屋上緑化

2006年12月11日 月曜日

早嶋です。



本日、社団法人九州ニュービジネス協議会に参加してきました。本会では、定期的に九州のベンチャー企業がビジネスプランを発表して、資金調達、販路拡大、事業提携先獲得、経営パートナー獲得を行うことを目的としています。今回のテーマは、「環境・リサイクルに関係する企業」です。



私も以前の会社で、一時期、電力の省エネという分野で環境ソリューションビジネスに携わった経験があるので、今回のテーマはどれも興味深いものでした。



そこで、環境関連の市場がどのようになっているのか気になったので簡単に調べてみました。ざっくり調べた対象は、本日の発表でもあった、「屋上緑化」に関するマーケットです。



市場規模としては、04年度に240億円程度であったものが、08年度の予測で750億円程度まで急成長するマーケットとして注目を集めています。



屋上緑化とは、建物の屋上や壁面を利用して樹木や草花などの植物を植えることによって空気清浄、温暖化防止、熱効率の向上等を目指すものです。東京や大阪の都市部では先行的に進められていましたが、近年は福岡などの地方都市でもよく見かけるようになりましたね。



この背景には、都道府県の条例や助成金制度がうまくマッチしていることがあるようです。そのため、大きいところはゼネコンから中小企業建設会社、造園会社、園芸資材会社、ハウスメーカー、ベンチャー企業など非常に多くの企業が参入しています。



ただし、市場規模は拡大しているものの、実績の4割は依然として東京に集中しています。特徴としては都市型のビジネスであると言えます。ただ、その動向は先に書いたように行政の条例で緑化を指導したり、屋上緑化に対する支援制度を設置していることから、今後は地方の都市にも広がり、マーケットは拡大傾向にあると推測できます。



屋上緑化が一般に広く認知されたきっかけは、愛・地球博でしょうか?愛・地球博の「バイオ・ラング」に向けて積極的な技術開発が進み、一般人にも十分にPRされたものとなりました。



屋上緑化は、将来的には安定した壁面への栽培として技術が確立されたら、さらに有望な市場となると思います。これは、屋上空間に比べてはるかに面積が広いからです。



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