インドで元気な日本企業

2007年5月19日 土曜日

早嶋です。



最近、「今のインド」がわかる本―これから10年、「インドの時代」が始まる!を読みました。著書は、BRICsの研究やVISTAの提唱で有名な門倉貴史氏です。



こちらの中で、インドで活躍している意外な日本企業という項目のページがあります。自動車やオートバイメーカーなどの進出はメディアで取り上げられているためよく知られていますが、実はインド市場で大活躍している日本企業というのがいくつかありました。



例えば、小森コーポレーション。同社は印刷機械、印刷関係機器の製造から販売までをしている大手メーカーですが、インドとの関わりはルピー紙幣です。95年に中央銀行であるインド準備銀行から紙幣印刷機を一式受注しています。これまでは、世界各国の中央銀行の紙幣印刷機は、スイスのジオリ社が独占していましたが、その独占市場に初めて風穴を開けることに成功しています。



例えば、フマキラー。蒸し暑いインドでは、蚊が媒体となりマラリアが発生しやすく、インド国民にとって殺虫剤は必須アイテムなのです。つまり、インド国内では殺虫剤需要が増えており海外の殺虫剤メーカーがこぞって進出を行っています。インドの殺虫剤市場は、まだ蚊取り線香式が主流であり、今後の中流層の増加によって、スプレー式やマット式の普及が広がっていくだろうと予想されています。



BRICsの代表選手でもある、インド、ここに進出が目覚しい日本企業を注目するだけでも、世界に対してのインドの位置付けが分かってきます。これらは、株式を行っている人からも注目しておきたい内容ですね。



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