メタファー(比喩)の発想法

2015年11月4日 水曜日

原です。

同じ方向にいくら目を凝らしても、違う見方はできない。物事を違う視点から眺めることができればと分かっていても、なかなかそれができない。

そんな時、お薦めな発想パターンは、おもいきって立場を変えてみることです。
もしも、「あなたが動物だったら?」。「えっ、動物?」と思われるかもしれませんが、メタファー(比喩・例え)を活用するという発想方法なのです。

この動物メタファーを活用した商品開発の事例では、サントリーの伊右衛門です。サントリーは、事前アンケート調査の中で「急須に入れたお茶は、あなたにとってどんな存在ですか?人・モノ・動物に喩えてください。」と問いかけ、最後に「大人の哺乳瓶」という商品イメージにたどりついたという話しがあります。そこから、「働く男が帰りたくなる家」という伊右衛門のCMテーマにつながっています。(参考書籍:イノベーションの作法より)
お茶の質にこだわることも大切なのですが、メタファーにより切り口を変えてみることで、お茶以外でのイメージが膨らんでくるのです。

「もしも、あなたが10年先にタイムスリップしたら?」、「子供に戻ったら?」、「ラーメン店の経営者だったら?」、「政治家だったら?」、「タレントだったら?」
と休日にコーヒーでも飲みながらリラックスして発想してみると面白いアイデアが浮かんでくると思います。
さぁ、はじめてみましょう。もしも、あなたが誰かに変身したら?

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