グーグル・チェックアウト

2006年7月5日 水曜日

早嶋です。



Googleがオンラインショッピング決算の仕組みを開始します。グーグル・チェックアウト。



Googleのインターネット広告には1つだけ欠点があったといわれます。それは、検索したユーザが検索した商品を最終的に購入したのかどうかと言うこと。例えば、Googleを使って「アーロンチェア」を検索して、その検索結果、そのユーザが椅子を買ったかどうかまでは分からなかった、ということです。



Googleが今回から開始するサービスは、これを解消するものとなります。つまり、決済機能を持つことで、検索した結果、そのユーザが購入したかどうかが明確になります。Googleはこれによって、インターネット広告が効果的だったかどうかが詳細に分かるという筋道です。



Googleがこのサービスを開始することは、以前より予測されていました。このサービス、グーグル・チェックアウトは、Googleのサイトやその他のサイトで商品を購入する時に利用できます。利用者は、ネット上の売り手に対して、自分のクレジットカード番号をその都度、入力する必要がなくなります。グーグル・チェックアウトに1回だけ、その情報や個人情報を入力することで、後はGoogleが管理してくれます。利用者は、以後の買い物をIDとパスワードで行うことが出来るようになり、Googleが代行して支払いの手続きを行うことになります。



検索して商品を見つけて、いざ支払い画面に来ると、その煩わしさから購入をあきらめる。このような経験があると思いますが、これが一気に解消されます。Googleの関係者は、「消費者にとっても売り手にとっても支払い過程を改善し簡単にするものさ」とコメントしています。



これらのサービスは、早い時期に海外、つまり米国以外でも開始されるでしょう。となると、これまで楽天のようなインターネット商店にとってはかなりの脅威となります。インターネット上で直接、売り手と買い手が、Googleの決済システムを利用することで結びつくからです。



このサービスの手数料は、売り手がグーグルに販売額の2%と20センとを支払います。これはクレジットカードの会社に直接しはらう額よりも少ないです。Googleは、個人の購買履歴を手に入れることになりますが、利用者としては、Googleの便利さを手に入れるか、Googleを利用しないで、従来の様に面倒くさい入力を行うか、選択することになるでしょう。



もっとも、これまでアマゾンで本を買ったりしている人は、如何にこのサービスが便利なのかを知っているので便利さをすんなり受け入れるでしょう。



—ただ今、ブログマーケティング実験中。—



実験の詳細は、『ブログマーケティング実験』『ブログマーケティング結果報告』をご覧ください。



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