計画停電と生産活動

2011年4月8日 金曜日

都内、地方の小売店から納豆やヨーグルトが激減しています。ペットボトルが品薄になっているのは理解できる事でしょう。「皆が買い占めをしているのか?」


この原因は、計画停電にあります。納豆やヨーグルトを製造する過程で発行させる行程があります。例えば、納豆の場合は3日程度。この期間はある湿度や温度のに管理する必要があります。例えば、計画停電は今週はありません、今日は中止します、と短期的に連絡がくるとどうでしょう。製造側としては、連続稼働することが大前提ですが、実際は予期せぬ停電があるかもしれない。ということから機器を止めざる終えないのです。もし、製造途中に電気の供給が止まった場合、商品がだめになるだけでなく、製造機器にも問題がでるのです。


また、ほとんどの製造ラインは一度電気を入れてしまえば、電気スタンドの電気を入り切りするように簡単ではありません。電気を落とす場合も慎重に手続きを追って停止しなければなりません。また、再び電気を入れる場合は、各機器の動作確認等を踏んでから行う必要があります。これを怠ると別の要因によって最悪、製造機械を破損させるリスクがあるのです。


企業の生産活動は、計画に基づいて行われますが、その大前提は電力の供給でした。今回のように、計画停電がおこると、しかもそのスケジュールが計画できない場合、製造管理者はリスクを恐れて通常の生産が難しくなるのです。



コメント / トラックバック1件

  1. ぐるぐる より:

    発酵工程のあるパンは、生産工程が長く、停電があると、なかなか作りづらい、と大きく報じられましたね。
    知人がパスタ会社に勤めています。聞くところによると、工程は20時間かかるとか。乾燥工程が最大のキモだそうです。突発的な計画停電より、総量規制されたほうがいい、と言っていました。総量内でラインの加減ができるから。
    地震の一次的な被害は一瞬でしたが、放射能の健康への影響、電力不足の生産活動への影響は、これからジワリと出て来るのかもしれません。

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