購買したくなる理由

2010年5月19日 水曜日

マーケティングはお客様から買って頂く仕組みを継続的に作ることです。

例えば、六法全書や会社法など、弁護士や会計士などのプロが毎年参照にする書籍。法律などですから毎年、何かしらの改変があります。プロとしては買わなくてはなりません。電子書籍では無いので、更新した部分の差し替えなどできません。

出版社からすると、大きな改変が無いので、差し替え作業のみです。しかし、毎年、定期的な人数が購入してくれる。これは、ある意味素晴らしいモデルです。

例えば公務員試験の参考書においても該当します。景気が悪くなると、公務員の人気が集まりますが、公務員試験専用の参考書においても上記の繰り返しが該当します。公務員試験で改訂した部分を知らなかったら、合格の確率が下がる!という動機で、必ず新しい版の書籍が売れるでしょう。そして、毎年受験する数が推測できますので、重要もある一定数は安定するのです。

占いの本もそうでしょうか?例えば細木数子さんの六星占術。こちらの本も、星座によって12種類の本がでます。そして、その内容は、全員に共通する内容+その星座に該当する内容の大きく2つのモジュールです。さらに、去年の内容+今年の内容という具合です。

12冊出していますが、該当する部分は少しで多くは共通部分。占いですので2010年度版、2011年度版などと毎年買い替えの需要が生じます。これもうまくできた仕組みです。


早嶋聡史







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