消費税

2010年6月18日 金曜日

自民等が提案した10%の消費税について菅総理は1つの参考にするとの発言がありました。

現在、日本の財政は極めて危機的な状況だと思います。国の借金は880兆円(2009年度末)でGDP(国内総生産)比で180%です。国の財務状況を改善するために財政再建は必須です。消費税の引き上げは1つの有効な選択肢です。

しかし5%が10%になる!と言っても国民は納得しないでしょう。増税の前に行政の無駄を徹底的に潰さなければならないと思います。去年、今年と政府はパフォーマンス的に事業仕分けを行っています。ただ、こちらで削減できる額は1兆円程度。もっと無駄を省く必要があると思います。

国家公務員、地方公務員、国会議員。全てにおいて数が多すぎます。これらの人件費を削減する事を行動に移し、国の借金に対しての理解を国民に提示するなどが必要だと思います。

国の借金は880兆円。ポイントは今すぐゼロにする必要ではなく、これ以上増やさない事です。現在はのネックは、どんどん借金が増えている事です。2010年の予算では国債発行を44.3兆円としています。つまり2年くらいですぐに100兆円くらいの借金がまた増えると言う事です。

この状況が悪い事は誰でも分かります。そこで増税は分かります。但し、先に行ったように税金を増やす前に政府の無駄を省くのが前提です。1%の増税で歳入は2.5兆円増える試算です。

例えば国家公務員と地方公務員を2割くらい削減して人件費を減らし、更に国会議員の数を減らすと人件費削減分で3.5兆円程度が確保できます。事業仕分けと合せたら4.5兆円程度です。消費税分3%分です。

国民には、ここまで行ってもまだ歳入が足りない事を示せば理解を示すと思います。そこまで危機的な状況なんだ!と。

現在の国債発行が44.3兆円。上記の削減を行えば40兆円で済みます。かねてからの政策で国債の発行を30兆円以下に抑える!というのであれば、後増税で10兆円。つまり4%アップの9%程度まで消費税を引き上げます。などという事なのかな?と思います。
 


早嶋聡史





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