統計数字の見方

2007年3月5日 月曜日

早嶋です。



以下のグラフは、交通事故死亡者数の推移を示したグラフです。交通事故死亡者数推移



さて、このグラフを見てどのような事を感じましたか?



92年をピークに交通事故による死亡者数が減少していることが分かると思います。そこで、皆さんは、何故死亡者数が減少したのかを考えたと思います。



・交通に関するインフラが整備されたことに

・エアバックや、ブレーキなど車の性能が向上した

・etc…



確かに、このグラフだけを見ると、交通事故による死亡者数は減少していますね。それから、死亡事故の減少は、車の安全性の向上や道路整備の進展などが大きく貢献していると考える事ができます。



しかし、実は、警察庁の定義による交通事故死亡者数が大きな意味を持っています。こちらで示している交通事故死亡者数は、「事故発生から24時間以内に死亡したケース」のみを数えているのです。従って、交通事故で亡くなった方でも、24時間以上経過して死亡したケースはカウントされないようになっています。



このように、統計情報を理解するにあたって、統計数字の意味や背景を知ることが重要だといわれています。これは、ニュースに流れている数字も当てはまると思いますが、数字そのものを見ていると真実が見えてこない場合もあるのです。



但し、上記に示した統計情報は、統計を取り始めたときから、死亡者の定義が一定なので、統計的には有用なデータという事が出来ます。



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