プレゼン

2012年1月11日 水曜日

プレゼンテーション、プレゼン。多くの場合、1:nの一方通行のプレゼンをイメージするでしょう。

って事は、1:1のプレゼンも、双方向のプレゼンも存在するってことです。このことは、マトリクスを作ると簡単にイメージできます。
 1:1の一方通行のプレゼン。
 1:1の双方向のプレゼン。
 1:nの一方通行のプレゼン。
 1:nの双方向のプレゼン。
どれも自分の考えを相手に伝えるという意味では同じですが、一方通行と双方向では結果が異なります。

プレゼンの最大の目的は、自分の考えを相手に伝え、行動を促す事です。行動を促すということは相手を一方的に説得する、説き伏せるのではなく、納得して頂くことが大切です。そういう意味では、一方通行のコミュニケーションではドッチボールに相当するので、どうしても説得することに繋がります。従って、理想的なプレゼンとは1:1であれ、1:nであれ、双方向が望ましいでしょう。相手とキャッチボールを意識してプレゼンを行うのです。


相手を納得させるための構成要素は、結論と理由。例えば、いきなり突撃!といって命令を聞いて行動を起こすのは軍隊ぐらいでしょう。仮に、何で突撃するのですか?と聞いていたらその瞬間に打たれて殺されてしまうかも知れません。従って、軍隊では命令は絶対というルールが一般的です。しかし、我々の日常生活やビジネスでは違いますね。

何かをお願いされたら、或は提案されたら、きっとなんで?と考えますよね。つまり結論だけではヒトは納得しにくいのです。そのために、何で?に対する答えを伝える必要があります。結論と理由はセットであることが大切なのです。



コメント / トラックバック2件

  1. ぐるぐる より:

    本当にその通りですね。
    『散るぞ悲しき』は、太平洋戦争で、硫黄島守備隊を指揮した栗林中将についてのノンフィクション。壊滅必至の状況で、少しでも長く持ちこたえる作戦を取った。玉砕者が少なかった。なぜか? 栗林中将が、理由をしっかり説いていたからなんですね。硫黄島が落ちると本土空襲されてしまう。本土を少しでも長く空襲から守るため、長らえる、と。たんなる突撃、たんなる長期戦でない。
    いきなり突撃といって、軍隊は行動は起こでしょうが、その行動の効果は、やはり理由も聞かされた軍隊のほうが高いようです。(でも敵をだますには味方から、という逆のことわざもありますね。難しい)

  2. biznavi より:

    ヒトを動かすためには、結論だけではない。理由だけでもない。両方が必要ですね。そして、何よりもその理窟にその人の心も必要なのですね。

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