スリムボトル

2007年4月20日 金曜日

早嶋です。



メタボリック症候群でおなかのまわりを気にしている人、夏に向けてボディを鍛えている人。スリムにしたおいと感じるのは、人に限った話ではないようです。500mlのペットボトル、「紅茶花伝 クロスモード リフレッシュレモン」「ラブボディダイエットナビ」「紅茶花伝 黒砂糖入り焙煎紅茶」のパッケージを見てみてください。



スッキリとした「スリムボトル」になっていることに気付きます。このペットボトルは、今月17日より全国のコンビニエンスストア限定で導入されています。このペットボトルを開発したコカ・コーラシステムは、消費者ニーズに対応したパッケージ開発に力を入れています。様々な消費者調査のもと、素材やサイズ、計上を組み合わせた多種多様なパッケージ展開を通じて、より多くの消費者の満足を得ようとしているのです。



「スリムボトル」のコンセプトは、「カバンに入れやすく」「持ち運びに便利」です。さて、このようなペットボトルが生まれた開発背景は何だと思いますか?



コカ・コーラでは、パッケージ開発において以下の3つの消費者行動を独自で調査しています。



1)ペットボトル購入後、持ち歩く傾向が多く、その傾向は特にコンビニで購入した顧客に顕著であった。

2)通勤や通学時に利用するカバンが、最近のトレンドとして、男女ともに薄型になっている。

3)既存のペットボトルの形状では、「持ち歩く」ニーズに十分に対応できていないこと。



コカ・コーラシステムでは、既に、収納性に特化した1Lペットボトル「ミディPET」を提案してきた実績があります。今回は、上記の3つの消費者行動結果から、「かばんにすっきり入れやすく、持ち運びに便利なペットボトル」というコンセプトを考え「スリムボトル」を開発したのです。



マーケティングの出発点は、消費者が困っていることや、解決して欲しいことに目を向けることです。パッケージは、マーケティング・ミックスの4P(Product:商品、Price:価格、Place:流通、Promotion:プロモーション)のうち、商品に相当します。飲料そのものに注目する必要もありますが、このようにパッケージを変えることによって、消費者にベネフィットを提供することも出来るのです。



さすが、コカ・コーラ!ですね。



—ブログマーケティング、実験中!—



詳細は、ブログマーケティング『第1弾第2弾第3弾第4弾第5弾第6弾第7弾』をご覧ください。



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