自己啓発

2007年8月25日 土曜日

早嶋です。



最近の日経新聞に掲載されていた経団連による調査結果によれば、社員が自己啓発しない理由の上位3つは次のようなものでした。1)お金がない、2)時間がない、3)何をしていいのか分からない。



お金、時間は昔から言われていますが、何をしたら良いのか分からない?と言うのは問題ですね。自己啓発なので、自分がすべきことや、将来必要なことに備えて学習していけば良いのですが、これが出来ていないのです。



実はこれも、今に始まったことではないと思います。おそらく、一流と言われる企業においても、自分に必要なことが何で、それをどのように習得すると良いのか、を知っている人はほんの5%程度ではないでしょうか。



組織論では、これらをカバーするために、3つのステップで対処します。1)その人に必要な能力を網羅的に示す、2)必要な能力ごとに項目を分け、自己採点をさせ定量化する、3)その中から必要だと判断した項目を選択し、年間の成長目標を設定する、です。



必要な能力を示した後、現状と必要な能力レベルのギャップを明確にして、それに関して成長目標を設定するのです。更に管理者は、何が出来るか?という能力に注目するのではなく、何を伸ばしたか?という成長に目を向けて、個人を評価できるようになれば、その会社は、前よりもずっと良いレベルになっていくと言うものです。





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