結論と理由の危険性

2017年5月11日 木曜日

早嶋です。

結論と理由を明確にしましょう!と小さい頃から言われて育った気がします。が、重要なことは、結論とはあくまで達成したい目的に近づくための結論であり、理由もそのことを示す理由になっていることが大切です。

例えば、企業で経費を削減しましょう!ということで、一律削減というのをよく耳にします。昼の電灯も、採用コストも研修コストも、工場の投資も何もかも削ります。

この場合の結論と理由は、例えば、
昼の電灯を消灯します。何故ならば、電気代が削減できるからです。
見積もりは一番安いやつを採用します。何故ならば、経費削減しているからです。
採用も見送ります。理由は採用コストは馬鹿にならないからです。

しかし、重要なことは目的を理解することです。例えば、企業が経費削減をする理由が、既存のビジネスモデルからの脱却で、新規ビジネスの投資を厚くすることが目的だったとします。この場合、採用に対しては、既存の事業のための採用は削減しても良いかも知れないですが、新規ビジネスに対しての採用は積極的にする必要があります。

上記当たり前のように感じることと思いますが、皆思いつきの結論に対して、その結論を正当化することを理由だと勘違いしています。結論はあくまで、上記の事例であれあば既存ビジネスからの脱却がより達成できることの提言であり、理由はそのプロセスや達成できるようねと理解が促進することが理由です。



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