、経営者の中でぼんやりとしています。それを旨く引き出したり、聞き出すためには、一定のコミュニケーション能力が必要です。ただ、ここでいう議論する力は、相手を打ち負かせるためではなく、設定した目標を達成するためにクライアントと対等になってコミュニケーションを行なう事を指しています。



4)仮説を構築・検証する力は、コンサルとしてなくてはならない道具です。問題を解決するために、短時間でかつ高い確率でゴールを達成するためにも、仮説思考は必要条件だと思います。



5)考えをドキュメントにまとめる力と、6)プレゼンする力は、提供しているサービス事態がインタンジブル(目に見えないもの)なので、その概念を共有したり、伝えるために、ドキュメントにまとめる力が必要です。時には、文章を書いた入り、図を入れたり、絵を描いたりです。それから、それを相手に伝えて合意を取るためのプレゼン力。



と、書き出してみましたが、上記の能力は、通常のビジネスを行う上でも当然必要に迫られますよね。いかがでしょうか?



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