整合性

2017年6月26日 月曜日

早嶋です。

小規模事業者がマーケティングに取り組む場合の前提として、大企業のそれを真似してもうまくいきません。理由は資本が小さく、マスマーケティングに代表される取り組みが出来ないことです。

マーケティングの基本要素は、ターゲットに対して、提供する価値が明確で、その価値がターゲットに正しく伝わっていることです。そのために商品、価格、流通、販促のいわゆる4Pの全体の整合性を取っていきます。多くの中小企業者の場合、商品の完成度は高いのですが、目に見えない部分でのサービスは力が入っていません。また、その商品を誰に提供するのかというターゲットの選定が甘く、結果的に商品が独り歩きをしている場合が多いです。

当然、ターゲットと価値が不安定なので、価格設定が甘いです。また、流通や販促活動については既存のものをベースにこれまで何も手を入れることが無く全体の整合性を考えるとバラバラです。

明日から売れる仕組みというキャッチはありますが、基本は徹的的に当たり前のことをこなすのです。すなわち、現状のSTPと4PとCRMを確認して、自社でコントロール出来る要素と出来ない要素に切り分けます。そしてコントロールできる要素で、全体の整合性を少しずつとり、全体のチューニングを行っていくのです。



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