セミナー報告

2009年12月12日 土曜日

本日は、りそな銀行ビジネススクールでした。今回のテーマは「問題発見・解決」です。

MBAで学んだ内容の中で、直ビジネスにつながっている内容は?といわれたら、この「問題解決・発見」を挙げることでしょう。勿論、そのままのタイトルで学んだわけではないのですが、2年半の間の中で、この考え方をずーっと実践しながら学んできたと思います。

ポイントは、実際に起きている問題は実は問題では無く、現象かもしれない!ということです。そのため、まずは現象としてどのような事が起きているのか?という事をWhat?のツリーを用いて分解していきいます。この時に、ロジックツリーだとかMECEの概念だとか、ロジカルシンキングのツールが大活躍します。

そして、現象を広く捉えた後に、本当の問題を定義します。この部分が問題発見の極意かもしれません。多くの場合、実際の問題を定義していない、あるいはあやふやなまま、解決策を見出すため、根本的な解決がなされないのです。従って、問題の定義のこのステップは極めて意味のある行動です。

さぁ、問題を定義することができたら次は、原因の分析です。この場合、問題からWhy?のツリーを使って、原因を分析していきます。それから原因が追究できた後は、それを今度はHow?のツリーを用いて、解決策を考えます。解決策を考えるポイントは、オプションを沢山出す事でしょう。

最後に、どれを実行するのか?という意思決定を行います。この場合、評価テーブル等を作成して選択していきます。1日の期間ですが、実際に銀行内で起きている現象を抽出して課題を定義、原因を分析、そして解決策の提案までをワークを通して行いました。

参加者の方々、1日お疲れさまでした。

早嶋聡史




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