ドイツの電車事情

2009年12月22日 火曜日

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ドイツは鉄道網が発達していて、移動はとても楽ちん!確かに本当であるが、ある程度の慣れが必要です。

まずは切符の購入。切符は乗車前に目的地分を購入します。購入する機械はドイツ語意外に様々な言語に対応していますが、英語メニューに切り替えるのも初めの内はひと苦労。駅には改札が無いので、電車に乗ってから購入しよう!などと思うと、中で追加料金を取られたり、場合によっては無銭乗車とみなされて高額の罰金を支払うはめになるので、事前購入が必要です。

時間に対する正確性ですが、日本の電車に乗りなれていたら大変です。イングランドでもそうでしたが、頻繁に遅れています。また、予定のプラットフォームもコロコロ変わる割にはアナウンスが少ないので、結構注意が必要です。電車の遅れの特徴として、全体が一気に送れるのではなく、ポツポツと電車によって遅れています。しかも、正確に出発した電車でも、徐々に遅れて目的に地に着く時間が遅れる事も多々あります。つまり、時間に対しては自己責任で余裕をもった移動が必要なのです。



日本で生活をしていると、「電車の時間が遅れたので」、などといった理由が通りそうですが、ドイツでは「それでどうしたの?(あなたが悪いでしょ?)」と切り返されるでしょう。仮に、駅員さんに「どうしてくれるの?間に合わないじゃない!」と言ったところで話にならないと思います。つまり、Complain、不平や不満を言ったところで何ともならないです。但し、代替案を自分で考えて提案すると通るようです。つまり、Claim、要求は通るのです。大陸では、自己責任が基本なのでしょう。何か起きた時でも、その代替案を要求として提案する事で、相手は聞き入れてくれる可能性があるのです。日本人は交渉下手と言いますが、文化的な背景がある事は否めないと思います。

早嶋聡史




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